サカセルコラム

塾選びから合格(または転塾)までSAPIX(サピックス)完全解説 Column

SAPIXの活かし方

塾選びから合格(または転塾)までSAPIX(サピックス)完全解説

2022.01.21

現在中学受験の合格実績で圧倒的な結果を残しているSAPIX。多くの合格者を生み出し、講師のよってブレの少ないそのカリキュラムからSAPIXを利用して中学受験をしようと考えている方、もしくは実際に現在SAPIXに通われている方も多いことでしょう。

自律学習サカセルは代表三宅自らの経験、そして多くのSAPIXに通っていた生徒の指導を行ってきた経験を基に、SAPIXを利用した中学受験で後悔しないための解説を行っております。

今回はSAPIXに入塾してから受験するまでに必要になる情報をまとめて紹介いたします。

目次

目次
  •  塾選び
  •  校舎選び・入塾のタイミング
  •  入室
  •  コース(クラス)
  •  講習
  •  テスト
  •  SAPIXと個別指導の併用
  •  SAPIXからの転塾

塾選び

自分の子供が中学受験で最大限成功を収められるよう、どこか中学受験対策の塾に子供を入れたいと考えた時、どのような塾を選ぶべきでしょうか。もちろん塾のそれまでの実績というのは重要な指標の一つでしょう。しかし、合格実績はその塾に所属している生徒数も考慮に入れて見なければいけません。優秀な生徒の割合が一定ならば、生徒数が多ければ多いほど実績もよくなるからです。

そこで実績以外に確認するべきなのは、SAPIXの進め方に生徒の性格や家庭の条件が合っているかどうかです。

自律学習サカセルとして提案しているSAPIXが向いているかどうかを確かめる条件は以下の3つです。

条件1. 競争を楽しめるかどうか
条件2. 家庭が全面的にサポートできるかどうか
条件3. 積極的に、挙手、発言できるかどうか

SAPIXには後で説明するように、1つの校舎に多くのコースが存在する大規模校があります。そこではテストのたびにコースの昇降が生じるプレッシャーがあります。その競争をストレスに感じる生徒にはSAPIXが向いてると言えないかもしれません。

また、SAPIXは意外にも通塾日数が短く、塾以外、つまり家庭でどれだけ生徒の勉強の質を確保できるかも鍵になります。家庭のサポートが必要になるのもそのためです。

そして、SAPIXで行われる授業は一方向のものではなく、先生と生徒の対話をベースに成り立っています。そのため、授業自体に参加できる生徒とそうでない子では学習効率に差が生まれるのです。

これらの3つのポイントから2つ以上を満たしていた場合はSAPIXに向いているタイプだと言うことができそうです。ただ、SAPIXの授業中だけ積極的になる生徒もいるため、普段の性格がこの条件に当てはまらないからといってSAPIXは向かないのだと落胆する必要はありません。詳しくは以下の記事をご覧ください。

関連記事:SAPIXに向く生徒、向かない生徒

また、SAPIX以外の塾にもそれぞれメリット、デメリットが存在します。例えば、日能研であれば塾で受験勉強を完結できる点はメリットですが、テキストがやや古く、進みが遅いことがデメリットの1つと言えそうです。また、早稲田アカデミーは講師の面倒見が良いケースが多いことがメリットである一方、カリキュラムが難関校向けで問題の取捨選択を適切に行う必要があることがデメリットと言えます。

このような塾同士の比較を行った上で自分の子供にあった塾を選択することが不可欠でしょう。

関連記事:SAPIXか、日能研か、早稲アカ・四谷大塚か?大手塾を受験のプロが比較

校舎選び

塾同士比較検討したのち、入塾するタイミングも考えたら次に考えなければいけないのはどこの校舎に入塾するかです。というのも、教室の規模によって雰囲気も異なりますし、SAPIXでは所属している校舎で6年生後期の志望校別講座まで学ぶことになるためです。

所属生徒が多い校舎は大規模校と呼ばれ、1学年で20コースを超える校舎も存在します。一方生徒が少ない校舎は小規模校と呼ばれます。

それぞれのメリット、デメリット、そこから考えられる特徴は以下のようにまとめられるでしょう。

大規模校のメリット

  •  多くの生徒との競争
  •  自分のレベルにあったコースの存在

大規模校のデメリット

  •  コースの上下によって頻繁に講師が変更になる
  •  コース昇降にプレッシャーがある

→「周りの生徒との競争を楽しめる生徒」に最適

小規模校のメリット

  •  同じ講師に一貫して教わることができる
  •  自分ペースで勉強が進められる

小規模校のデメリット

  •  競争が少ない
  •  志望校別特訓で自分の志望校のみの対策にならないことがある

→「周りを気にせずマイペースに勉強したい生徒」に最適

以下の記事ではそれぞれのメリット・デメリットに関してより掘り下げていいます。

関連記事:SAPIXの校舎、どう選ぶ?
関連記事:どう選ぶ? SAPIX大規模校と小規模校~大規模校編~
関連記事:どう選ぶ? SAPIX大規模校と小規模校~小規模校編~

入塾

さて、実際にSAPIXに入塾しようと決断し、校舎も決めた時に立ちはだかるのが入室する難しさです。その要因として大きく分けて2つあげられるでしょう。

①限られた定員数しか募集しておらず、誰でもいつでも入塾できるわけではないこと。

②入室テストの難易度が高く、合格に必要な点数が高く設定してあること。

定員数は教室によって異なります。多く設定してある校舎があるとはいえ、人気の校舎は新学年の2か月前には全ての学年の定員がいっぱいになり、締め切りが確定することも珍しくはありません。例えば2021年には4校舎でそのような状態が生まれていました。

そのため低学年から籍だけ置くご家庭も見受けられます。また、低学年でSAPIXに入塾する利点の一つとして入室テストの容易さもあげられます。4年生の4月以降の入室テストでは難易度が格段に上がるのです。

しかし、SAPIXに入室するということだけではなく、中学受験合格に向けた全体の流れの中で考えると、必ずしも早く入塾すればするほどよいというわけでもありません。

大手の塾に入塾するおすすめのタイミングは自律学習サカセルの講師の間でも意見が以下のように分かれるところです。

  •  小学3年生の秋
  •  新小学4年の2月
  •  新小学1年生

それぞれのおすすめ理由に関しては以下の記事をご覧ください。

関連記事:いつから中学受験塾に行き始めるべき?

新5年生や新6年生のタイミングになってしまうと一番ネックになるのはその入室テストの難しさです。4・5・6年生のそれぞれいつからSAPIXに通うことのメリット・デメリット、難しさについては以下の記事でも解説しています。

関連記事:SAPIXを4年生から始めるってどうなの?
関連記事:SAPIXを5年生から始めるってどうなの?
関連記事:SAPIXを6年生から始めるのに必要な学力は?入った後は何をすればいい?

入室テストの実施月を紹介すると、

1年生 7・1月実施
2年生 3・7・1月実施
3年生 3・7・1月実施
4年生 3・7・1月実施
5年生 3・7・1月実施
6年生 3・6月実施

となっております。

入室テストの対策やそのほかの入室資格の取得方法に関しては以下の記事をご覧ください。

関連記事:SAPIXの入室(入塾)テストは難しい?

SAPIXの特徴

ここからはSAPIXという塾の特徴として、偏差値とその教材の一部に焦点を絞って解説して行きましょう。

偏差値

中学受験の合格を目指して勉強していると指標として何回も見ることになるのが「偏差値」です。偏差値とは生徒のテストの点数を相対的に評価するものです。しかし偏差値で表記されるのは生徒の成績だけではありません。今までの生徒の情報から、各学校に入るのにおおよそ必要な偏差値が計算され、学校の難易度も偏差値で表記されます。

学校ごとに割り当てられた偏差値と自分のテストの偏差値を比べることでそれぞれの学校に受かるかどうかの見通しを立てることができるのです。

このような偏差値は大手の各塾で利用していますが、同じ中学校でも塾によって違う偏差値が表記されていることがあります。これは偏差値が相対的な指標であり、各塾に所属している生徒の成績の分布によって過去の合格者の偏差値が変わってくるからです。

さて、中学受験といえば必ず目にするこの指標ですが、自律学習サカセルとしては、SAPIXの試験における偏差値は万能で全ての中学受験生にとって参考になるものだとは考えていません。

SAPIXの模試の成績を基に算出される偏差値は偏差値40~60くらいの学力の優劣を明確にするものではあるものの、その他の範囲の生徒の学力を正しく測定しているわけではないと見受けられる事例があるからです。

基礎学力のレベルを測る目的であるならば、SAPIXの試験以外の受験も視野に入れるのがよいでしょう。

また、模試というのは実際に受験する学校の傾向と必ずしも同じというわけではありません。そのため、6年生に入り、受験が目前に迫ってきたらSAPIXの模試の偏差値にとらわれすぎず、過去問でどれだけ点数を取れているかを見ていくほうがよいと言えそうです。

関連記事:SAPIX偏差値の読み方

SAPIXの教材

ここではSAPIXの教材の中でも国語に絞って解説をしていきたいと思います。

4年生の場合

SAPIXには授業のメイン教材としてデイリーサピックスが2冊あります。それらはAテキストとBテキストと呼ばれています。授業内に全ての内容を取り扱うことはできないため、私が授業をするとしたら授業と家庭学習でテキストをそれぞれ以下のように扱う内容を分けるかと思います。

授業

  •  Aテキスト:「次回のデイリーチェック出題範囲」
  •  Bテキスト:「確認しよう」「内容を理解しよう」

自宅学習

  •  Aテキスト:「漢字練習」「読解演習」「知の冒険」
  •  Bテキスト:「ならびかえてみよう」「内容を整理しよう」「正しい形に直してみよう」「練習問題」

この中で言うと特に「ならびかえてみよう」「内容を整理しよう」はおススメの内容になっています。というのも、このような文章問題において話全体の流れを捉える練習は他の国語の他の問題集では中々見当たらないからです。「次回のデイリーチェック出題範囲」などの具体的な各項目の説明については以下の記事をご覧ください。

関連記事:【国語】どのテキストをやればいいの?SAPIX 4年生編

5年生の場合

4年生の時と同じく、デイリーサピックスのAテキストとBテキストと呼ばれる教材を使用します。もし、私が授業をするとしたら、授業の内容と自宅学習は以下のように振り分けるでしょう。

授業

  •  Aテキスト:「次回のデイリーチェック出題範囲」
  •  Bテキスト:【文章全体をとらえる問題】

自宅学習

  •  Aテキスト:「漢字練習」「読解演習」「知の冒険」「コトノハ」
  •  Bテキスト:「読解教室」
  •  言葉ナビ

こちらの自宅学習では、Aテキストの「読解演習」は余裕があれば、そしてAテキストの「コトノハ」、Bテキストの「読解教室」はおススメの内容になっています。

関連記事:【国語】どのテキストをやればいいの?SAPIX 5年生編

6年生の場合

さて6年生もそれまでと同じく、デイリーサピックスのAテキストおよびBテキストを使用します。私が授業の担当をしていたら以下のように授業内容と自宅学習用の内容を分けるでしょう。

授業

  •  Aテキスト:「次回のデイリーチェック出題範囲」
  •  Bテキスト:「授業用の問題」「読解力チェック」から【文章全体をとらえる問題】

自宅学習

  •  Aテキスト:「コトノハ(家庭用課題)」「読解演習」
  •  Bテキスト:「読解教室」
  •  漢字の要
  •  言葉ナビ

特にAテキストの「漢字の要」「次回のデイリーチェック出題範囲」、言葉ナビの該当範囲は必ず勉強するべきでしょう。授業内に行われるデイリーチェックは小テストという扱いだと思いますが、毎回点数をしっかり獲得することは生徒の自信にも繋がるため、以上の「点数が出る」課題は重要でしょう。

関連記事:【国語】どのテキストをやればいいの?SAPIX 6年生編

SAPIXのコース(クラス)

SAPIXに通っている間どうしても気になるのはSAPIX内のクラスでしょう。SAPIXではクラスという名前ではなくコースと呼ばれます。

このコースの数は校舎によって大きく幅があり、3クラスしかないという校舎もあれば、32コースを持つというマンモス校まで存在します。上の校舎選びの項目で書いたことを踏まえると、前者は小規模校、校舎は大規模校ということになります。

偏差値56程度以上の生徒向けのコースの名前にはαの文字がついていて、組み分けテストで好成績を上位200位に入ってもクラス落ちが発生するほどの熾烈な競争が繰り広げられています。ただ、α以外のコースの質が悪いというわけではなく、そこはSAPIXの強みである安定した授業の質が担保されています。

また、6年生になると志望校の名前が付けられた講座も実施されます。志望校対策をする講座とそうではない講座をわけると以下のようになっています。

特に志望校対策がないコース

  •  毎週土曜日午後の「土曜特訓(土特)」

志望校に向けた対策があるコース

  •  ゴールデンウィークの「GS特訓」
  •  夏休みの「夏期集中志望校錬成特訓」
  •  6年生の9月から始まる毎週日曜の「SS特訓」

関連記事:SAPIXのコース(クラス)の仕組みは?

特別講習

通常授業の他に中学受験に向けた学習の中で大きな割合を占めているのが長期休みにある特別講習です。ここでは、SAPIXの各特別講習に関してメリットや気を付けるべき点を解説していきます。

ゴールデンウィーク期間(GW)のGS特訓

春休みが終わり新学年もひと段落した後にあるのがゴールデンウィークです。

まず、各学年の生徒にとってゴールデンウィークは以下のような位置づけになるでしょう。

4年生

  •  新年度からゴールデンウィークまでの取りこぼしを埋める機会
  •  受験本番まではまだ時間があるため、家族と過ごす時間や志望校の行事に参加するのも良い

5年生

  •  苦手科目や苦手分野の克服を目指す
  •  学校見学や旅行で受験に対してモチベーションを落とさないようにする

6年生

  •  長時間の勉強時間を確保できる貴重な期間
  •  1週間ずっと勉強を続けると体力的にきついため、気分転換で半日程度運動をするのもよい

SAPIXでは志望校別の特訓講座が朝の9時から夕方の5時まで行われます。SAPIXの授業にしては珍しく長時間にわたる授業のため、体力的な負担と同じく効果も大きいものになっています。

GS特訓を受講するメリットとしては以下のものが挙げられます。

  •  志望校に合格するのに必要な学力と自分の学力の差を測ることができる
  •  集中して長時間の勉強をする時間を確保できる
  •  受験に向けたモチベーションを高められる

このようにメリットがあるGS特訓ですが、以下のような生徒にはGS特訓を受講しないという選択肢もあります。

  •  自分が目指している志望校に向けた対策コースがない
  •  GS特訓を行うことなく、自分が学ぶべき単元や弱点を把握している
  •  長時間の授業を行うための体力に自信がない

関連記事:SAPIX6年生 どうするGS特訓!?
関連記事:SAPIXに通う生徒向けゴールデンウィーク(GW)勉強!

夏期講習

「夏休みは中学受験の天王山」とよく言われます。

そんな夏休みに関して全学年通しての大前提が

1. なるべく授業を休まないこと
2.「自分はなんでもできる」と思わないこと

の2つです。中学受験は最後の最後まで積み上げたものによって点数に違いが生み出せますが、裏返せば油断して手を抜くとその時に積み上げている他の生徒に点数の違いを付けられてしまうということでもあります。

そのため、夏休みには

  •  毎日の学習事項で分からないことがあったら次の日持ち越さず、その日に解決すること
  •  体調が悪くなったら休むことを疎かにせず、コンディションの維持を優先すること

も重要になります。

最初の前提で「なるべく」授業を休まないことと書いたのは、時と場合によっては「休むこと」に集中した方がよい場合もあるからです。

さて、具体的にSAPIXの夏期講習を見てみると、小学校の夏休みの間毎日授業があるわけではありません。

  •  4年生なら14日+テスト
  •  5年生なら20日+テスト
  •  6年生なら夏期講習18日+夏期志望校別集中特訓5日+テスト

となっています。

各学年の夏期講習における各回のアドバイスは、以下の学年別に解説した記事をご覧ください。

関連記事:SAPIXの夏期講習、特徴や注意点を解説!
関連記事:SAPIXの夏期講習5年生はどう過ごすべき?
関連記事:SAPIXの夏期講習6年生はどう過ごすべき?

冬期講習

小学校の長期休暇の際に行われる特別講習としては学年で最後のものになるのが冬期講習です。

4年生、5年生の冬期講習では、SAPIXとしては珍しく復習中心でカリキュラムが組まれている科目があります。自分の知識が抜けている箇所がある場合には、埋め合わせをする絶好の機会になるでしょう。

6年生にとっては受験前最後の季節講習になります。4年生や5年生と同じような「冬期講習」の他に「正月特訓」も受講することになります。ここでSAPIXの冬期講習の特徴としては志望校別コースである「SS特訓」のクラス別に授業を行うことが挙げられます。より志望校の特徴に合わせた授業を受けることができます。

各学年の冬期講習における各回のアドバイスは、以下の学年別に解説した記事をご覧ください。

関連記事:SAPIXの冬期講習、4年生で気を付けることとは?
関連記事:SAPIXの冬期講習、5年生で気を付けることとは?
関連記事:SAPIXの冬期講習、6年生で気を付けることとは?

SAPIXのテスト

次にSAPIXのテストを見てゆきましょう。

SAPIXには以下のように様々なテストがあります。

組み分けテスト

組み分けテストの実施タイミング、特徴は以下のようになっています。

実施タイミング:1月、3月、7月前半の日曜日
範囲:テスト時点で学習している内容全て
特徴:コースの昇降が無制限、入室テストも兼ねている
平均点:5割強が多い

関連記事:SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?算数編
関連記事:SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?理科編

マンスリーテスト

6年生の6月まではマンスリー確認テストという名前ですが、6年生の夏期講習後からはマンスリー実力テストという名前に変化します。

マンスリーテストは組み分けテストと共通している部分と相違している部分があります。

マンスリー確認テスト

実施タイミング:組み分けテストがない月(2、4、5、6、8、9、10、11、12月)
範囲:直近に学習したテキスト5回分+講習の内容
特徴:コースの昇降が校舎のコース数×0.2
平均点:6割弱が多い

関連記事:SAPIXのマンスリーテストってなんだろう?

関連記事:SAPIX5年生 10月度マンスリー確認テストのポイント
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関連記事:SAPIX5年生 5月度マンスリー確認テストのポイント(算数)
関連記事:SAPIX6年生 4月度マンスリー確認テストのポイント(算数)

関連記事:
SAPIX新6年4月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編
SAPIX新6年4月マンスリーで押さえるべきポイント!国語編
SAPIX新6年4月マンスリーで押さえるべきポイント!理科編
SAPIX新6年4月マンスリーで押さえるべきポイント!社会編

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SAPIX新5年4月マンスリーで押さえるべきポイント!社会編

マンスリー実力テスト

実施タイミング:組み分けテストがない月(2、4、5、6、8、9、10、11、12月)
範囲:テスト時点で学習している内容全て
特徴:コースの昇降が無制限
平均点:6割弱が多い

復習テスト

復習テストはその名の通り、内容の理解度を測るものになっています。

実施タイミング:1月、3月、7月前半の日曜日
範囲:直近に学習したテキスト5回分+講習の内容
特徴:コースの昇降なし

サピックスオープン

サピックスオープンはSAPIXが主催している公開模試です。大きく分けて5種類あります。

実力診断サピックスオープン

実施タイミング:4年生の10月、5年生の5月
特徴:その場で考える問題の比率が高い。難易度も高い
平均点:50%を切るほど低めになることも多い

関連記事:実力診断サピックスオープって何だろう?

志望校診断サピックスオープン

実施タイミング:5年生の9月
特徴:Aタイプ→基本的な知識の量やその使い方を見る。Bタイプ→発想、作業力、記述力を見る

志望校判定サピックスオープン

実施タイミング:6年生の4月と6月
特徴:Aタイプ、Bタイプで合わせて8科目実施される。難易度はBタイプを中心に高め。午後受験の予行演習になる
平均点:5割を切ることも多い

関連記事:6年生 志望校判定サピックスオープンの活かし方

合格力判定サピックスオープン

実施タイミング:6年生の9、10、11、12月
特徴:広範な受験者層に対応するために問題は易しめに作成してある。
平均点:6割強になることが多い

関連記事:合格力判定サピックスオープンって何?対策・復習はどうすればよい?

学校別サピックスオープン

実施タイミング:9~12月の日曜、祝日
特徴:2回実施される学校は第1回が直近の試験を下敷きにしたもの、第2回がオリジナルの予想問題になっている。判定の精度が高い

これらのテストに対する対策として模試の過去問を使おうと考える人が昔からいました。実際SAPIXのテストを転売したことで書類送検された人もいましたね。

もちろん、模試の過去問を使用した勉強は自分の実力を試す機会を増やせる、テスト形式での経験を増やせるという点で有効です。しかし、万能かというとそうではありません。過去問を解くことが演習として価値あるものになるのは、範囲があるテストのみです。勉強のオプションの1つとして気軽に捉えるべきだと思います。

関連記事:SAPIXのテストには何がある?どう対策するべき?
関連記事:SAPIXの模試の過去問って使える?

SAPIXと個別指導の併用

SAPIXの授業は上で説明しているように、通塾日数が短くなっています。そのため、塾以外での学習をどれだけ家庭が協力して質の高いものできるかがSAPIXに向いているかのポイントです。しかし、家庭では仕事との兼ね合いで学習の監督に時間を割くことができない場合もあるかもしれません。そのような場合に考慮に入れたいのがSAPIXに通いながら個別指導塾を併用することです。

個別指導塾には以下のようなメリットがあります。

  •  SAPIXの教材を取捨選択して学習内容を最適化してくれる
  •  特定の知識が抜けていた場合にそこまで振り替えて学習できる
  •  算数オリンピック対策などSAPIXにはないアプローチが取れる

しかし、このようなメリットがあったとしても、現状4科目で特に点が伸び悩んでいるものがない場合は個別指導を急いで考える必要は無いと思います。

もし、6年生の9月から始まる入試演習の様子を見てからでもよいでしょう。

一方、SAPIXの教材を活かしきれておらず、中々学習の成果が出ない場合には、個別指導塾のメリットを得るのが良いでしょう。

以下のように生徒や家庭の状況によってプロの教師か学生のどちらにお願いするかを変えるのをおすすめしています。

プロ講師→学習内容の最適化、基礎知識の導入が必要な時
学生講師→学習内容は定まっているが、学習習慣のサポートが必要な時

また、以下のような場合には個別指導塾に完全に切り替えるのも視野に入れるのがよさそうです。

  •  SAPIXの授業で完全に取り残されて、授業中ただ座っているだけになっている時
  •  集団授業を受けていても志望校合格のイメージが描けない時

関連記事:SAPIXに行きながら個別指導の併用って必要?

SAPIXからの転塾

上ではSAPIXと個別指導塾に同時に通う場合について解説しましたが、SAPIXから他の塾への転塾を考えることもあるかもしれません。

しかし、自律学習サカセルとしてはSAPIXから他の大手の集団塾への「転塾」よりもまずはSAPIXの校舎を変える「転校」の道を探った方が良いと考えています。

というのは、転塾してしまうとカリキュラムも変わってしまい、まずはその転塾先のカリキュラムや進め方になれることに時間がかかってしまうからです。その点、転校であれば、カリキュラムを継続することができます。

もし今いる校舎から転塾を考える理由がもし

  •  同じ校舎の子とトラブルになる
  •  現状の校舎で競争が多すぎる(少なすぎる)

というものの場合、校舎を変える転校でも解決を測ることができます。

上記を踏まえて転塾を考えるべき理由となると以下のものになるでしょう。

  •  成績不振
  •  学習習慣がついていない場合

しかし、成績に関してはSAPIXで偏差値40までに留まっている場合は、転塾しない方がその後得られるものの方が大きいと思います。ただ、偏差値30台の場合は教材のレベルが生徒に会っていない可能性があります。2つ目の学習習慣の問題がある時と同じように転塾を考えてもよいでしょう。

関連記事:SAPIXの算数についていけない!こんな時どうすればいい?
関連記事:SAPIXから転塾転校するならいつ、どこがよいのか
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自律学習サカセル

この記事を書いたのは...

自律学習サカセル

池尻大橋駅から徒歩2分。
国道246号線沿いの個別指導塾、家庭教師センター。
特に中学受験は専門プロ講師によるコースを設置し、高い実績をあげている。
東大・ 医学部・早慶大生を中心に意欲の高い講師が指導する、中高一貫校・大学受験コースにも定評あり。

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