SAPIXにおける中学受験の学習は、新4年生の2月からの3年間で完結します。
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3年生のうちに中学受験を志して、早速行動を起こしているならば、良いペースと言えますよ。
まずは入塾を目指して学習し、入塾後は毎回のテストをペースメーカーに学習を軌道に乗せ、志望校に向けての歩みを進めて行きましょう。
今回は入塾の時期や入室試験の内容、対策に関してお話ししていきますね。
1. 入塾時期
さて、まずはSAPIXへの入塾時期です。
これはもう断然、早いにこしたことはありません。
いったん入塾を見合わせて基礎力をつけようとしている間に、SAPIXのカリキュラムはドンドン進んでしまいます。
むしろ差が開いていく可能性のほうが高いですよ。
思い立ったタイミングで準備を始めて、早い段階で入室試験を受け、入塾出来たらそこからカリキュラムに乗ってコースを上げていけるよう考える方が得策です。
新4年生からのスタートを確定できる、3年生の1月に実施される入室テストまでに合格しておけると良いですね。
なお最近は低学年のうちに新規入室者を締め切る校舎も増えてきました。
早めに校舎に問い合わせて、新規入室者をそもそも募集しているか確認しておけると良いでしょう。
校舎によっては年度の切り替え時に募集を再開したり、2号館や3号館を新設して募集を再開したりするケースも多いですよ。
2. 入室試験の内容
SAPIXの入塾試験は「内部生のカリキュラムについていけるか?」を基準に合否の判定がなされます。
試験内容は1・3・7月の入室テストに関しては内部生の組分けテストと全く同じものになり、その他の時期の入室テストは過去の内部生のマンスリーテストや組分けテストが課されます。
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4年生前半までの合格点は内部生の偏差値換算で40くらいです。
点数では5割弱くらいですね。
とは言え、SAPIXの学習内容と普通の小学校での学習内容の乖離はきわめて大きいので、偏差値40と言って、たかをくくらないよう気を付けましょう。
もし小学校のテストで100点ばかりだとしても、特殊な知識が数多く問われたり、論理的な思考力が問われたりする中学受験向けのテストでは、手も足も出ないということは多々あります。
のちほどお話しするように、ある程度の対策を講じてから入塾試験に挑むようにしましょう。
なお合格基準は時期が遅れるほどに高く厳しくなっていきます。
こちらも早めの入塾を勧める理由の1つになりますね。
3. 入室試験の対策
先ほどの話の通り、SAPIXの入塾試験と普段の小学校での学習との乖離は非常に大きいものになっています。
SAPIXでの中学受験の学習をゼロから始めるのは、時期が遅れれば遅れるほど大変なので、なんとか早めに入室できるように準備を進めましょう。
新4年生からの入塾なら算数・国語の2科目で、算数の試験内容も「計算」「一行題」「推理・パズル」が中心なので、知識不足でもそこまで不利にはなりません。
算数に関しては3年生の間に、中学受験生としての基本的な計算力(普通の小学生レベルでは不足します、1学年の先取り程度が目安)と、算数の問題文を正しく読み取り適切に式や図で言い換える力を身につけておきましょう。
計算力に関しては公文式や市販のドリルで構いません。
算数の一行題などの基礎学力に関しては市販教材の「最レべ算数問題集」などが有効でしょう。
もし間に合うようならSAPIXの通信教育の「ピグマ」や、市販教材の「きらめき思考力アップ」なども併用して、推理やパズル系の問題への準備も進められると完璧です。
4年生の途中からの入塾の場合は、ある程度はSAPIXのカリキュラムに沿った準備が必要です。
公開されているSAPIXのカリキュラムを参考に、予習シリーズなどの市販教材を用いて、自身で学習を進めておくことは必須でしょう。
SAPIXの入室試験の過去問を入手し、どのような出題が課されるかを事前に確認することも効果的です。
ただ過去問と同じ観点の問題が出されることは決して多くはないので、あくまでも傾向を把握するものとして活用しましょう。
SAPIXを4年生から始めるときは...
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入塾時期はできるだけ早くしたほうがよい
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入室試験は内部生のカリキュラムについていけるかが基準になっている
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組み分けテストやマンスリーテストが使用され、点数は5割弱が合格ライン
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SAPIXの入塾試験と普段の小学校での学習との乖離は非常に大きいため準備が重要
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