この記事を書いたのは...
O.H
昭和大学医学部4年のO.Hです
実家ではポメラニアン4匹とポメプーを1匹飼っています。
動物大好きです。
個別指導・家庭教師の自律学習サカセル
サカセルコラム
ようこそ渋渋ワールドへ:教育目標と研修旅行 Column
こんにちは。昭和大学医学部4年のO.Hです。前回に引き続き、私の母校“渋谷教育学園渋谷中学・高等学校”についてご紹介させていただきたいと思います。
今回のテーマは
これは渋渋での6年間の教育目標の一番根幹となる考え方です。
言葉の意味は文字通り、“自らの手で調べ、自らの頭で考える”。すべての教室に校長先生の手書きで飾られている程、渋渋生にとっては切っても切れない言葉なんです。今の時代には、スマートフォンやタブレット、パソコン、TVなど様々な媒体があり、情報があふれています。
そんな情報を鵜呑みにするのではなく、自らの手で手に入れた情報の真偽を自らの頭で考え、判断する能力を身につけられることが要求されています。
“自調自考”という概念を身につけるための取り組みの1つとして、高2まで毎年研修旅行があります。
(ちなみに、私の時は中1;鎌倉、中2;信州、中3;奈良、高1;広島、高2;中国or九州でした。)
研修旅行という名目ですが、全然厳しくないんです。各自で興味があるテーマを絞り、同じようなテーマの友人と5,6人程度のグループを作って、行先を決めます。例えば中2の信州研修なら、きちんとテーマに沿っていれば上高地にいこうと松本城に行こうと何してもいいんです。
(私はテーマを農畜産業などとして、リンゴ狩りにいったりそばを打ったり、牧場にいってソフトクリームを食べたりしていました…(笑))
県内での行動が自由なわけで、もちろん交通手段も自由なんです。自転車をレンタルしても、バスに乗っても、路面電車に乗っても何をしても許されるこの解放感(笑)。さらに驚きなのが研修当日も現地集合・現地解散だということ。
ここまで自由すぎると親御さんはさぞかし心配のことと思います。でも大丈夫。一応、何時の新幹線に乗って何時に現地に着き、県内ではどのような行動をするのか、何時に宿に帰るのか、お昼ご飯やお土産の予算などを細かく書いた計画書を提出してから出発します!(私は、お昼ご飯の予算3000円、お土産代10000円と平然と書かれた豪遊計画書を親に見せて怒られていました…(笑))
そして研修旅行の一番の魅力はなんといっても勉強から離れられること!!!私にとってはこれが一番大事だった覚えがあります(笑)
…と、ここまで読むと「遊んでばっかりじゃん!」と思われてしまうかもしれませんが、研修旅行で楽しむための大前提として、“自調自考”の概念があります。行きの電車から現地での行動、帰りの電車まで、無限の選択肢が与えられます。その中から、自分たちで情報収集をし、計画を立てて準備をするからこそ、当日に楽しむことができるのです。
修学旅行はどこの学校でも定番の行事ですが、毎年研修旅行がある学校ってあんまり無いと思います。楽しさの中にもきちんと自分で考える力を養える渋渋の研修旅行。是非、渋渋に入学していただいて、全力で楽しんでもらえたらと思います。
この学校紹介は全5回の連載形式で行われています。ぜひ他の回もご覧ください。
この記事を書いたのは...
O.H
昭和大学医学部4年のO.Hです
実家ではポメラニアン4匹とポメプーを1匹飼っています。
動物大好きです。