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ようこそ渋渋ワールドへ:渋渋について Column

学校紹介

ようこそ渋渋ワールドへ:渋渋について

2020.08.25

こんにちは。昭和大学医学部4年のO.Hです。今日は私の母校である“渋谷教育学園渋谷中学・高等学校”についてご紹介したいと思います。

どこにあるのか

まず驚くのが立地です。学校名に2回も“渋谷”と入っているように、本当に渋谷のど真ん中にあります。

そして渋谷という立地のためなのか、すごく縦に大きいです。なんと地下1階・地上9階もあります。(普段はエレベーターを使用することはできますが、朝の登校してきた時は使えません。このルールと縦長の校舎のおかげで6年間通うと足腰が鍛えられます(笑))

これも驚かれることが多いのが、校門が無いということ。歩いていると突然噴水が現れ、よく見ると“渋谷教育学園渋谷中学・高等学校”と書かれた石碑を見つけ、ここでようやく「ここ学校だったのか!」と言われることが多いんです…。(校門は無いですが、入り口にはちゃんと守衛さんがいらっしゃいます。)

そして極めつけは校庭が無い事!!屋外の運動施設はテニスコートが一面あるのみということ。インドア派の私にとってはこれがありがたかったのですが…(笑)。因みに、校庭はありませんがハイテクな体育館が3つありますし、登戸と宿河原にグラウンドを持っているので体育の授業や部活動の心配はありません!

チャイムがない!

ユニークなのは校舎だけではありません。

授業時間が45分というのは普通だと思いますが、普通じゃないのは“ノーチャイム制”であること。ノーチャイム制とは、授業の開始時や終了時にチャイムが鳴らないということです。親御さんの中には、このノーチャイム制に対してマイナスな印象を持たれる方も少なくないと思います。実際私の母も入学するまでは、授業と休み時間のメリハリがつかないんじゃないかと心配していました。

実際はそのような心配は必要ありません!

むしろチャイムが無いことで、腕時計をつける習慣が身に付き、時間をこまめに確認するようになりました。縦長校舎なため、授業によっては7階の音楽室から地下1階の体育館までのような大移動をしなくてはならないこともあります。こうした環境で6年間過ごすことによって、自然と時間を気にして行動するという習慣がつくようになります。

校舎や授業時間などユニークな点が多い渋渋ですが、渋渋の生徒はお嬢様・お坊ちゃまが揃うという印象はなく、元気な子でも大人しめな子でも過ごしやすい環境だと思います。

帰国子女が多い印象はありますが、英語の授業にとても力を入れているため、生まれも育ちも日本の生徒でも帰国子女の子達と混ざって英語で会話することができるようになる子もいます。生きた英語が身につくのも魅力だと思います。

自由な校風であるため、きちんとした目的があれば自分のやってみたいことに挑戦させてもらえることもあります。海外での交流プロジェクトへの参加させてもらえたり、文化祭で民間の啓発活動に賛同した活動を行わせてもらったりと様々なことにチャレンジすることができます。そのためか、将来の夢をはっきりともっている生徒が多い気がします。医学部や法学部に憧れてチャレンジする人もいれば、生まれも育ちも日本だけど海外に憧れて留学をする人もいます。

最後は少し真面目な内容になってしまいましたが、渋渋はとても楽しい素敵な学校だったと思います。この記事を読んでくださった方が少しでも渋渋に興味をもっていただけたら幸いです。


この学校紹介は全5回の連載形式で行われています。ぜひ他の回もご覧ください。

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O.H

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O.H

昭和大学医学部4年のO.Hです
実家ではポメラニアン4匹とポメプーを1匹飼っています。
動物大好きです。

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