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ようこそ渋渋ワールドへ:校長講話と論文 Column

学校紹介

ようこそ渋渋ワールドへ:校長講話と論文

2020.09.09

こんにちは!昭和大学医学部4年のO.Hです。母校“渋谷教育学園渋谷中学・高等学校”の紹介も4回目ですね。今日は渋渋ならではのイベントについて2つほどご紹介したいと思います。

校長講話

 まずご紹介したいのが“校長講話”。一か月に一回ほど土曜に行われ、この日は正装で臨みます。何をするのかというと、漢字の通り校長先生である“田村哲夫”先生のありがたい?講話を学年全員で聞きます。

この講話は中学1年~高校3年まで、それぞれの年代にとってふさわしい内容になるように構成されています。(ふさわしい内容といってもやんちゃ盛りの中高生には、どれも難しく…(笑)いかにして睡魔と戦うかという修行のような時間です(笑))ただこの“校長講話”手強いことに、講話の後に感想文を提出しなくてはならないんです…。うかうか寝てもいられないという…。

しかもこの感想文が意外と量があったり…(笑)(レポート用紙一枚分なんですが、難しい哲学のお話だったりするので、「か、感想って言われても…」ってなります。それと、生徒が書いた感想文を、“田村哲夫”校長先生自らが一枚一枚読んでいるんです(笑))

ちなみに、渋渋を目指されている親御さん方の中にはご存じの方もいるかと思いますが、渋渋の校長先生である“田村哲夫”先生、様々な方面でお偉いさんをやっていて…実はかなりすごい方なんです!そんなすごい先生の講話をタダで聴けるなんて…!!今思い返してみると、ありがたいお話だったなぁ…と思ったりもします(笑)

自調自考論文

 そして、もう一つの在学中の一大イベントとして、“自調自考論文”があります。これは言わば卒業論文。高校1年~2年の間に、名前の通り“自調自考”でテーマを考え10000字程度の論文を書き上げます。正直、この時期に論文を書くのはなかなか辛いですが、学年の中から10人ほど優秀作品が選ばれ、賞状がもらえます。

研究テーマは本当に人それぞれで、私の同級生では趣味のたまごっちをテーマにしている人や、宗教をテーマにしている人、社会学をテーマにしている人など、多種多様でした。苦労は多かったし、発表の準備も大変でしたが、終わった後の達成感が良かったです。(ただ、この発表会が終わると一気に受験モードになるのがつらいんですよね…。)これまで培ってきた“自調自考”の心構えが試されるイベントでもあるのです。

 今回は渋渋ならではのイベントとして、“校長講話”と“自調自考論文”についてご紹介させていただきました。(すごく軽い調子で“田村哲夫”先生について書いてしまいましたが、本当にすごい方です。様々な権威をお持ちの方ですが、普段校内ですれちがった際にはとても気さくに話しかけてくださる優しい方です。)

 この記事を読んでくださった方が一人でも多く渋渋に入学して、“田村哲夫”先生の素晴らしいお話に耳を傾けていただければと思います。


この学校紹介は全5回の連載形式で行われています。ぜひ他の回もご覧ください。

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O.H

この記事を書いたのは...

O.H

昭和大学医学部4年のO.Hです
実家ではポメラニアン4匹とポメプーを1匹飼っています。
動物大好きです。

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