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母校紹介:麻布学園の文化祭・運動会 Column

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母校紹介:麻布学園の文化祭・運動会

2020.08.09

こんにちは!サカセルで講師をしている大学4年生です。

引き続き、私が通っていた中高「麻布」について書いていこうと思います。

今回は文化祭・運動会にフォーカスをあてて書きたいと思います。

麻布の文化祭・運動会に初めて触れたのは小学校の頃でした。

他校に比べると非常に個性的だったので今でも鮮明に覚えております。

例年、春に文化祭、秋に運動会を開催します。

文化祭と文化祭実行委員会

多くの1年生は入学すると上級生から文化祭実行委員会への勧誘(激しめ)を受け、どこかしらの部門(文化祭実行委員会は「美術部門」や「統制部門」など様々な部門)に所属します。

私は「飲食部門」に所属し、部活動の無い日は「部門会」に放課後参加していました。

「部門会」というのは部門員が集って皆で遊ぶ会です。

当時は高校生の先輩が非常に大人に見えたものです。

文化祭当日は食堂スペースを使った飲食店展示の整列や半券配りなども行った記憶があります。

当然暇な時間も多いので、友人と色々な展示を回ったりもしました。文化祭最終日は特に盛り上がります。

いわゆる「後夜祭」です。

来場者の女の子を誘ってステージの企画に参加したり、マイムマイムをやったりします。

高校2年生にとって涙涙の最後の「祭典」、それ以外の生徒にとっても年に一度の特別な日。

準備期間やら予算申請、当日のアクシデントなど様々な思い出が各生徒の心に残っています。

ちなみに多くの生徒が「人生初のナンパ」を文化祭期間中に経験します。

当時知り合った女の子と今でも連絡を取り合ったりします。

文化祭展示

もう一つ言及しておきたいのは展示の話です。

麻布には「〇〇ヲタク」が非常に多いです。ここでいう「〇〇ヲタク」とはナードということではなく、「〇〇マニア」であるということです。

例えば、主要運動部のエースが、オセロの日本チャンピオンだったりするわけです。

そんな個性が300人集まっているので文化祭の展示もマニアックで濃いものが多いです。

一部の生徒に関しては趣味を職業にしてしまう場合もあります。

卒業後東大に進学し、就職をせずにプロゲーマーになる生徒などもいます。

私自身は職業にできるほどの特技がなかったので来年からは総合商社に就職しサラリーマンをやりますが、同窓会では実際に面白い道に進む(結果まで出す)同期を多数見かけます。

「ダイバーシティ」は昨今のキーワードですが、130年間「ダイバーシティ」を体現し、多くの著名人や社長を輩出してきた麻布に、少し関心がわいてきませんか?

運動会

次に運動会について説明しようと思います。ゴチャゴチャと説明する前に、まず第一印象、とにかく騎馬戦が多いです(笑)。

「え?運動会じゃなくて騎馬戦大会?」というレベルで騎馬戦が多いです。

運動会で最も面白い競技は確かに騎馬戦であることは間違いがないのですが、外部の人間が観たら恐らくカルチャーショックですね。

他にも変わった点としては各学年ごとに特殊な(オリジナル)競技が存在していることです。

いわゆる徒競走や玉入れとも違う不思議な競技が多く存在しているのですが、ルール設計がしっかりしていて、なかなか良くできています。

リレーに関しては縦割りでクラスの代表者二名が走り、上級生にバトンをつなぎます。

例えば高1-1の代表①→高1-1の代表②→高2-1の代表①のようにリレーし、最終的にクラス間の順位がつきます。

自身はサッカー部に所属していて、それなりに足が速かったのでリレーの選手を経験しましたが、なかなかにいい思い出になりました。(当時は運動会の〆がこのリレーでした。)

他に記憶に残っている種目と言えば棒倒し。

自陣の大きな棒を倒されないように数十人で守り、相手陣地の棒を倒すべく数十人で突進していく種目です。

非常に激しく、怪我人も多く出る競技なのですが、「the男子校」なパワーが味わえる時間でもあります。

棒倒しに関しては、事故が起こらないように校庭で何度もシュミレーションが行われます。

その他の種目に関しても練習やクラス間シュミレーションが運動会前に開催されます。

校庭で行われる場合もあれば、学校の近くにある有栖川公園横の貸グラウンドで行われることもあります。

そういった講習会を開催したり、当日に審判団(危険行為を取り締まる)を派遣する「運動会実行委員(通称運実(ウンジツ))」の裏方努力によって運動会の安全が保たれています。(ちなみに文化祭実行委員は文実(ブンジツ)と呼ばれています。)

文化祭に引き続き、生徒だけで企画し、実行、リスク管理まで行う運動会、いかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

それではまた。


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この記事を書いたのは...

自律学習サポーター

自律学習サポートコースで、学習管理や科目の質問、採点などを担当する講師陣。
頼れるお兄さん、お姉さんたちが今日もみんなをサポートします。

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