この記事を書いたのは...
松田 浩志
自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。
大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。
個別指導・家庭教師の自律学習サカセル
サカセルコラム
SAPIX5年4月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編 Column
春期講習会も終わり、いよいよマンスリーテストが近づいて参りました。
春休みの間に学んだものをしっかり出し切り、5年生という学年に弾みをつけていけると良いですね。
本日はそんなマンスリー確認テストについてお話をしていきます。
春期講習明けの最初のテストになります。
春休みで学習した内容がどれだけ頭に入っているかの確認として良い機会でしょう。
また、5年生の1学期は中学受験で頻出となる特殊算を多く学ぶこととなります。ですので、ここでの抜け漏れは後々に響く可能性があります。それらを防ぐためにも、マンスリーテストをお子様にとっての目標として置き、学習していけると良いでしょう。
3月末~4月中旬にかけての範囲が出題されるテストとなっています。
単元としては、文章題、速さ、図形、数の性質と中学受験における非常に重要なテーマがてんこ盛りとなっております。
非常に重要な単元が多いと言えるでしょう。
そんな5月度のマンスリーテストですが、有効な対策としては日々の学習を入念に行うことが当たり前ですが、重要になります。
① 各単元の仕組みを理解する
② 典型題を解けるようにする
③ 典型題の解き方を異なる問題にも使えるようにする
の3段階を意識すると良いでしょう。(①ができない場合は②から入っても良いでしょう)
特に算数が苦手なお子様の場合は、平常授業と家庭学習で①や②をどれだけ仕上げられるかが重要です。
また、即効性の高い対策としては、(手に入れることができれば)過去問を解くことが挙げられます。
出題内容や量や、難易度を把握し、自身の弱点を発見できれば時間のあるタイミングで復習をすることができます。
2021年度の平均点は82.4点
上記の平均点などと自分の点数を比較し、届かない場合はどこが足りないのか、また届いている場合はどこでより差をつけていくのか、などを考え効率的に学習をしたいです。
手っ取り早く成績を上げるには弱点を克服するのが良いので、弱点と分かる単元がある場合はしっかりと取り組む時間を作りましょう。
510-06 分数と小数
H51-01 数の性質
H51-02 和と差に関する問題
H51-03 平面図形
510-07 立体図形
510-08 旅人算(1)
上記が単元の範囲になります。
以下、ポイントを簡単に解説していきます。
小数→分数の変換の知識をしっかりと頭に入れておきましょう。
0.125=1/8 などです。
3の倍数や4の倍数などの見分けの方をしっかりと覚えておきましょう。
算数が得意なお子様は、既約分数の個数の問題や和の問題までできるようにしておくとよいです。
概数の計算を正確にできるようにしておきましょう。
以上以下、以上未満に注意が必要です。基本的に以上未満で計算をすることが多いです。
循環小数の理解もしっかりとしましょう。
2つの数の和差算は必ずできるようにしましょう。
そして、3つ以上の和差算が登場します。苦手なお子様は、線分図などにして整理すると良いです。
つるかめ算、弁償算、過不足算、消去算が登場します。どれも非常に重要です。算数は苦手なお子様はまずは基礎的な解法をおさえましょう。
消去算は、割合の単元でも有効に使えるなど、今後非常に多く使用しますので、しっかりと使えるようにしておきましょう。
過不足算の椅子の問題や配る問題などは苦手とするお子様は多いです。ここをできるようにすると周りのお子様と差がつけられます。苦手なお子様の場合、まずは線分図や表などを書いて、仕組みをしっかりと理解できるように練習をしましょう。
角度の問題は中学受験で頻出となる典型題がテキストにそろっていますので、しっかりとできるようにしておきましょう。
円の問題では補助線の引き方をしっかりと学びましょう。基本は円の中心から円周上の点に線を引くことです。そこから、二等辺三角形や正三角形を見つけていくことが重要です。
回転移動の問題では、図をある程度正確に描く練習をしておきましょう。特に苦手なお子様は移動している形を頭で想像するのではなく、停止している図を描き、線で結ぶ、という描き方を意識すると良いです。
すい体の出し方として×1/3をきっちりと身につけましょう。
表面積の出し方をしっかり身につけましょう。上下、前後、左右、(かげ)の3点(4点)が基礎となります。それぞれが同じ面積であることをおさえれば、欠けている図形やくり抜かれている図形も楽に解けるはずです。
容器の水の問題もしっかりと身につけましょう。ポイントとしては、正面から見た図を描くことです。そうすれば平均の面積図と同じような要領で解くことができます。
3.14の計算が非常に複雑になり、数が大きくなるのが立体図形の特徴です。
3.14を最後にまとめて計算することや、数が複雑化してもミスをしない練習をしていくことが重要です。
まずは、単位の変換を自然にできるようにしましょう。
時速㎞を秒速mに変換するときに÷3.6などの省略で教える場合もありますが、まずはしっかりと理屈を理解し、原理を理解することをお勧めします。
出会いと追い抜きの2パターンをしっかり理解しましょう。
3人出てきたり、何度も往復するようなパターンの問題は複雑なので、しっかりと状況図を描けるようにしましょう。
今後、複雑な速さの問題が次々と出てきます。その時に状況図が描けないと解けなくなりますので、頭の中でできたとしても、まずは図を描く練習をしておきましょう。
大きな大問構成は以下の通りです。
大問1:計算と基礎的な一行問題が7,8題
大問2:基礎的な小問集合が5題程度
大問3:基礎的な小問集合が5題程度
大問4:基礎~中難易度の文章題が5題程度
大問5~6:少し難しめの中学受験で頻繁に問われる大問形式の問題や小問
大問7:思考力が問われる発展的な問題
基本的にはどの単元もバランス良く出題されています。
学習方法やテスト結果に関してご質問等ございましたら、お気軽にご相談くださいね。
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SAPIX新5年4月マンスリーについては以下もご覧ください。
SAPIX新5年4月マンスリーでおさえるべきポイント!算数編
SAPIX新5年4月マンスリーで押さえるべきポイント!国語編
SAPIX新5年4月マンスリーで押さえるべきポイント!理科編
SAPIX新5年4月マンスリーで押さえるべきポイント!社会編
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