●各回でおさえるべき内容のピックアップ
11回 江戸時代(2) 〜幕府財政の立て直しと学問の発達〜
→江戸時代の中期をおさえる回です。
それぞれ、政治の中心となった人物を、徳川綱吉「犬」、新井白石「戻」、徳川吉宗「米」、田沼意次「わいろ」、新井白石「厳」、水野忠邦「超厳」として、大まかなイメージでおさえてから、細かな内容をおさえていきましょう。
●5代将軍 徳川綱吉「犬公方」
内容・生類憐みの令…動物(特に犬)に対して極端な愛護を命じ、反発される
・ぜいたくな生活・寺院の建築~幕府の財政難の原因に
・貨幣の質を落とす~物価が上がって、人々の生活を苦しめる
○一揆の発生
・打ちこわし…都市で起こる
・百姓一揆 …地方で起こる
結果 幕府の財政が苦しくなる
●儒学者 新井白石~正徳の治
内容・貨幣の質を元に戻し、物価の安定に努めた
・長崎での貿易で金・銀の流出を防ぎ、財政安定を図った
結果 幕府の財政は苦しいまま~財政を立て直し、「改革」を行う必要が出てきた
●8代将軍 徳川吉宗「米将軍」~享保の改革<1716>
目的 農民の機嫌を取り、財政を立て直す
内容 農民 公事方御定書…裁判の公正な基準を示す
農民 目安箱…広く人々の意見を求め、政治の参考にする
農民 キリスト教に関係ない洋書の輸入を許可
①青木昆陽がさつまいもを栽培
②蘭学(医学)が発展するきっかけになった
農民 新田開発~収入を増やす
農民 年貢を四公六民→五公五民に引き上げた
武士 上米の制…参勤交代で江戸に住む期間を短くするかわりに税率のUP
結果 享保のききん<1732>が起こり、失敗
●老中 田沼意次
目的 町人の力を利用して収入を増加し、財政を立て直す
内容 町人 株仲間の結成の奨励
町人 長崎貿易の制限をゆるめ、金銀の輸入を図る
町人 手賀沼と印旛沼の干拓を計画
結果①浅間山の大噴火が原因で天明の大ききん<1782~1787>が起こったが、経済政策には成果があり、貨幣経済中心の世の中になった
②わいろが盛んになって政治が乱れ、失敗
●老中 松平定信〜寛政の改革
目的 政治を厳しく引き締め、幕藩体制を立て直す
内容 農民 囲米の制…ききんに備えて普段から米を蓄えさせる
農民 寛政異学の禁…幕府の学問所で朱子学以外の講義を禁じたため、
蘭学などが学べなくなった
場所(湯島聖堂)→昌平坂学問所
農民 帰農令…地方出身の農民達に資金を与え帰農させた ※強制力なし
武士 棄捐令…旗本・御家人の札差からの借金を帳消しにし、権威の回復を図る
結果 厳しすぎたため、失敗
「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」
「世の中に 蚊ほどうるさきものはなし 文武というて夜もねむれず」
<1833~1839>天保のききん
<1837>大塩平八郎の乱
内容 天保のききんが起こり、困り果てる貧民を救済するため、幕府の役人だった大塩平八郎が乱を起こした
結果 幕府に以前ほどの権力がないことが露呈される
●老中 水野忠邦~天保の改革
目的 政治を超厳しく引き締め、財政を立て直す
内容 農民 人返し令…江戸に滞在していた農村出身者を強制的に帰郷させ、農村で農業をさせることで安定した収入源を確保しようとした
町人 株仲間の解散…物価の高騰を防ぐ
武士 上知令…江戸、大阪周辺を幕府の直轄領にする
結果 厳しすぎたため、失敗
12回 江戸時代(3) 〜産業の発展と町人文化〜
→江戸の文化についての回です。
江戸時代の文化だとおさえられれば、菱松近井(ひしまつちかい)は元禄文化、それ以外は化政文化とおさえることができます。
●江戸時代①~元禄文化
特徴 上方を中心に栄えた町人の文化
人物 5代将軍 徳川綱吉
農業 新田開発…1年で耕地面積が2倍に増えた
農具 備中ぐわ …深く耕せる
千歯こき …脱穀
千石どおし…米粒の大小を振り分ける
唐み …もみがらやごみを吹き飛ばす
肥料 干鰯・油粕
産業 株仲間…商業者の同業組合
札差…武士の代理として、禄米を受け取り、金貸しなども行う
蔵屋敷…年貢や特産物の倉庫
交通 五街道~東海道
中山道
甲州街道
日光街道
奥州街道
航路~東廻り航路・西廻り航路
人物 河村瑞賢が整備した
南航路~菱垣廻船、樽廻船
関所…江戸への出入りを制限「入鉄砲に出女」
宿場…およそ10kmごとに置かれた宿泊施設
文学「奥の細道」松尾芭蕉
「世間胸算用」「日本永代蔵」井原西鶴
絵画 浮世絵
人物 菱川師宣「見返り美人図」
その他 人形浄瑠璃の脚本 近松門左衛門
歌舞伎
→菱 松 近 井で「ひしまつちかい」と覚えて、江戸時代の文化の内容だと判断できれば、残りは全て化政文化と判断することができます。
●江戸時代②~化政文化
特徴 江戸を中心に栄えた町人の文化
人物 11代将軍 徳川家斉
学問 寺子屋…読み・書き・そろばんを教える
国学:「古事記伝」本居宣長
蘭学:オランダ語を通して、西洋の学問を学ぶ
「西洋紀聞」新井白石
「解体新書」杉田玄白・前野良沢
内容 オランダ語で書かれた解剖書「ターヘル・アナトミア」を翻訳
「蘭学事始」杉田玄白
日本地図 伊能忠敬
私塾 ①【鳴滝塾】シーボルト
場所 長崎
門下生 高野長英
②【適塾】緒方洪庵
場所 大阪
門下生 福沢諭吉、大村益次郎
③【松下村塾】吉田松陰
場所 萩(山口)
門下生 高杉晋作・伊藤博文・山県有朋
文学 「東海道中膝栗毛」十返舎一九
「南総里見八犬伝」滝沢馬琴
絵画 浮世絵「富嶽三十六景」葛飾北斎
「東海道五十三次」歌川広重(安藤広重)
その他 狂歌…短歌の形式をとって、社会を風刺する
川柳…俳句の形式をとって、社会を風刺する
俳諧「おらが春」小林一茶
「新花摘」 与謝蕪村
13回 江戸時代(4) 〜開国と江戸幕府の滅亡〜
→江戸終期、幕府が滅亡するまでの回です。
出来事の原因と結果をきちんと結びつけておさえるようにしましょう。
▼江戸時代③
●外国船の来航
<1792>ロシア人、アダム・ラクスマン来航
場所 根室(北海道)
<1808>フェートン号事件
内容 イギリス船が長崎港に侵入
<1825>異国船打払令
<1837>モリソン号事件
内容 日本人漂流民を乗せて、浦賀に来航したアメリカ船を砲撃
結果 渡辺崋山・高野長英らが鎖国体制を批判
~蛮社の獄で2人を罰した
<1840>アヘン戦争
内容 イギリス vs 中国
背景①イギリスで茶の需要が増大し、中国茶の輸入が増加した
②清ではイギリスの綿製品が売れず、イギリスは貿易赤字になり、
大量の銀がイギリスから清に流出した
③イギリスは清から銀の回収をはかるため、イギリスの植民地の
インド農民に栽培させたケシからとれるアヘンを清へ、清の茶などをイギリスへ、
イギリスの綿織物などをインドへと運ぶ三角貿易をはじめた
④アヘンの対価として茶だけでは足りず、清はその差額を銀で支払うようになり、
清から大量の銀が流出するようになった
結果 南京条約<1842>
〜香港島がイギリスの永久領土になった(<1997>に返還された)
<1853>アメリカ人、マシュー・ペリー来航
内容 捕鯨の経路拡大のために、
4隻の黒船(サスケハナ・ミシシッピ・サラトガ・プリマス)で日本に来航
場所 浦賀(神奈川)
<1854>日米和親条約
内容 下田(静岡)・函館(北海道)の開港
相手 アメリカ
オランダ
イギリス
ロシア
<1858>日米修好通商条約
人物 アメリカ総領事 タウンゼント・ハリスvs大老 井伊直弼
相手 アメリカ
オランダ
イギリス
フランス
ロシア
内容 ①は 函館
こ 神戸
に 新潟
よこ 横浜
なが 長崎 の開港
②領事裁判権(治外法権)を認める
~外国人の犯罪を日本の法律で裁けない
③関税自主権がない
~輸入品にかける税金を自由に決められない
結果 ①尊王…朝廷を盛りたてる
攘夷…外国を追い出す
運動のきっかけに
②貿易が盛んになったことで物価が上がるきっかけに
<1858>安政の大獄
人物 井伊直弼が自分に反対する吉田松陰らを処刑
<1860>桜田門外の変
内容 井伊直弼が暗殺される
<1863>薩英戦争
きっかけ 生麦事件…大名行列を横切ったイギリス人を薩摩藩の人間が切った
内容 報復としてイギリスの軍艦に鹿児島が砲撃される
<1864>下関戦争
きっかけ 関門海峡を通過する外国船を長州藩が砲撃
内容 報復として下関の砲台がイギリスなどに占領される
結果 外国が強すぎたため、薩摩藩と長州藩は倒す相手を幕府に変える
●一揆の発生
・世直し一揆「ええじゃないか」
きっかけ 開国後の品不足による物価の上昇
<1866>薩長同盟
内容 薩摩藩 ~ 西郷隆盛 大久保利通
と
長州藩 ~ 桂小五郎(木戸孝允)
が土佐藩出身の坂本龍馬の仲立ちで同盟を結ぶ
<1867>大政奉還
内容 15代将軍 徳川慶喜が朝廷に政権を返す
人物 勝海舟 vs 西郷隆盛
場所 二条城(京都)
14回 明治時代(1) 〜新政府による政治〜
→江戸幕府の作った制度を壊し、明治政府の新制度に塗り替えていったタイミングです。
自由民権運動は明治政府で出世できなかった板垣退助が、藩閥政治を壊そうとした動きになります。
「自由民権運動」をはじめとする藩閥政治を壊そうとする立場と「内閣制度」をはじめとする藩閥政治を守ろうとする立場の2つを対比して見ていくとおさえやすいです。
残念ながら藩閥政治は残ることとなり、後の時代の大正デモクラシーにつながります。
▼明治時代①
●明治維新~幕府中心から天皇中心の体制への改革
<1867>王政復古
内容 薩摩藩や長州藩など、倒幕派の武士や公家が実権を握る新政府が成立
<1868 鳥羽・伏見の戦い
~1869>函館五稜郭の戦い → 戊辰戦争
内容 旧幕府軍 vs 新政府軍
<1868>五箇条の御誓文
内容 新しい政治の方針
<1868>五榜の掲示
内容 人々の生活をとりしまる
~キリスト教禁止
<1869>首都を東京におく
内容 江戸を東京、元号を明治と改める
<1869>四民平等
内容 天皇一族 → 皇族
公家・大名→ 華族
士 → 士族
農
工 → 平民
商
<1871>解放令
内容 穢多(えた)・非人(ひにん) → 平民
<1869>版籍奉還
内容 土地と人民の支配権を朝廷に返還
結果 しかし、これまでの藩主がそのまま領地を治めた
<1871>廃藩置県
内容 藩を廃止して、県を置き、政府が任命した県令に治めさせた
結果 3府302県が成立→3府72県に整理
<1871>岩倉使節団、ヨーロッパへ
人物 岩倉具視、伊藤博文、大久保利通、津田梅子が欧米諸国に派遣される
内容 日米修好通商条約の不平等な内容の改正交渉
結果 失敗し、欧米諸国の政治や産業や文化を学び帰ってくる
●富国強兵~文明開化の推進
考え方 帝国主義…武力で他の国を制圧し、自国の国力を強化する
①学制の発布<1872>
内容 国民はだれでも小学校で教育を受ける
②徴兵令<1873>
内容 20歳以上の男子全てに3年間の兵役の義務を負わせる
③殖産興業
内容 近代的な産業をさかんにし、産業を発展させる
場所 富岡製糸場~群馬県<1872>
④鉄道の開通<1872>
場所 新橋(東京)~横浜
⑤地租改正<1873>
内容 政府が決めた地価の3%にあたる地租を現金で納めさせる
結果 農民の負担は変わらず、一揆が発生~税率が2.5%に<1877>
●国境の確定
<1870>蝦夷地→北海道に改称
内容 武力で蝦夷地を制圧
結果 屯田兵がおかれた
<1875>樺太・千島交換条約
内容 樺太をロシアの領土、千島列島を日本の領土とした
<1879>琉球処分
内容 軍事力を背景に琉球藩→沖縄県にした
●国交の樹立
<1871>日清修好条規
内容 日本と清が対等に国交を開く
<1873>国会で征韓論が主張される
内容 鎖国を続ける朝鮮に対して、武力で制圧するという考え
人物 板垣退助、西郷隆盛
結果 受け入れられず、2人とも国会を去る
<1875>江華島事件
内容 日本の軍艦が朝鮮の首都のそばで演習や測量を行い、朝鮮側に攻撃される
結果 不平等な条約で、無理矢理開国させる~<1876>日朝修好条規
●自由民権運動
<1874>民撰議院設立建白書を国会に提出
人物 板垣退助
理由 薩摩藩・長州藩の出身者が実権を握る藩閥政治に反対したため
内容 国民が政治に参加できる、国会を開くように要求~自由民権運動
<1877>西南戦争
内容 特権階級を失った士族におしたてられて西郷隆盛が反乱を起こした
結果 武力ではなく、言論により政治を動かすことになった
<1880>国会期成同盟を結成
内容 国会設立を求めて、自由民権運動の代表者たちが同盟を組んだ
結果 運動を厳しく引き締めたが、1890年に国会を開設すると政府が約束<1881>
<1881>自由党を結成
人物 板垣退助
<1882>立憲改進党を結成
人物 大隈重信
<1884>秩父事件
内容 不景気による増税や政府の厳しい取り締まりにより、地方の自由党員と共に農民たちが警察などに対して埼玉の秩父で反乱を起こした
結果 政府の活動が一時弱まる
●議会政治のはじまり
<1882>伊藤博文、ヨーロッパへ
内容 憲法の草案を作るため、ドイツなどに留学
理由 (ドイツは、)君主の力が強いため
<1885>内閣制度
内容①伊藤博文が初代の内閣総理大臣に就任
②太政大臣、左大臣、右大臣、参議などを廃止し、
内閣総理大臣及び各大臣をもって内閣を組織すること
結果 大臣の多くが薩摩藩、長州藩の出身者で、藩閥政治が続いた
<1889.2.11>大日本帝国憲法 発布
内容①国の政治を動かす力が天皇にあった~天皇主権
②天皇は国の元首
~政府の役人の任命権
軍隊の指揮権
条約の締結権
戦争の開始権、講和権 を持っていた
③日本臣民は法律の範囲内において人権が保障されていた
~①国民は天皇の家来であるとされた
②憲法の内容は法律で改正可能だった (法律 > 憲法)
<1890>第一回衆議院議員総選挙
内容 直接国税15円以上を納める満25歳以上の男子に選挙権を認める
~国民全体の約1.1%
※北海道は<1900>、沖縄県は<1912>に選挙権が与えられた
<1890>第一回帝国議会
内容 国の法律や予算が決められるようになり、
国民が間接的に政治に参加できるようになった
結果 内閣制度があるため、藩閥政治は残ったままとなる
〜大正デモクラシーにつながる
★テストの構成・テキストの構成・対策と優先順位(毎度大きな変化はないため再掲となります)
【テストの構成】
35分 100点満点 配点・出題形式は一例です。
大問1 26点 書き取り10問 選択肢2問
大問2 46点 書き取り14問 選択肢9問
大問3 28点 書き取り4問 選択肢8問
35分で約50問。
傾向に変化がなければ、記述はなく、書き取りが中心の形式です。
一問一答の「名称」を問う形式がほとんどであるため、きちんと努力を重ねていれば報われやすい形式となっています。
これは昔から変わらずですが、「処理力」を重視した設問の構成となっています。
以前と変化があったのが書き取り問題で、一部のみ漢字指定だったのが、ほとんどの問題で漢字指定となっています。
自信のない内容は「ひらがな」で書けば◯がもらえる…という「安全策」が以前は取れましたが、難関校に向けた対応が必要になったと言えます。
【テキストの構成】
総合回以外の通常回 予習シリーズ
・テキスト解説ページ(ちょっとくわしく、今回のポイントも含む)
→基本的に太字を中心にチェックします。太字の多くは「名称」です。「名称」を中心に押さえるのが大切ですが、「名称を聞いた時に内容がきちんと言える状態」が望ましいです。
図・表・グラフからの出題も多いので、「どれが何を指しているのか」知っておくと良いでしょう。【なぜそういった数値・グラフの動きになっているのか】までおさえておいた方が良いです。
塾の先生に質問する機会があるならば、【図・表・グラフを見分けるポイント】【目立つデータがあれば、なぜそういうデータになっているのか】を質問するのが良いでしょう。
・要点チェック
→比較的取り組みやすい一問一答です。集団授業を受けているなら、授業後に一番に取り組んで欲しい内容となっています。
総合回 予習シリーズ
・学習のまとめ
→約4回分の内容を凝縮したテキスト解説コーナーです。ここはそこまでチェックしなくて良いでしょう。
・要点チェック
→通常回とは違い、図・表・グラフからの出題が中心です。比較的取り組みやすいので、なるべく早めに解くのが良いでしょう。
・練習問題
→組分けテストに近い形式の問題です。配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
総合回以外の通常回 演習問題集
・まとめてみよう!
→予習シリーズのテキスト解説ページを「穴埋め形式」にしています。「名称」を中心に問う形式となっているため、早いタイミングで取り組みたい内容となっています。
・グラフに書きこもう!
・白地図に書きこもう!
→予習シリーズのテキスト解説ページに載っている内容のうち、「問われやすい問題」を中心にピックアップしています。
これも早いタイミングで取り組みたい内容となっています。
・練習問題
→予習シリーズに載っているものと同様、組分けテストに近い形式の内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
・発展問題
→入試問題をもとに、予習シリーズの該当回に合わせてアレンジを加えた問題となっています。練習問題よりも難易度は難しめで、ここで初めて見る内容の問題も存在します。
余裕があるなら毎週のルーティンに組み込みたい問題です。
・記述問題にチャレンジ!
→入試問題をもとに出題される記述問題です。
難しい問題も含まれています。この問題に取り組むなら、担当の先生などに採点をお願いしたいところです。優先順位は少々下がります。
総合回 演習問題集
・練習問題
→組分けテストに近い形式の問題です。
配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
4週間前に扱い、忘れてしまっている内容を思い出すきっかけにもなりますし、是非取り組みたい内容です。
・応用問題
→こちらも、組分けテストに近い形式の問題です。
配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
練習問題よりも少々難しめですが、ぐんとレベルが上がるわけではないので、「聞かれ方の引き出し」を作るためにも取り組むことをオススメします。
・チャレンジ問題
→入試問題をもとに、予習シリーズの該当回に合わせてアレンジを加えた問題となっています。
通常回の発展問題と同じ立ち位置の問題です。こちらも余裕があれば取り組んでおきたい内容となっています。
【対策と優先順位】
□通常回の予習型の塾の進め方の一例(四谷大塚など)
①テキストを読む
②太字を中心に、表・グラフ・図の内容などもチェックして内容をおさえる
③予習シリーズ通常回の要点チェックで内容の確認
★通っている塾で授業を受ける
★授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する
④演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に取り組む(できれば参考資料なしで取り組みます。もし定着内容に自信がなければ予習シリーズでわからない問題を調べて取り組みましょう。わからなかった問題・調べた問題は別途印などをつけておくと良いです。)
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥予習シリーズの練習問題に取り組む
⑦演習問題集の発展問題に取り組む
⑧演習問題集の記述問題にチャレンジ!に取り組む
■通常回の復習型の塾の進め方の一例(早稲田アカデミーなど)
①通っている塾で授業を受ける
②授業後、授業内で取ったノート・テキストでマークした箇所などを見返して記憶を整理する
③予習シリーズ通常回の要点チェックで内容の確認
④演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に取り組む(できれば参考資料なしで取り組みます。もし定着内容に自信がなければ予習シリーズでわからない問題を調べて取り組みましょう。わからなかった問題・調べた問題は別途印などをつけておくと良いです。)
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥予習シリーズの練習問題に取り組む
⑦演習問題集の発展問題に取り組む
⑧演習問題集の記述問題にチャレンジ!に取り組む
毎週の取り組みで⑧まで取り組むのがベストですが、目指す偏差値によって何番まで取り組むかが変わってきます。
偏差値50~55を目指すなら⑤~⑥まで
偏差値60以上を目指すなら⑦まで
入試問題を見据えて取り組むなら⑧まで実施し、担当の先生に添削してもらう
というところでしょうか。
④までで終わりにする子も一定数いますが、「入れ込んだインプットの内容をアウトプットして確認する」作業を行っていないため、組分けテストに対応するのは難しいと思います。
せっかく取り組むならば、最低でも⑤もしくは⑥までをワンセットにすることをオススメします。
□総合回の予習型の塾の進め方の一例(四谷大塚など)
①通常回のテキストをざっと読み直す
②演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!で印をつけたところを再度見直す
③予習シリーズ総合回の要点チェックで内容の確認
★通っている塾で授業を受ける
★授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する
④予習シリーズの練習問題に取り組む
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥演習問題集の応用問題に取り組む
⑦演習問題集のチャレンジ問題に取り組む
■総合回の復習型の塾の進め方の一例(早稲田アカデミーなど)
①通っている塾で授業を受ける
②授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する通常回のテキストをざっと読み直す、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!で印をつけたところを再度見直す
③予習シリーズ総合回の要点チェックで内容の確認
④予習シリーズの練習問題に取り組む
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥演習問題集の応用問題に取り組む
⑦演習問題集のチャレンジ問題に取り組む
こちらも通常回と同様⑦まで取り組むのがベストですが、目指す偏差値によって何番まで取り組むかが変わってきます。
偏差値50~55を目指すなら④~⑤まで
偏差値60以上を目指すなら⑥~⑦まで
というところでしょうか。
練習問題・応用問題・チャレンジ問題を取り組み、なぜその答えになるのかがわかる状態になっていれば、かなりの点数が見込めます。
四谷大塚の組分けテストの社会は努力が反映されやすいです。
4科目の勉強のバランス・目指す偏差値からどこまで取り組むかを決め、進めていくのが良いでしょう。
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