サカセルコラム

四谷大塚の全国統一小学生テストとは?受けるべき? Column

四谷・早稲アカの活かし方

四谷大塚の全国統一小学生テストとは?受けるべき?

2022.05.24

全国統一小学生テストとは
  •  全国統一小学生テストとは?
  •  受ける意味はある?
  •  対策
  •  結果がでたら

1. 全国統一小学生テストとは

全国規模で6月と11月に行われる四谷大塚主催の無料のテストになります。

受験者数は各学年2万人~3万人程度です。多いですね!

難易度としては、平均点が年長で8割程度、1年生が7割、2・3年生が6割、4・5・6年生が5割程度を目安に作られており、中学受験を考えていないお子様にとっては難しいと感じる難しさとなっています。

試験範囲はそれまでに学校の教科書で習った学習内容が範囲となっております。しかし、教科書の内容から踏み込んだ内容ばかりですので、教科書だけの学習では苦戦を強いられることでしょう……

2年生までは記述式であり、3年生~6年生がマークシート式の形式となっております。

全国規模のテストでありながら、記述式であるという点は凄いですね。

また、成績上位者には決勝大会というものもあります。

2. 受ける意味はある?

中学受験を目指す4~6年生にとって、メリットはあまりないと言えます。

四谷や早稲アカなどの四谷系の塾に通われていると、必修のテストであるというイメージがあるかもしれませんが、日能研やサピックスに通われている生徒さんの多くは受験しません。広告が沢山出て、全国と名がついているのでつい受けなくてはと思うかもしれませんが、無理に受ける意味はないでしょう。むしろ、通われている塾のテストに向けて学習する時間を取った方が良いでしょう!

ただし、普段の塾のテストであまり良い結果を出せていない生徒さんは受けても良いかもしれません!後述しますが、偏差値は普段の塾のテストよりは出やすくなるので、学習のモチベーションを上げるという意味でも受けてみるのはありだと思います。

低学年のお子様の場合は受けるのはありでしょう。

低学年のテストでは1万人を超えるようなテストはあまりなく、貴重な機会とも言えるでしょう!

3. 対策

一番効果的なものとしては過去問が良いでしょう!

四谷大塚のHPから過去問チャレンジができますので、試してみるのが良いと思います。

また、各塾から対策プリントや過去問が配られたりもしています。すでにお通いの場合はその塾から貰い、通っていない場合や通っている塾でそういったものを配布していない場合は、対策授業などを開催している塾さんに問い合わせをし、対策授業に参加し、教材を手に入れるというのが良いと思います。

時間配分や問題難易度の確認は事前に行っておけるとよいですね。

初めて受ける方は割と最後まで解き終わらないことが多いです。学校のテストとは違い、問題数が多く難しいので、分からない問題はどんどん後回しにして、先に進むということを念頭に置いておきましょう。

さらに、マークシート式ですので、解答がずれてしまい、半分以上に×に…ということもあります。ここは気を付けなければいけません!

ただ、範囲も広く、ピンポイントの対策も難しいので、全国統一小学生テストを目標に日頃の学習をしっかり頑張るというのが一番王道でしょう!

4. 結果がでたら

中学受験用の学習をしているお子様にとっては、普段の学習よりも良い結果が出やすくなります。これは普段のテストとは受験者層が異なり、中学受験を受けないお子様も受けるからです。ですので、良い数値が出たからと言って油断することなく、日々の学習に取り組みましょう。特に、5・6年生になると成績トップ層のお子様は受けなくなる傾向があるので、より成績が出やすくなると言えます。

ただし、普段あまり芳しい成績がでないお子様にとっては、成功体験をさせる良い機会にもなると思います。そこは思いっきり褒めてあげ、頑張れば成績が上がるものだとお子様に思わせ、今後に繋げていきたいですね。

一方で、中学受験の学習をしていないお子様はあまり良い結果は出ないかもしれません…… これは前述の内容を逆にして考えれば分かります。ただ、あくまで中学受験向けの内容のテストになりますので、そこまで気にする必要はないです。

逆に中学受験の学習をしていないのにも関わらず、しっかりと点数が取れているお子様は非常に地頭が良いと言えます。3~5年生であれば中学受験を考えても良いかもしれませんね!

結果などで心配な点などがございましたら、ご相談いつでもお待ちしております!

科目ごとの専門的なアドバイスから、包括的な受験全般のお話までお任せください。

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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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