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読書感想文~嫌われる勇気②~ Column

学生生活

読書感想文~嫌われる勇気②~

2020.10.02

こんにちは!心地の良い秋が訪れてきました。午前中は家でゴロゴロ、午後はカフェでアイスコーヒーを啜りながら本を読んでいました。友達がいないわけではありません、少ないだけです。

 さて前回に引き続き、「嫌われる勇気」のご紹介です。今回は第二章「すべての悩みは対人関係」というタイトルで始まります。みなさんは普段どんなことにお悩みでしょうか?悩みを全く抱えていないという人は少ないと思いますが、その大きさは人それぞれだと思います。私は比較的周りの目や評価を気にせず生きているマンなので、悩みは少ない方だと自負していますが、それでもストレスは付き物です。精神科医アドラーはどんな悩みも対人関係に帰着すると断言しています。一体どういうことなのでしょうか。一つずつ紐解いてゆきましょう。

 アドラーは次のように述べています。

  • 劣等感は主観的な思い込み
  • 人生は他者との競争ではない

哲人のもとへ訪れる青年は劣等感を多く抱き、自己嫌悪に陥り、悩みに尽きない人生を送っています。アドラーおよび哲人は、劣等感はただの「自らの価値判断」であり、人生を「他者との競争」と捉えるから思い悩むのだと言います。

 哲人はかつて、身長が低いことに劣等感を抱いていました。身長が高ければもっと楽しい人生が待っていたのではないか、と思い悩んでいたそうです。そこで友人に相談したところ「くだらない」と一蹴され、「小柄であることで周囲からの警戒心が解けるではないか!」と言われたそうです。つまり、身長が低いという客観的な事実にどのような意味(価値)を付け加えるかが重要なのです。主観的にマイナスと捉えれば劣等感を抱きますが、プラスに捉えることで思い悩むことはなくなるのです。

 また、他人を考える上で大切なことは、「前に進んでいる人もいれば、後ろに進んでいる人もいる」ということです。これを優越性の欲求と呼び、誰しもが備え持っているものだそうです。これは他人を蹴落としたり、他人より優れようとするものではなく、前に進もうと一歩を踏み出す自分の意思と説明しています。つまり、他人との比較ではなく理想の自分との比較で考えることが人生を進んでいくうえで大切なのです。

 今回の内容はやや難しいものだったかもしれません。私も何回も読み直してやっと理解することができました。勉強に置き換えてみるのであれば、受験はたしかに競争ですが、他人の成績を落とすことなどできませんよね。成績が悪いからと言って、劣等感を抱くことはありません。志望校の合格に必要な成績(=理想の自分)と常に比較することで、前に踏み出してみましょう!

【次回予告】

第三章:他者の課題を切り捨てる

乞うご期待。

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TAKUMI

この記事を書いたのは...

TAKUMI

医者の卵3年目。
ゴルフとお酒とラーメンが大好きなおっさん(22歳)

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