約5週に1度実施される組分けテスト。
SAPIXの組分けテストとは違い、「範囲の決まっているテスト」の位置付けです。
今回は公民分野のみの出題となります。
●各回でおさえるべき内容のピックアップ
6回 内閣と裁判所
・小さな政府と大きな政府
→「小さな政府」と「大きな政府」の言葉の意味、それぞれのメリット・デメリットをおさえる
・内閣
→内閣の仕組み、仕事など覚えることは多いが、議院内閣制により国会に関連する仕事が多い
・内閣〜行政権をもつ
仕事 税金を集めて、法律などに基づき政治を行う
憲法65条 行政権は、内閣に属する。
・内閣の仕組み〜◯◯内閣=◯◯内閣総理大臣+国務大臣のチーム
注意 全員、文民でなければならない
〜職業軍人でない人
仕事 閣議によって、政令を制定する
〜全会一致制 〜内閣が出す命令
・議院内閣制
内容 内閣は国会の信任に基づいて成立し、国会に対して連帯責任を負う制度
・政府…内閣とその下の行政機関
★内閣~1府11省
❶内閣府 …首相を中心に国の方針を定める
~国家公安委員会…警察に関する仕事
〜こども家庭庁
①総務省 …行政・地方自治・情報通信・選挙など
②法務省 …法律を整え、犯罪を防ぐ
③外務省 …外国との交渉、条約・国際連合
④財務省 …予算案、税金
→仕事の内容から◯務省と判断できるようにしましょう。
特に難しいのは総務省です。
また、外務省はお金が絡んでくるので、「貿易」は仕事として扱いません。
そして、外国からの入国の関連は出入国管理及び難民認定法という「法律」が絡んでくるので、法務省の仕事です。
⑤環境省 …公害を防ぐ、環境関係
⑥防衛省 …自衛隊関係
→比較的整理して頭に入れやすい2つです。
こちらは省の名前から仕事の内容がわかるようにしましょう。
⑦農林水産省…農業・林業・水産業など
⑧国土交通省…土地利用・交通整備・観光・気象など
⑨経済産業省…産業・貿易など
⑩厚生労働省…医療・福祉・雇用・労働など
⑪文部科学省…教育・文化・スポーツ・先進的な科学技術など
→漢字5文字の役所です。
経済産業省が「貿易」を担当します。
また、文部科学省は「先進的な」科学技術を担当し、それが一般化したら経済産業省などの他の省に担当が変わります。
※公務員…国や地方の機関で働く人
憲法15条 すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。
→公務員には、労働基準法があてはまりません。
国や地方の機関で働く「奉仕者」であって、「労働者」という扱いではありません。
・内閣がやめる場合
・内閣不信任決議
↓10日以内
A.衆議院の解散 B.内閣総辞職
↓40日以内
・衆議院議員総選挙
↓30日以内
・特別国会により内閣総理大臣を指名
→衆議院議員総選挙は全国各地で実施するので、準備の負担が大きく40日以内
特別国会は東京の国会議事堂で実施するので、準備の負担が小さく30日以内
とおさえましょう。
・行政の仕組みと行政改革
→規制緩和、民営化、地方分権の名称と意味をきちんとおさえる
・行政改革...複雑になった行政の仕事を整理・縮小して、効率の良い行政を目指す試み
①規制緩和
内容 政府の許可や認可がないと、営業できないといった規制をゆるめる
例 米・薬・塩など
②民営化
内容 仕事の性質によって国の仕事を民間に任せる
例 日本国有鉄道→JR(Japan Railways グループ)
日本電電公社→NTT(日本電信電話株式会社)
日本専売公社→JT(日本たばこ産業株式会社)
日本郵政公社→JP(日本郵政株式会社)
③地方分権
内容 それまで国が行っていた仕事を、都道府県などの地方に任せる
・司法権の独立と裁判所
→「裁判所の種類」というテキストに載っている表は必ずおさえておく
間違えやすいのは高等裁判所で、各地方に一箇所で全国に8ヶ所
関東地方は神奈川県横浜市ではなく、東京都千代田区にある
四国地方は人口の多い愛媛県松山市ではなく、近畿地方にアクセスしやすい香川県高松市にある
近畿地方は京都府京都市ではなく、大阪府大阪市にある
★裁判所~司法権をもつ
仕事 裁判を行う
憲法76条 ①司法権の独立
すべて司法権は、最高裁判所及び法律によって定めるところにより設置する下級裁判所に属する。
③裁判官の独立
すべて裁判官は、その良心に従い独立してその職権を行い、この憲法及び法律にのみ拘束される。
憲法78条 裁判官の身分保障
裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと決定された場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない。裁判官の懲戒処分は、行政機関がこれを行うことはできない。
→下線部は穴埋めで問われることが多い内容です。
・国民審査
内容 最高裁判所の裁判官が裁判官として適しているかを国民の投票によって審査する
~長官 1名
その他の裁判官 14名
いつ 任命されてから最初に行われる衆議院議員総選挙と同時開催
その後10年おき
→今までに罷免(わかりやすく言うとクビ)になった裁判官は一人もいません。
・違憲立法審査権(法令審査権、違憲審査権)
内容 国会で制定した法律や、内閣の行政処分などが、
国の最高法規である憲法に違反していないかどうかを判断する権限
場所 全ての裁判所がもつ
→「違憲立法審査権を持っているのは最高裁判所のみ」というひっかけは頻出です。
すべての裁判所が持つ権限です。
・裁判の種類
①民事裁判
訴えた人 vs 訴えられた人
(原告) (被告)
②刑事裁判~犯罪にかかわる可能性があるもの
検察官 vs 被告人
(原告) (被告)
※冤罪…無実であるのに犯罪者として扱われること
→刑事裁判になると被告が「被告人」へと名称が変わります。
被告人と聞いて刑事裁判と判断できるようにしましょう。
ちなみに、国を訴える場合は「行政裁判」という名称に変わります。
・基本的人権を守るために
→「三審制のしくみ」の図は必ずチェック
三審制だけでなく、「裁判官の発行する令状」「黙秘権」「法テラス」「(取り調べの)可視化」については名称と意味をおさえる
最高裁判所以外の、高等裁判所・地方裁判所・簡易裁判所・家庭裁判所は全て「下級裁判所」
・裁判員制度
→どの裁判所の、どんな裁判の、第何審で行われるのかをおさえる
・裁判員制度
内容 地方裁判所の、重要な刑事裁判の第一審で、裁判官3名と国民から選ばれた裁判員6名で裁判を行う
注意 判決の際には最低でも裁判官1名の支持が必要
7回 国と地方の政治
・主権者として
→選挙権があるのは18歳以上
<2015>公職選挙法の改正で選挙権が18歳以上に
<2016>参議院議員通常選挙
「民法」の改正により18歳が成人となった とおさえる
・三権分立
→「三権分立のしくみ」の図の矢印の中身を必ずおさえる
フランスのモンテスキューが「法の精神」で三権分立を主張
・選挙制度とその問題点
→小選挙区制・比例代表制の名称と意味をおさえておく
・選挙~国民の代表者(国会議員)を投票で選ぶ間接民主制
法律 公職選挙法
衆議院 小選挙区比例代表並立制(拘束名簿式)
参議院 都道府県ごとの選挙区 + 非拘束名簿式比例代表制
→衆議院で採用されている拘束名簿式とは、政党の得票に応じて各政党の当選者が決まる比例代表制で、その政党内の順位を事前に提出して、誰を当選させるかを政党がコントロールできる仕組みです。
参議院で採用されている非拘束名簿式では、その政党内の順位を事前に提出できないので、「候補者名の得票数」で政党内の順位が決まります。
昔はどちらも拘束名簿式だったのですが、大きい政党のトップ5は「選挙活動を一切しなくても当選する」ため選挙活動を行わず、ワースト5は「選挙活動をしても当選する見込みが一切ない」ため選挙活動を行わない……という状態でした。これを問題視して変更したようです。
問題点 ①投票率が低いこと
無党派層…特定の政党を支持しない有権者
無関心層…そもそも政治に関心がない有権者
②一票の格差
内容 都市部に人口が集中し、地方で過疎化が進むことで、議員1人あたりの有権者数に大きな差が生まれる問題
~法の下の平等に反するため、最高裁判所で違憲判決が出ている
→分数で考えてみましょう。
有権者数200000分の1の鳥取A区と、有権者数480000分の1の東京B区だと、200000分の1の鳥取A区の方が東京B区の2.4倍、一票の価値が重くなります。
衆議院議員総選挙の場合は2倍以上の差がつかないようにしよう、という話になっています。
・小選挙区制~1つの選挙区から1人を選ぶ
長所 選挙費用が抑えられる
政権が安定しやすい
短所 死票が多く、少数意見が反映されにくい
・比例代表制~各政党に投票し、得票数に比例して当選者を決める(ドント式)
長所 死票が少なく、少数意見が反映されやすい
短所 政権が不安定
・地方自治
→国の政治との類似点、相違点をきちんとおさえる
・地方自治~「地方自治は民主主義の学校」
法律 地方自治法
・地方公共団体~都道府県・市区町村のこと
仕事 道路・下水道・消防・ごみ・学校・警察・郵便・裁判所
※郵便と裁判所はひっかけ
仕組み
①地方議会
仕事 予算を議決し、条例を制定する
②執行機関
・首長
・選挙管理委員会
・監査委員会
・教育委員会 など
・直接請求権…住民が署名を集めて、地方の政治に直接参加できる
①非クビ~有権者の50分の1以上の署名が必要
・条例の制定 …首長の提出
改正
廃止
・監査の請求 …監査委員に提出
→人生を左右するものではないので、提出先も1名で良い、と考えます。
監査委員会ではなく監査委員なのは、首長の人数に合わせてのことです。
②人クビ~有権者の3分の1以上の署名→住民投票で過半数の賛成でクビ
・首長・議員の解職請求…選挙管理委員会に提出
~リコール
・議会の解散 …選挙管理委員会に提出
→クビになるということは、人生を左右するもの。
提出先も2名以上の選挙管理「委員会」に提出します。
直接請求権があるというのが、国の政治との一番大きな違いです。
・地方分権
→地方交付税交付金と国庫支出金の違い、オンブズマン制度とふるさと納税の名称と意味をおさえる
・地方が受け取る国からの補助金
問題点 自主財源が少なく、国からの補助金に頼っている点
・地方交付税(交付金)…使い道の指定なし 国からの「おこづかい」
・国庫支出金 …使い道の指定あり 国からの「おつかい」
・国と地方の仕組みをくらべると
→相違点をきちんとおさえる
・国は二院制、地方は一院制
・参議院議員 任期6年、被選挙権30歳
・都道府県知事 任期4年、被選挙権30歳
・それ以外の全て 任期4年、被選挙権25歳
・首長は議会に議決のやり直しを求める拒否権を持ちますが、1回までしか使用できず、アメリカの大統領の拒否権ほど強い力とはなっていません。
・比例代表制のしくみ
→どのように議員が当選するのか、仕組みを理解する
衆議院…拘束名簿式比例代表制(立候補者の順位リスト提出OK)
政党名のみ記入して投票
参議院…非拘束名簿式比例代表制(立候補者の順位リスト提出NG)
政党名・立候補者名のどちらを記入して投票しても良い
→・選挙制度とその問題点も参考に。
8回 社会保障と財政
・安心してくらせる社会へ
→社会保障の名称と意味をおさえる
・人口減少社会と少子・高齢社会
→合計特殊出生率(ごうけいとくしゅしゅっしょうりつ)、育児休業、ホームヘルパーの名称と内容をおさえる
・ともに生きる社会
→バリアフリー、ノーマライゼーション、ユニバーサルデザイン、NPO(非政府組織)の名称と内容をおさえる
・社会保障とは
→生存権の名前・内容・憲法第何条かをおさえる
・生存権 憲法25条
内容 健康で文化的な最低限度の生活を営む権利
→この条文が中学入試において最も出題されます。
・日本の社会保障制度
→ヤングケアラーの名称と意味、社会保障の4つの柱が誰向けなのかをきちんとおさえる
役所 厚生労働省
①社会保険
内容 国民から保険料を集め、病気のときや老後などの場合にお金を支給して、国民の生活の安定を図る制度
・健康保険…病気・けがなど
・年金保険…一定の年齢(65歳)になったとき
・雇用保険…失業したとき
・労働者災害補償保険…仕事中にけがをしたとき
・介護保険…40歳以上から介護保険料を集め、介護の必要な高齢者にサービスを提供する
②公的扶助(生活保護)~所得のない人や低い人向け
③社会福祉~保護者のいない子どもや身寄りのない老人など社会的弱者向け
④公衆衛生~病気の予防、環境衛生の改善などをすすめる
・財政のはたらき
→公共事業、公共サービスの名称と内容をおさえる
・国と地方の財政
→国の歳入・歳出、地方の歳入はきちんとベスト3が言えるようにおさえる
・財政…国や地方公共団体が税金を集め、様々な公共サービスなどのために支出する
・予算…一年間の歳入と歳出について、項目別に振り分けた計画
4/1~3/31
・税をめぐる問題
→直接税と間接税の仕組みを知ってから、具体的な税の名称・何にかけられる税金かをおさえる
・歳入
<直接税>
・所得税…個人の収入にかけられる税
制度 累進課税制度…所得が多くなるほど税率が高くなる仕組み
・法人税…会社の利益にかけられる税
・相続税…亡くなった人の遺産を相続で受け継いだ場合や、遺言によって遺産を受け継いだ場合に、遺産の金額が大きいとかかる税
・贈与税…個人から財産を贈与により取得した場合にかかる税
<間接税>
・所得税…全ての商品やサービスに対してかけられる税
税率10%(定期購読の新聞、酒類・外食以外の飲食料品は軽減税率8%)
・酒税
・揮発油税…ガソリン
・石油税…日本国内で消費される石油製品~ガソリン、軽油など
・石油ガス税…タクシーなどに使われるガソリンなど
・たばこ税/たばこ特別税
◆地方税
<直接税>
・住民税…個人の収入にかけられる税
種類 道府県民税、市町村税
・自動車取得税…取得価額が50万円を超える自動車の取得で、かけられる税
・自動車税…登録された自動車に対し、その所有者にかけられる税
・軽自動車税…軽自動車やオートバイなどに対し、その所有者にかけられる税
<間接税>
・地方消費税~国税7.8% +地方税2.2%相当=消費税10%
・道府県たばこ税
・市町村たばこ税
・ゴルフ場利用税
・ジェンダー平等の社会をめざして
→男女雇用機会均等法、男女共同参画社会基本法、候補者男女均等法の名称・内容・成立した時期をおさえる
★テストの構成・テキストの構成・対策と優先順位(毎度大きな変化はないため再掲となります)
【テストの構成】
35分 100点満点 配点・出題形式は一例です。
大問1 26点 書き取り10問 選択肢2問
大問2 46点 書き取り14問 選択肢9問
大問3 28点 書き取り4問 選択肢8問
35分で約50問。
傾向に変化がなければ、記述はなく、書き取りが中心の形式です。
一問一答の「名称」を問う形式がほとんどであるため、きちんと努力を重ねていれば報われやすい形式となっています。
これは昔から変わらずですが、「処理力」を重視した設問の構成となっています。
以前と変化があったのが書き取り問題で、一部のみ漢字指定だったのが、ほとんどの問題で漢字指定となっています。
自信のない内容は「ひらがな」で書けば◯がもらえる…という「安全策」が以前は取れましたが、難関校に向けた対応が必要になったと言えます。
【テキストの構成】
総合回以外の通常回 予習シリーズ
・テキスト解説ページ(ちょっとくわしく、今回のポイントも含む)
→基本的に太字を中心にチェックします。太字の多くは「名称」です。「名称」を中心におさえるのが大切ですが、「名称を聞いた時に内容がきちんと言える状態」が望ましいです。
図・表・グラフからの出題も多いので、「どれが何を指しているのか」知っておくと良いでしょう。【なぜそういった数値・グラフの動きになっているのか】までおさえておいた方が良いです。
塾の先生に質問する機会があるならば、【図・表・グラフを見分けるポイント】【目立つデータがあれば、なぜそういうデータになっているのか】を質問するのが良いでしょう。
・要点チェック
→比較的取り組みやすい一問一答です。集団授業を受けているなら、授業後に一番に取り組んで欲しい内容となっています。
総合回 予習シリーズ
・学習のまとめ
→約4回分の内容を凝縮したテキスト解説コーナーです。ここはそこまでチェックしなくて良いでしょう。
・要点チェック
→通常回とは違い、図・表・グラフからの出題が中心です。比較的取り組みやすいので、なるべく早めに解くのが良いでしょう。
・練習問題
→組分けテストに近い形式の問題です。配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
総合回以外の通常回 演習問題集
・まとめてみよう!
→予習シリーズのテキスト解説ページを「穴埋め形式」にしています。「名称」を中心に問う形式となっているため、早いタイミングで取り組みたい内容となっています。
・グラフに書きこもう!
・白地図に書きこもう!
→予習シリーズのテキスト解説ページに載っている内容のうち、「問われやすい問題」を中心にピックアップしています。
これも早いタイミングで取り組みたい内容となっています。
・練習問題
→予習シリーズに載っているものと同様、組分けテストに近い形式の内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
・発展問題
→入試問題をもとに、予習シリーズの該当回に合わせてアレンジを加えた問題となっています。練習問題よりも難易度は難しめで、ここで初めて見る内容の問題も存在します。
余裕があるなら毎週のルーティンに組み込みたい問題です。
・記述問題にチャレンジ!
→入試問題をもとに出題される記述問題です。
難しい問題も含まれています。この問題に取り組むなら、担当の先生などに採点をお願いしたいところです。優先順位は少々下がります。
総合回 演習問題集
・練習問題
→組分けテストに近い形式の問題です。
配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
4週間前に扱い、忘れてしまっている内容を思い出すきっかけにもなりますし、是非取り組みたい内容です。
・応用問題
→こちらも、組分けテストに近い形式の問題です。
配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
練習問題よりも少々難しめですが、ぐんとレベルが上がるわけではないので、「聞かれ方の引き出し」を作るためにも取り組むことをオススメします。
・チャレンジ問題
→入試問題をもとに、予習シリーズの該当回に合わせてアレンジを加えた問題となっています。
通常回の発展問題と同じ立ち位置の問題です。
こちらも余裕があれば取り組んでおきたい内容となっています。
【対策と優先順位】
□通常回の予習型の塾の進め方の一例(四谷大塚など)
①テキストを読む
②太字を中心に、表・グラフ・図の内容などもチェックして内容をおさえる
③予習シリーズ通常回の要点チェックで内容の確認
★通っている塾で授業を受ける
★授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する
④演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に取り組む(できれば参考資料なしで取り組みます。もし定着内容に自信がなければ予習シリーズでわからない問題を調べて取り組みましょう。わからなかった問題・調べた問題は別途印などをつけておくと良いです。)
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥予習シリーズの練習問題に取り組む
⑦演習問題集の発展問題に取り組む
⑧演習問題集の記述問題にチャレンジ!に取り組む
■通常回の復習型の塾の進め方の一例(早稲田アカデミーなど)
①通っている塾で授業を受ける
②授業後、授業内で取ったノート・テキストでマークした箇所などを見返して記憶を整理する
③予習シリーズ通常回の要点チェックで内容の確認
④演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に取り組む(できれば参考資料なしで取り組みます。もし定着内容に自信がなければ予習シリーズでわからない問題を調べて取り組みましょう。わからなかった問題・調べた問題は別途印などをつけておくと良いです。
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥予習シリーズの練習問題に取り組む
⑦演習問題集の発展問題に取り組む
⑧演習問題集の記述問題にチャレンジ!に取り組む
毎週の取り組みで⑧まで取り組むのがベストですが、目指す偏差値によって何番まで取り組むかが変わってきます。
偏差値50~55を目指すなら⑤~⑥まで
偏差値60以上を目指すなら⑦まで
入試問題を見据えて取り組むなら⑧まで実施し、担当の先生に添削してもらう
というところでしょうか。
④までで終わりにする子も一定数いますが、「入れ込んだインプットの内容をアウトプットして確認する」作業を行っていないため、組分けテストに対応するのは難しいと思います。
せっかく取り組むならば、最低でも⑤もしくは⑥までをワンセットにすることをオススメします。
□総合回の予習型の塾の進め方の一例(四谷大塚など)
①通常回のテキストをざっと読み直す
②演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!で印をつけたところを再度見直す
③予習シリーズ総合回の要点チェックで内容の確認
★通っている塾で授業を受ける
★授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する
④予習シリーズの練習問題に取り組む
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥演習問題集の応用問題に取り組む
⑦演習問題集のチャレンジ問題に取り組む
■総合回の復習型の塾の進め方の一例(早稲田アカデミーなど)
①通っている塾で授業を受ける
②授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する通常回のテキストをざっと読み直す、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!で印をつけたところを再度見直す
③予習シリーズ総合回の要点チェックで内容の確認
④予習シリーズの練習問題に取り組む
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥演習問題集の応用問題に取り組む
⑦演習問題集のチャレンジ問題に取り組む
こちらも通常回と同様⑦まで取り組むのがベストですが、目指す偏差値によって何番まで取り組むかが変わってきます。
偏差値50~55を目指すなら④~⑤まで
偏差値60以上を目指すなら⑥~⑦まで
というところでしょうか。
練習問題・応用問題・チャレンジ問題を取り組み、なぜその答えになるのかがわかる状態になっていれば、かなりの点数が見込めます。
四谷大塚の組分けテストの社会は努力が反映されやすいです。
4科目の勉強のバランス・目指す偏差値からどこまで取り組むかを決め、進めていくのが良いでしょう。
四谷大塚・早稲アカ6年生 4月度組み分けテストについては以下もご覧ください。
四谷大塚・早稲アカ6年生 4月度組み分けテストはどう対策する?算数編
四谷大塚・早稲アカ6年生 4月度組み分けテストはどう対策する?国語編
四谷大塚・早稲アカ6年生 4月度組み分けテストはどう対策する?理科編
四谷大塚・早稲アカ6年生 4月度組み分けテストはどう対策する?社会編
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