今度、四谷大塚のテストにチャレンジしてみることにするよ
同じ日に受けるテストなら、月例テストの方が受けやすいとは思うけど、チャレンジというなら公開組分けテストの方が良いと思いますよ。
公開組分けテスト?月例テスト?同じ日に受験?どっちを受ければよいのかわからなくる…
(完全にいつもの流れですが…)私のわかる範囲でお教えしましょう!
「公開組分けテスト」と「月例テスト」
公開組分けテスト
公開組み分けテストとは
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対象:小学4年生・5年生・6年生
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科目:4科目・3科目(国算理)・2科目から選択
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範囲:直近のテキスト4回分が7割 その5週間前のテキスト4回分が3割
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実施日:5週間に1回ペース 月例テストと同日に開催
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難易度:四谷大塚のB・Cコースくらいの問題の難易度が中心
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四谷大塚ホームページからの申し込み:可能
中身は塾によって違うでしょうが、よく耳にする名前ですね。
自分の所属するクラスのレベルによって解く問題レベルが変わるのがYT(週テスト)ですが、こちらの「公開組分けテスト」は皆同じ問題のテストを解きます。
YTとは違って、全体の中でどれくらいの位置にいるのかがわかります。
四谷大塚は成績の良い順に、S・C・B・Aコースと大きく4つのコースに分かれます。
その中でも真ん中のB・Cコースあたりのレベルに難易度が設定されています。
また、算数が200点満点と、他の一般的な「月イチのクラス替えテスト」と比べて満点が50点ほど高いです。
テストの時間、満点を見てみましょう。
4年生
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算数 40分 200点満点
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国語 40分 150点満点
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理科 20分 100点満点
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社会 20分 100点満点
5・6年生
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算数 50分 200点満点
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国語 50分 150点満点
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理科 35分 100点満点
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社会 35分 100点満点
他塾以上に、算数に重きが置かれていると言えるのではないでしょうか。
対策としては、「四谷大塚のテキスト」をやり込むことですね。
塾によっては、四谷大塚とカリキュラムが一緒の「中学受験新演習」を使って、中学受験のカリキュラムを学んでいく場合もありますが、「進度が似ている別の会社の教材」ということもあって、同じ範囲の演習をやり込んだにも関わらず、残念ながらテストに結果が直結しないことも。
私が集団授業で国語の指導をしていた時は、
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漢字:「漢字とことば」の総合回に出題されたものを必ず書けるようにしておくこと、トメ・ハネ・長短などをしっかりアピールして書くこと
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知識:予習シリーズの「総合回」で出てきた知識単元(大問3以降が多いです)を全て解けるようにしておくこと
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読解:初見の内容が出てくるが、基本演習問題集・予習シリーズの基本問題とほぼ同じ形式なので、20分程度で演習すること
を「対策」として実施していましたね…
何だか懐かしいです。
復習は×のものを中心に、「正しい解答」「正答に至るまでに必要な根拠はどこだったのか」あたりを明らかにすると有効に復習できると言えそうですね。
月例テスト
月例テストとは
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対象:小学3年生・4年生・5年生・6年生
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科目:4科目・2科目から選択(3科目受験は不可)
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範囲:直近のテキスト4回分が7割 その5週間前のテキスト4回分が3割
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実施日:5週間に1回ペース 月例テストと同日に開催
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難易度:四谷大塚のAコースくらいの問題の難易度が中心
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四谷大塚ホームページからの申し込み:不可能
3年生
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算数 30分 100点満点
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国語 30分 100点満点
4年生
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算数 40分 100点満点
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国語 40分 100点満点
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理科 20分 50点満点
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社会 20分 50点満点
5・6年生
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算数 50分 100点満点
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国語 50分 100点満点
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理科 35分 70点満点
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社会 35分 70点満点
こちらの月例テストは「公開」と名前がついていません。
四谷大塚のYTnetの提携塾や準拠塾向けにお通いで、「その塾がクラス分け資料に月例テストを使用する」場合のみ、受験することができます。
これは、通っている生徒さんの層が高くなく、「公開組分けテスト」だと軒並み×が続いてしまい、公開組分けテストを使用すると、力の差を分けるのが難しい場合に使用される明確に「差」を出すよりも、学んできた単元の「抜け」がどこにあるのかチェックすることがメインであるなどが考えられます。
実際に受験者の数を比較してみると、月例テスト受験者800人に対して、公開組分けテスト4000人などとかなり受験者の数に差があります。
「チャレンジするなら公開組分けテストで」というのは、受験者の数が多く、また問題の難易度もより高い方がより受験本番に近い感覚で偏差値が出てくるから、という考えからです。
また、公開組分けテストと違って、算数の「傾斜配点」はありません。
少々エグみが減った、という印象でしょうか。
小6の4月から受験する「合不合判定テスト」は算数も150点満点です。
まとめ
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公開組分けテストは受験者数が多め。
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直近の5回分が7割、その前の5回分が3割分出題される。
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範囲が決まっているテストなので、四谷大塚のテキストを中心にしっかり対策を。
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月例テストは一部塾に所属していると受験可能で、易しめのテストとなっている。
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