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中学受験における志望校選択のスケジュール Column

知っトク 中学受験

中学受験における志望校選択のスケジュール

2018.05.09

今年のGWも怒涛の勢い、あっと言う間でしたね。
僕もお陰様で多数の授業のご依頼をいただきました、ありがとうございます。
家族サービスは全くできず・・・
我が家における家庭内偏差値は、これから取り戻すことにしましょう。

さて、このGWは勉強以外にも中学受験に対して考える機会があったのではないでしょうか?

例えば文化祭。
このGWを利用して聖光学院、武蔵、麻布などに足を運んだ受験生も多かったことでしょう。
また5月の上旬にも栄光学園の文化祭や、開成の運動会など、男子難関校志望生にとっては興味深いイベントが続きます。
実際に文化祭に行ってみると、その学生の姿や展示・発表内容から、自分自身に合う・合わないが明確になることも多いでしょう。
興味のある部活の発表に惹かれて、志望校への想いを確かなものに出来たのならば、素晴らしいことですよ。

 

ここからは中学受験における志望校選びのスケジュールについて考えていってみましょう。

大きく分けると志望校選択の時期は、
①3年生まで ②4年生から6年生前期 ③6年生10月まで ④直前期
この4つになります。

①の時期は、まだ小学生にとって中学校とは遠い存在でしょう。
学校行事に連れて行っても、思ったような反応は薄いのかもしれません。
この段階ではホームページや資料を通して、なんとなく学校のイメージを掴むくらいで充分ですよ。

大切なのは②の時期です。
ここで色んな学校の文化祭や運動会、オープンスクール、授業体験会などに参加することで、志望校に対するイメージを明確にしましょう。
なお学校行事では、当然ながら良い側面ばかりがクローズアップされます。
どの学校も素晴らしく思えてしまうもの。
ここでのポイントは、この学校のこの部分が「ヤダな」を見つけるべく、うがった見方をすること。
学校選びにおいて「このような特徴を持った学校には通いたくない」というポイントが明確になると、志望校イメージをグッと絞りやすくなりますよ。
このあたりの学校の比較の仕方は、いずれ改めてテーマにしようと思います。

ここでもし明確に気に入った学校があれば「普段の様子」を見る機会があると良いですね。
文化祭や学校説明会は言ってみれば「よそいき」の姿です。
登下校の様子や外から見える学校の様子で、より立体的に志望校を捉えてみましょう。

なお、見に行ける学校数にも限度がありますよね。
4・5年生の時は家族そろって憧れの学校を見に行き、6年生になってからは気になる学校だけ保護者のみが見に行くというケースが一般的です。
4・5年生までは目いっぱい上を見て、6年生になってからは親だけが現実的な下限を確認して、志望校の幅を目いっぱい広げるイメージです。

③からは、志望校をグッと絞っていきますよ。
この時期までに通いたい学校のイメージは固まったと思うのですが、実際に合格できるかは別。
ここから過去問演習を進めて、各校への対応力を測っていきます。
もちろん、この時点では合格点に程遠くて当然です。
どのくらい伸びしろがあるかは、講師と慎重に判断していきましょう。

学校同士の出題傾向の相性も大切です。
「開成・聖光・筑駒・浅野」
「麻布・武蔵・栄光・渋渋」
「浦和明の星・豊島岡・吉祥女子」
などの組み合わせは出題傾向が近く、1校の対策が他校の対策にもつながりますが、様々なタイプの学校を併願すると、その準備は大変です。

いよいよ④です。
具体的な併願パターンを決定する時期は11月の半ばが目安。
1月の練習校、合否結果による受験パターンのスケジュールなどを確定していきます。
こちらは是非とも、経験の豊富な講師の意見も参考にしましょう。
生徒には最高の受験パターンを意識させて、モチベーションの維持を図り、保護者と講師は最悪の状況を想定し、それを回避するための施策を考えることがポイントです。
ただ、このスケジュールはあくまでも一般的なもの。
中学受験にイレギュラーはつきものです。
是非ともプロの講師を上手く「利用」して迷いのない中学受験生活を送りましょう。

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三宅 貴之

この記事を書いたのは...

三宅 貴之

自律学習サカセル代表。
東大寺学園から東京大学に進み、以降は講師としてキャリアを積む。

また講師としてだけではなく、東大生のみを紹介する家庭教師センターを設立し、誰よりも多くの東大生と勉強法を論じてきた経験も持つ。
そして満を持して、2017年に自律学習サカセルを創設。

その昔、高校生クイズで全国大会の準決勝に進出したことも。
現在は卒業生との語らいと娘の成長が楽しみ。

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