サカセルコラム

「解ける」と「教えられる」は全く別物! Column

知っトク 中学受験

「解ける」と「教えられる」は全く別物!

2018.07.28

「父親が一生懸命教えているけど『塾で習った方法と違うし分からない』と子供が聞く耳を持たない」

「どう教えたら子供に伝わるか分からない」

熱心なご家庭から、このような相談をよく受けます。

 

これはまさに「解ける」と「教えられる」の根本的な違いが原因です。

たしかに中学受験のその先の勉強を経験してきた親はテキストの典型題レベルなら解けるでしょうし、また解説を読んで理解できるものでしょう。

ただ、子供のその時点での知識量や既習範囲、今後の学習内容の順序などを正しく把握することは極めて難しいもの。

そうすると、どうしても最適ではない自分勝手な指導になってしまうケースも往々にして見受けられます。

最悪なのは「算数なんて方程式で何でも解ける」と思い込んで教えようとするケース。

受験算数の導入レベルのものは方程式で解ける場合もありますが、実際の入試レベルでは算数としての発想を用いないと、太刀打ちできません。

ここは特に中学受験を経験せず、数学が得意だった保護者の皆様は気を付けていきましょう。

 

 

さて「解ける」と「教えられる」の同じような話として、僕もたびたび受ける「算数以外の科目も見て欲しい」という相談が挙げられます。

 

うーん、たしかに国語は…得意やったなぁ。東大入試本番でも上位1%以内の成績やったし、学部でも専攻してたしな。記述指導ならやってみたいかも。

それから社会は…中学受験から大学受験まで、イチバン得意な科目やったなぁ。今でも興味を持って、色んな学校の過去問に目を通してるし、それなりに自信あるぞ。

理科は、中学受験期には偏差値95を叩き出したこともある武器やったなぁ。物理・化学の計算分野なら今でもガンガン解けそうだけど、興味が薄い知識分野はホント覚えてないぞ・・・こりゃアカンな。

 

でも。

僕は算数以外の科目指導は原則として受けません。

 

プロ講師を名乗る以上、トップクラスの受験生以上に解けることは当然です。

その上で生徒のレベル別に躓くポイントを知っていて、個々の生徒に応じた適切な解決策を提案できることが必要だと思っています。

また個々の生徒に最適な提案を行うためには、集団指導と個別指導の両方を経験し、様々なレベルの生徒の指導経験を積むことが必須なのではないでしょうか。

このような経験と指導力、意欲を持ったホンモノのプロ講師による、生徒に応じた柔軟な指導は、結果を出すための最短経路と言い切ることが出来るでしょう。

 

なお複数科目を教えられると豪語する先生も散見されますが、本当に力がある先生は極めて稀。

慎重に見極めていきましょう。

判断が難しい場合は自律学習サカセルにご相談くださいね。

 

 

・・・こう話していくと、プロ講師の優位性はゆるぎないものに思われがちですが、学生講師や経験の浅い若手講師も、使い方次第ではベテランプロ講師よりも高い効果が得られる場面も想定されます。

 

例えば大学受験生の受験直前期。

この時期は問題をドンドン解いて、その都度、質問箇所を潰し、戦略をブラッシュアップすることが求められます。

この指導内容なら大学に入学したばかりの学生講師のほうが実戦勘が鋭く、つい先日まで受験生として生徒と同じ側で戦ってきたので、より親身なアドバイスが与えられることも多いでしょう。

 

他には中学受験生。

もし講師が生徒の志望校の先輩なら、学校生活の話や自身が体験した受験の話で、生徒のモチベーションを大きく向上させることが出来るでしょう。

実際のところ、中学受験のプロ講師の場合、自身が中学受験を経験していなかったり、生徒が羨むような高学歴ではなかったりすることは、非常に多いです。

指導力が本当に優れていて、生徒にとって人生の恩師と言える存在でも、生徒の憧れや目標になりえるかは別の話。

その点、志望校の先輩は分かりやすい目標になることが出来ますね。

 

 

・・・このように色々と話してきましたが、結局のところ、生徒が解けるようになること、合格につなげられること、それが全てです

誰が教えようとも、とにかく生徒自身が向上心を持って勉強し、結果につなげられればそれが一番。

どんな先生なら、お子様の力を伸ばせるのか、自律学習サカセルでは常に最善の提案が出来るよう努めていきます。

 

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三宅 貴之

この記事を書いたのは...

三宅 貴之

自律学習サカセル代表。
東大寺学園から東京大学に進み、以降は大手集団塾や個別指導塾で講師としてキャリアを積む。
講師としてだけではなく新規事業の立ち上げ→運営→収益化のプロセスも経験し、満を持して自律学習サカセルを創設。

「新しいことを知る」ことを楽しめる好奇心で、その昔、高校生クイズで全国大会の準決勝に進出したことも。

プロ野球、読書、靴、腕時計、ビール、筋トレ…
色々と興味は尽きない中、一番の趣味は、やっぱり仕事。

卒業生との語らいや、娘の成長を日々の楽しみに、
さぁ今日も1日がんばります!

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