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中学からの塾選び②~平岡塾~ Column

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中学からの塾選び②~平岡塾~

2020.09.23

こんにちは!昭和大学医学部4年のO.Hです。

 中学からの塾選び第2回の今回は、“平岡塾”についてご紹介したいと思います。(リクエストをいただいたので(笑)ありがとうございます(笑))

第1回と第3回は以下からご覧になれます。

中学からの塾選び①~SEG~

中学からの塾選び③~MEPLO(河合塾)~

 “平岡塾”は渋谷の中心からやや外れのひっそりとした住宅街の中にある英語のみの専門塾です。校舎のきれいさは、前回ご紹介させていただいた“SEG”と同等、もしくは“SEG”よりやや汚いです(笑)(理由は後述します)

 “平岡塾”の特徴はなんといっても教室。現代版寺子屋とも言われ、絨毯がひかれた教室に長テーブルがずらっと配置されていて、床に座って授業を受けます。授業中は静かにしていれば基本何をしていても自由なので、お菓子を食べている人、電子辞書のケースにゲーム機をセットしてこそこそやっている人もいます。(床に座るスタイルかつ、お菓子を食べている人がいるので、絨毯はやや汚いです(笑))

授業形式はネイティブの授業、宿題答え合わせ、長文読解、文法解説といった感じです。ネイティブの授業はイケメンの外人先生と一緒に変な歌を歌います。“平岡塾”の特徴は膨大な量の宿題。正直かなり辛いです。市販の問題集も使いますが、主に“平岡塾”のオリジナルの問題プリントを渡されます。(私は他の塾を掛け持ちしていたこともあり、宿題をこなせなかったため中学までで“平岡塾”はやめてしまいました…。)長文読解もかなり特殊です。中学の時点で“Don Quixote”や“Around the World in 80 Days”といった物語のほかに、哲学書の原書を読みます。正直こちらもかなりきついですが、早い段階で長文に触れていたおかげで大学受験の長文への抵抗感はなくなりました。

“平岡塾”の最大の特徴はお帰りチェック。“平岡塾”の文法解説の際には、ほぼ英文だけの解説のないプリントが渡されます。そこに、解説された内容を書き込んでいき、自分だけのオリジナルの文法書が出来上がるのです。そして待ち受けるのがお帰りチェック。その日配られたプリントに書いてある英文をその場で覚えさせられ、覚えた人から先生の前に並び、一人一人暗唱していきます。(プリントのどの部分を覚えるのかは授業の最後に言われるため、フライングで覚え始めることはできません(笑))しかもこのお帰りチェック、間違えると並び直しになって結構悲しい思いをします(笑)

“平岡塾”は前回ご紹介させていただいた“SEG”と比べると生徒一人一人の面倒見の良さは正直あまり良くありません。ただ、膨大な量の文法問題、長文読解をこなすことで、英語が体感で解けるようになります。また、あらかじめ出来上がった文法書を渡される他塾とは違い、オリジナルの文法書が出来上がります。大学受験程度の長文には抵抗感も感じなくなるのも特徴だと思います。(それと、お帰りチェックのおかげで短期記憶もすごく鍛えられます(笑))

私の場合は、宿題の量の多さに匙を投げてやめてしまいましたが、高校まで通い続けたらきっと大学受験の英語がかなり武器になると思います。

少人数制で手厚いサポートがある塾がいいのか、自立して勉強できる塾がいいのか、塾の合う合わないはすごく個人差がある部分だと思います。この記事が、これから塾選びをされる方のお役に立ちましたら幸いです。

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O.H

昭和大学医学部4年のO.Hです
実家ではポメラニアン4匹とポメプーを1匹飼っています。
動物大好きです。

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