投稿:2022年2月25日
更新:2024年2月19日(国語編と社会編に分割いたしました。)
更新:2025年2月22日
範囲のあるテストであるマンスリーテストや復習テストと違って、範囲のないテストである「組分けテスト」。
6年生になると、「組分けテスト」という名前のテストは2回あります。
3月と6月(7月度)ですね。
8月以降は「マンスリー実力テスト」となり、マンスリーテストが範囲のない実力テストになり、クラス昇降の基準となります。
ここでは、社会の組分けテストについてお話しできればと思っています。
【社会】
大問1 地理歴史融合
大問2 地理歴史融合
●基本的な注意点
とにかく暗記事項のみの「一問一答形式」で解く問題が少なめです。
また「オリンピックや世界遺産などの時事問題」をきっかけに話を広げてくるケースもあります。
ほとんどが「地図」や「表・グラフ」、「リード文」から県名などを検討する問題です。
ヒントが少なすぎた、または内容がマニアックすぎた場合、ほとんどの子が間違えます。
取れる問題に関しては、長めの設問やリード文に、「今までに何かしらで聞いたことがある内容」が含まれています。
そこを外すと、そこに関連した全ての問題で外してしまうこともあります。
地図や資料から読み解く問題が多いので、サピックスから出ている「白地図トレーニング帳」「年表トレーニング帳」などの教材で、そういった形式の出題に慣れておくことは有効でしょう。
とっかかりが時事問題というだけで、よく読むと今まで学んだ「地理」や「歴史」に絡んでくる問題が多いです。
時々出てくるのが高校で学ぶ知識を始めとする、人物名・地名・事件名などの「初見の内容」です。
知っておくべきなのは、「初見の内容が×になるケースは少ないということ」です。
初見の内容だから「今までに聞いたことのない内容」…ということは×、と短絡的に考えてしまう子が引っかかってしまう内容となっています。
多くの場合、「今までに聞いたことのない内容」ではない「聞いたことのある内容」の知識でひっかけを作っています。
つまり、「今までに聞いたことのない内容」を一旦△などを置いて「保留」し、その他の選択肢の「既知の内容」で選択肢のカットなどができるかどうかチェックする、という動きが有効です。
とはいえ、ほぼ初見の内容で2択まで絞り、最後は運頼みになる問題もごく稀にあります。
「100点潰しの問題」くらいに考え、取れるべきところでしっかり点数を作っていくことの方が大事ですね。
●盲点になる内容
「この知識を利用して解く」というものの紹介です。
・北緯40度を通る場所:秋田県大潟村(八郎潟干拓地)、アメリカのニューヨーク付近、中国の北京付近、イタリア、スペイン、ポルトガル
・赤道(緯度0度)が通る場所:インドネシアのスマトラ島、カリマンタンを通り、マレーシアとシンガポールを通らない
・東経130度を通る場所:佐賀県武雄温泉あたり、長崎県天草諸島の西側あたり
・東経135度を通る場所:兵庫県明石市、淡路島の北あたり
・東経140度を通る場所:秋田県大潟村(八郎潟干拓地)、福島県の猪苗代湖のすぐ西あたり、千葉県の房総半島
・十二支をきちんと言えるように:子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥(ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い)
・十二支で示す方角:丑寅で北東、辰巳で南東、未申で南西、戌亥で北西
・十二支で示す時間:子が0時を中心とした前後1時間、午が12時を中心とした前後1時間
・夏期オリンピック
<1964>東京(日本) ※池田勇人内閣のとき(東海道新幹線・名神高速道路が開通)
<2020(2021)>東京(日本) 通算2度目の開催
<2024>パリ(フランス) 通算3度目の開催
→<2028>ロサンゼルス(アメリカ) 実施すれば、通算3度目の開催
→<2032>ブリスペン(オーストラリア)
日本と同じように通算2度開催しているのは、他にはアテネ(ギリシャ)とロンドン(イギリス)があります。
・冬期オリンピック【参考】
<1972>札幌(日本) ※佐藤栄作内閣のとき(日韓基本条約・非核三原則・小笠原諸島と沖縄返還・ノーベル平和賞)
<1998>長野(日本) ※橋本龍太郎内閣のとき(消費税を5%にUP)
<2022>北京(中国) 通算2度目の開催
→<2026>ミラノ・コルティナダンペッツオ(イタリア) 実施すれば、コルティナダンペッツオは通算2度目の開催
SAPIX新6年生3月度組分けテストについては以下もご覧ください。
SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?算数編
SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?国語編
SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?理科編
SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?社会編
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