●各回でおさえるべき内容のピックアップ
16回 明治時代(2) 〜条約改正と日清・日露戦争〜
→不平等条約の改正を目指したのは、最終的に植民地を獲得するためです。
狙われたのは当時の朝鮮(韓国)で、そこを巡っておきたのが日清戦争と日露戦争です。
不平等条約の改正から韓国併合まで、因果関係を追っていきましょう。
▼明治時代②
●不平等条約の改正を目指して
<1871>岩倉使節団をアメリカ、ヨーロッパに派遣
人物 岩倉具視、木戸孝允、伊藤博文、大久保利通、津田梅子
目的 日米修好通商条約<1858>の改正のため
人物 アメリカ総領事ハリス vs 大老 井伊直弼
相手 アメリカ
オランダ
イギリス
フランス
ロシア
内容 ①は 函館
こ 神戸
に 新潟
よこ 横浜
なが 長崎 の開港
②治外法権(領事裁判権)を認める
~外国人の犯罪を日本の法律で裁けない
③関税自主権がない
~輸入品にかける税金を自由に決められない
結果 条約改正の交渉に失敗
欧米の政治や社会の仕組みを学び、2年後に帰国
<1886>ノルマントン号事件
内容 イギリス船ノルマントン号が紀伊半島沖で沈没し、日本人の乗客が全員溺れて亡くなる
結果 船長は領事裁判権により軽い刑罰で終わる
条約改正を求める国民の声が高まる
<1894>治外法権(領事裁判権)の廃止
人物 外務大臣 陸奥宗光 vs イギリス
理由 ロシアが中国・朝鮮に進出する(南下政策)ことを防ぎ、日本を利用しようと考えたため
<1911>関税自主権の回復
人物 外務大臣 小村寿太郎 vs アメリカ
結果 不平等条約が改正され、欧米と対等な立場に立つ
●植民地獲得に向けて
<1871>日清修好条規
内容 日本と清が対等に国交を開く
<1873>国会で征韓論が主張される
内容 鎖国を続ける朝鮮に対して、武力で制圧するという考え
人物 板垣退助、西郷隆盛
結果 受け入れられず、2人とも国会を去る
<1875>江華島事件
内容 日本の軍艦が朝鮮の首都のそばで演習や測量を行い、朝鮮側に攻撃される
結果①不平等な条約で、無理矢理開国させる~<1876>日朝修好条規
②朝鮮を属国と考えていた清と日本が対立する
<1894>日清戦争
原因 甲午農民戦争
内容 朝鮮で反乱が起き、朝鮮政府が清に助けを求める
日本は清に対抗し、朝鮮に大軍を送った
内容 日本 vs 清
結果 下関条約<1895>
人物 伊藤博文 vs 清
陸奥宗光
内容①清は、朝鮮が独立国であることを認める
②遼東(リャオトン)半島、台湾、澎湖諸島を日本の領土とする
③清は、日本に金2億両を支払う~福岡県に八幡製鉄所を建設
結果 三国干渉<1895>
内容 ロシアがフランス、ドイツを誘い、日本に対して遼東半島を清に返すように強く求めた
理由 日本が、ロシアの南下政策の邪魔になると考えたため
結果①賠償金の追加と引き換えに遼東半島を清に返却
②日本がロシアと対立する
<1902>日英同盟
内容 イギリスが日本と同盟を結んだ
理由 ロシアの南下政策を防ぐため
<1904>日露戦争
内容 日本 vs ロシア
(イギリス)
(アメリカ)
結果 ポーツマス条約<1905>
人物 小村寿太郎 vs セルゲイ・ウィッテ
↳セオドア=ルーズベルトが仲立ち
内容①ロシアは韓国(朝鮮)に対する日本の指導権・優越権を認める
②旅順・大連の租借権
樺太の南半分
南満州鉄道の一部 を日本にゆずる
結果 日本が大韓帝国<1897~1910>に韓国統監府を置き、政治の実権を握る
賠償金がなかったため、各地で条約反対の集会が開かれる
日比谷焼き討ち事件<1905>
<1909>安重根が伊藤博文を暗殺
理由 伊藤博文は初代韓国統監であったため
<1910>韓国併合
内容 大韓帝国を併合し、朝鮮総督府をおいて、日本の植民地とした
17回 大正時代 〜高まる民主主義の運動〜
→<1912>〜<1926>までの短い期間ですが、中身は非常に濃いものになっています。
第一次世界大戦は日本が直接参戦したわけではないので、内容をおさえるのが難しいと感じている子が多いようです。
大正デモクラシーは一つ前の明治時代のときに、「藩閥政治」を潰しきれなかったことが原因で発生しています。
▼大正時代
●第一次世界大戦と国際連盟
<1912>中華民国が成立
原因 辛亥革命<1911>
人物 袁世凱が内閣総理大臣になった
<1914>第一次世界大戦
原因 サラエボ事件<1914>
内容 オーストリアの皇太子がセルビア人に殺害される
~ゲルマン民族 ~南スラヴ人
内容 同盟国 vs 連合国
オーストリア~ゲルマン民族 セルビア~南スラヴ人
ロシア ~東スラヴ人(後に離脱)
ドイツ ~ゲルマン民族 フランス
アメリカ
イギリス
ドイツ領 青島(中国) ←攻撃- 日本
南洋諸島 ~日英同盟<1902>
結果①日本は大戦景気と呼ばれる好景気をむかえる
②中国に(対華)二十一か条の要求<1915>
③ドイツが降伏 <1918>
④ベルサイユ条約<1919>
場所 フランスのパリ
人物 西園寺公望
内容①ドイツは連合国に1320億金マルクの賠償金を支払う
(現在の日本の貨幣価値で40兆円以上)
②ドイツの軍備の制限
③ドイツは全ての海外植民地と権益を放棄する
結果①アメリカ大統領ウッドロウ・ウィルソンにより国際連盟が提唱される
②中国にある山東半島の権益 を日本が引き継いだ
③南太平洋の南洋諸島の権益
④三・一独立運動<1919.3.1>
場所 朝鮮
⑤五・四運動 <1919.5.4>
場所 中国
<1917>ロシア革命
内容①シベリア出兵
内容 ロシア革命の影響を恐れ、日本・アメリカ・イギリスなどが
ロシアのシベリアに大軍を送り革命を失敗させようとした
結果①失敗し、ロシア革命は起こってしまう
②大商人により米が買い占められ、米の価格が高騰し、富山県から米騒動が発生
②皇帝による政治や戦争に反対し、世界初の社会主義国家の誕生
結果 ソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が誕生<1922>
<1920>国際連盟の創立
本部 スイスのジュネーブ
人物①ウッドロウ・ウィルソンによって提唱
②新渡戸稲造~事務次長を務める
問題 アメリカが参加しなかったため、強力な組織にはならなかった
●大正デモクラシー~民主主義の実現を求める
Democracy
<1912>(第一次)護憲運動
人物 桂太郎 vs 尾崎行雄 →憲政の神様
~長州藩 犬養毅 ↗
内容 藩閥政治ではなく、憲法に基づいた政治を守る
~立憲政治
結果 桂太郎内閣が総辞職する
<1914>民主主義が提唱される
=Democracy
人物 吉野作造
内容 天皇主権のもとでも、政治は国民の幸福のために行うものであると主張
①普通選挙
内容 納税額により選挙権を制限せず、全ての成人に選挙権を与える
②政党政治
内容 政党によって行われる議会政治を行う
<1918>日本初の政党内閣の成立
原因 米騒動により、寺内正毅内閣が総辞職
内容 立憲政友会の原敬が内閣総理大臣になる
~「平民宰相」
結果 普通選挙の実現が求められたが、時期が早いと反対された
<1923.9.1>関東大震災
内容 関東地方南部に激しい地震
結果 日本の経済に大打撃をうけ、不景気に
<1924>第二次護憲運動
原因 原敬内閣の後、4代に渡り政党政治が行われていなかった
内容 清浦奎吾内閣 vs 憲政会
~貴族院中心 立憲政友会
革新倶楽部
~政党政治を主張
結果 政党を中心とした加藤高明内閣が成立
<1925>普通選挙法
原因 加藤高明の選挙公約であったため
内容 満25歳以上の全ての男子に選挙権を与える
<1925>治安維持法
内容 社会主義運動を取り締まる
結果 悪用され、戦争に対し不都合な平和や自由を唱える人々を取り締まることに繋がってしまった
<1925>ラジオ放送の開始
●社会運動の高まり
<1911>青鞜の発行
人物 平塚雷鳥
(=らいてふ
らいてう)
内容 女性解放運動のきっかけとなった
<1918>米騒動
原因 シベリア出兵を見越した大商人による米の大量買い占め
場所 富山県 → 全国へ
内容 米の安売りを求めて主婦たちが米屋へ押し寄せた
<1920>新婦人協会の設立
人物 平塚雷鳥
市川房枝
内容 男女の様々な機会の均等を求めた
<1920.5.2>第一回メーデー
内容 都市で起こった労働者の生活を守るための労働運動
結果 農村で小作料の引き下げを求める小作争議が起こるようになった
<1922>全国水平社の設立
内容①水平社宣言
…人の世に熱あれ、人間に光あれ
②厳しい差別をなくす活動を行った
18回 昭和時代① 〜アジア・太平洋に広がる戦争〜
→世界恐慌の不景気に苦しみ、その穴埋めを「海外の植民地を増やす」ことで行おうとしました。
それがきっかけで国際連盟を脱退し、他国との関係が悪くなりました。
そういった植民地を欲しがる国々が「枢軸国」となり、第二次世界大戦につながります。
▼昭和時代①
●強まる戦時体制
<1929>世界恐慌
場所 アメリカのニューヨークのウォール街
内容 全世界が不景気になる
対策 <植民地を持っている国>
◆イギリス・フランスなど ブロック経済
内容 自国以外の輸入品に高い関税をかけて、植民地に輸出し、自国の商品のみ売れるようにした
◆アメリカ ニューディール政策
内容 政府が経済活動に介入し、企業に商品の生産をし過ぎないように要求
労働者には最低賃金を保証
◆ソ連 五ヵ年計画
内容 5年間で決められた量のモノのみを生産し、消費する
※社会主義国家のため、モノが溢れかえっているわけではなかったので、世界恐慌の影響を受けなかった
<植民地を持っていない国>
◆ドイツ・イタリア ファシズム
内容 個人の自由よりも国家の利益を優先するために、植民地獲得を目指す
◆日本 「満州は日本の生命線である」
背景 不景気により、財閥が銀行や会社を買収し、強い力を持って、政党に資金を出すことで政治に口を出すようになった
→政党や財閥の不正が発覚し、国民の間に不満がたまる
内容 中国の満州を日本の植民地とすることで、不景気の対策にしようという声が軍部や政治家の間で高まる
<1931>満州事変
原因 柳条湖事件(南満州鉄道爆破事件)
内容 満州に駐留する日本の関東軍が、南満州鉄道を爆破されたことを口実に満州を占領
<1932>満州国建国
内容 日本が政治の実権を握り、中国から独立した満州国の建国を宣言
結果①中国が満州事変を国際連盟に訴え、リットン調査団がそれを調査
②五・一五事件<1932.5.15>
内容 満州国承認に反対の犬養毅首相が海軍の青年将校に暗殺される
結果 政党政治が終わり、軍部・役人が内閣を作るようになる
<1933>日本が国際連盟から脱退する
内容 リットン調査団の報告により、国際連盟は満州国の不承認を決議した
結果①日本は国際連盟から脱退し、国際社会から孤立
②日本は軍備をさらに強めることになる
<1936.2.26>二・二六事件
背景 陸軍の2つの派閥
「皇道派」…天皇による親政を望み、そのためには武力をもってしても、
それを邪魔する者たちを全て排除するべき、という考え方
vs
「統制派」…合法的に政府に圧力をかけ、
自分たちの望む政治体制を実現させる、という考え方
内容 陸軍の「皇道派」が首相官邸、警察庁などを占拠し、
尊王討奸…天皇による政治を実現するために、
天皇の命令を本来の意図と違う形で伝える政治家を討つ
をスローガンに大蔵大臣高橋是清らを暗殺
結果①天皇の命令により、「統制派」をはじめとする軍部が
「皇道派」の陸軍将校らを鎮圧した
②陸軍では「皇道派」が一掃され、
「統制派」が力をつけ、政治に参加していくようになる
<1937>日中戦争
原因 盧溝橋事件
内容 満州だけでなく中国全土を支配しようと考えた日本は、
北京近くの盧溝橋で中国軍と衝突する
内容 日本 vs 中国
結果 決着がつかず、戦争が長期化し、第二次世界大戦の1つに取り込まれていく
<1938>国家総動員法
内容 政府は、議会の承認を得ずに人材・物資・資金などあらゆる分野で必要なものを、命令により自由に動かせるようになる
結果 大日本帝国憲法で規定された議会主義が崩壊し、日本は戦争を中心に動いていくことになる
【制度】
①隣組
内容 隣り合った10軒ほどの家で組を作らせ、地域ぐるみで戦争に協力させる
②国民学校
内容 小学校を国民学校と名を変え、戦争をたたえる教育を行う
③治安維持法
内容 戦争に批判的な立場の疑いがあるものを厳しく処罰する
【生活】
①配給
内容 食料や衣類の日用品が自由に買えなくなり、配給制や切符制により政府から配られるようになる
~「贅沢は敵だ」「欲しがりません勝つまでは」
②学童疎開(集団疎開)
内容 都市に住んでいた小学3年生以上の児童を地方の寺などに集団で疎開させる
③学徒出陣
内容 大学に通う学生を戦場に送る
④勤労動員
内容 中学生や女学生を、勉強をやめさせ農村や工場で働かせる
⑤英語の禁止
内容 敵国の言葉である英語やアルファベットの使用を禁止
例)ストライク→「よし 1本」 もしくは 「正球」
ボール →「だめ 1つ」 もしくは 「悪球」
アウト →「ひけ」 もしくは 「それまで」
<1940>大政翼賛会の発足
内容 政府の方針に協力する組織が作られる
結果①政党・労働組合・農民組合などが解散させられる
②地方の隅々まで、政府の方針が伝わるようになり、
日本の全体主義化(ファシズム化)が進む
●世界を巻き込む戦争、再び
<1939>第二次世界大戦
背景①ドイツのナチス党のヒトラーが、植民地獲得に向けて、ドイツ東方のオーストリア、チェコ、スロバキアをおさえた
②ドイツ~ヒトラー …イギリスと ソ連 に挟み撃ちにされることを恐れた
フランス
と
ソ連~スターリン …ドイツ と 日本 に挟み撃ちにされることを恐れた
が
独ソ不可侵条約<1939>によりお互いに攻められないようにした
原因 ドイツがポーランドに侵攻することで、
ポーランドと同盟を結んでいたドイツの宿敵であるイギリス・フランスが、ドイツとの戦争を開始し、全世界を巻き込む戦争に発展
概要 枢軸国 vs 連合国
~日独伊三国(軍事)同盟<1940>
ドイツ ポーランド
イタリア イギリス~ポーランドとの共同防衛条約
フランス~ポーランドとの軍事同盟条約
日本 中国 【日中戦争】
アメリカ【太平洋戦争】
ソ連 ※ヤルタ会談後、日ソ中立条約を破棄して日本を攻撃
内容 <1941>日ソ中立条約
内容 日本とソ連がお互いに攻められないようにした
<1941>太平洋戦争
原因 日本の陸軍がマレー半島でイギリス軍を攻撃し、
海軍がハワイの真珠湾でアメリカ軍を攻撃
内容 第二次世界大戦の中で、太平洋で主に行われた戦争
日本 vs アメリカ
~東條英機首相 イギリス
「統制派」
<1943>イタリアが連合国に降伏
<1945.2>ヤルタ会談
場所 ソ連 クリミア半島のヤルタ
内容 フランクリン・ルーズベルト~アメリカ大統領
と
チャーチル ~イギリス首相
と
スターリン ~ソビエト連邦首相
による首脳会談
結果 ヤルタ協定を結ぶ
①アメリカの要求
日ソ中立条約を破棄して、
ドイツが降伏した3ヶ月後にソ連が日本に攻撃すること
ソ連の要求
樺太南部の返還と、千島列島をソ連に引き渡すこと
②国際連合を設立し、安全保障理事会で拒否権を認めること
③東ドイツを実質的にソ連が、
西ドイツをアメリカ・イギリス・フランスで共同管理すること
~冷戦のきっかけに
<1945.3>東京大空襲
内容 アメリカ軍の爆撃機が大量の爆弾を無差別に投下
<1945.4>沖縄戦
内容 アメリカ軍が沖縄島に上陸し、激しい地上戦が行われる
<1945.5.7>ドイツが連合国に降伏
<1945.7>ポツダム会談
場所 ドイツのポツダム
内容 アメリカ・イギリス・中国(・ソ連)の名で、日本に無条件降伏を求める~ポツダム宣言
<1945.8.6>アメリカが原子爆弾を広島に投下する
<1945.8.8>ソ連が日本に宣戦布告
<1945.8.9>アメリカが原子爆弾を長崎に投下する
<1945.8.15>日本がポツダム宣言を受諾し、無条件降伏する
★テストの構成・テキストの構成・対策と優先順位(毎度大きな変化はないため再掲となります)
【テストの構成】
35分 100点満点 配点・出題形式は一例です。
大問1 26点 書き取り10問 選択肢2問
大問2 46点 書き取り14問 選択肢9問
大問3 28点 書き取り4問 選択肢8問
35分で約50問。
傾向に変化がなければ、記述はなく、書き取りが中心の形式です。
一問一答の「名称」を問う形式がほとんどであるため、きちんと努力を重ねていれば報われやすい形式となっています。
これは昔から変わらずですが、「処理力」を重視した設問の構成となっています。
以前と変化があったのが書き取り問題で、一部のみ漢字指定だったのが、ほとんどの問題で漢字指定となっています。
自信のない内容は「ひらがな」で書けば◯がもらえる…という「安全策」が以前は取れましたが、難関校に向けた対応が必要になったと言えます。
【テキストの構成】
総合回以外の通常回 予習シリーズ
・テキスト解説ページ(ちょっとくわしく、今回のポイントも含む)
→基本的に太字を中心にチェックします。太字の多くは「名称」です。「名称」を中心に押さえるのが大切ですが、「名称を聞いた時に内容がきちんと言える状態」が望ましいです。
図・表・グラフからの出題も多いので、「どれが何を指しているのか」知っておくと良いでしょう。【なぜそういった数値・グラフの動きになっているのか】までおさえておいた方が良いです。
塾の先生に質問する機会があるならば、【図・表・グラフを見分けるポイント】【目立つデータがあれば、なぜそういうデータになっているのか】を質問するのが良いでしょう。
・要点チェック
→比較的取り組みやすい一問一答です。集団授業を受けているなら、授業後に一番に取り組んで欲しい内容となっています。
総合回 予習シリーズ
・学習のまとめ
→約4回分の内容を凝縮したテキスト解説コーナーです。ここはそこまでチェックしなくて良いでしょう。
・要点チェック
→通常回とは違い、図・表・グラフからの出題が中心です。比較的取り組みやすいので、なるべく早めに解くのが良いでしょう。
・練習問題
→組分けテストに近い形式の問題です。配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
総合回以外の通常回 演習問題集
・まとめてみよう!
→予習シリーズのテキスト解説ページを「穴埋め形式」にしています。「名称」を中心に問う形式となっているため、早いタイミングで取り組みたい内容となっています。
・グラフに書きこもう!
・白地図に書きこもう!
→予習シリーズのテキスト解説ページに載っている内容のうち、「問われやすい問題」を中心にピックアップしています。
これも早いタイミングで取り組みたい内容となっています。
・練習問題
→予習シリーズに載っているものと同様、組分けテストに近い形式の内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
・発展問題
→入試問題をもとに、予習シリーズの該当回に合わせてアレンジを加えた問題となっています。練習問題よりも難易度は難しめで、ここで初めて見る内容の問題も存在します。
余裕があるなら毎週のルーティンに組み込みたい問題です。
・記述問題にチャレンジ!
→入試問題をもとに出題される記述問題です。
難しい問題も含まれています。この問題に取り組むなら、担当の先生などに採点をお願いしたいところです。優先順位は少々下がります。
総合回 演習問題集
・練習問題
→組分けテストに近い形式の問題です。
配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
4週間前に扱い、忘れてしまっている内容を思い出すきっかけにもなりますし、是非取り組みたい内容です。
・応用問題
→こちらも、組分けテストに近い形式の問題です。
配点はついていないですが、「組分けテストの過去問」と見て良い内容です。
予習シリーズの要点チェック、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に一通り取り組んだ後にチャレンジしたい問題です。
練習問題よりも少々難しめですが、ぐんとレベルが上がるわけではないので、「聞かれ方の引き出し」を作るためにも取り組むことをオススメします。
・チャレンジ問題
→入試問題をもとに、予習シリーズの該当回に合わせてアレンジを加えた問題となっています。
通常回の発展問題と同じ立ち位置の問題です。こちらも余裕があれば取り組んでおきたい内容となっています。
【対策と優先順位】
□通常回の予習型の塾の進め方の一例(四谷大塚など)
①テキストを読む
②太字を中心に、表・グラフ・図の内容などもチェックして内容をおさえる
③予習シリーズ通常回の要点チェックで内容の確認
★通っている塾で授業を受ける
★授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する
④演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に取り組む(できれば参考資料なしで取り組みます。もし定着内容に自信がなければ予習シリーズでわからない問題を調べて取り組みましょう。わからなかった問題・調べた問題は別途印などをつけておくと良いです。)
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥予習シリーズの練習問題に取り組む
⑦演習問題集の発展問題に取り組む
⑧演習問題集の記述問題にチャレンジ!に取り組む
■通常回の復習型の塾の進め方の一例(早稲田アカデミーなど)
①通っている塾で授業を受ける
②授業後、授業内で取ったノート・テキストでマークした箇所などを見返して記憶を整理する
③予習シリーズ通常回の要点チェックで内容の確認
④演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!に取り組む(できれば参考資料なしで取り組みます。もし定着内容に自信がなければ予習シリーズでわからない問題を調べて取り組みましょう。わからなかった問題・調べた問題は別途印などをつけておくと良いです。)
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥予習シリーズの練習問題に取り組む
⑦演習問題集の発展問題に取り組む
⑧演習問題集の記述問題にチャレンジ!に取り組む
毎週の取り組みで⑧まで取り組むのがベストですが、目指す偏差値によって何番まで取り組むかが変わってきます。
偏差値50~55を目指すなら⑤~⑥まで
偏差値60以上を目指すなら⑦まで
入試問題を見据えて取り組むなら⑧まで実施し、担当の先生に添削してもらう
というところでしょうか。
④までで終わりにする子も一定数いますが、「入れ込んだインプットの内容をアウトプットして確認する」作業を行っていないため、組分けテストに対応するのは難しいと思います。
せっかく取り組むならば、最低でも⑤もしくは⑥までをワンセットにすることをオススメします。
□総合回の予習型の塾の進め方の一例(四谷大塚など)
①通常回のテキストをざっと読み直す
②演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!で印をつけたところを再度見直す
③予習シリーズ総合回の要点チェックで内容の確認
★通っている塾で授業を受ける
★授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する
④予習シリーズの練習問題に取り組む
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥演習問題集の応用問題に取り組む
⑦演習問題集のチャレンジ問題に取り組む
■総合回の復習型の塾の進め方の一例(早稲田アカデミーなど)
①通っている塾で授業を受ける
②授業後、授業内で取ったノートなどを見返して記憶を整理する通常回のテキストをざっと読み直す、演習問題集のまとめてみよう!・グラフに書きこもう!・白地図に書きこもう!で印をつけたところを再度見直す
③予習シリーズ総合回の要点チェックで内容の確認
④予習シリーズの練習問題に取り組む
⑤演習問題集の練習問題に取り組む
⑥演習問題集の応用問題に取り組む
⑦演習問題集のチャレンジ問題に取り組む
こちらも通常回と同様⑦まで取り組むのがベストですが、目指す偏差値によって何番まで取り組むかが変わってきます。
偏差値50~55を目指すなら④~⑤まで
偏差値60以上を目指すなら⑥~⑦まで
というところでしょうか。
練習問題・応用問題・チャレンジ問題を取り組み、なぜその答えになるのかがわかる状態になっていれば、かなりの点数が見込めます。
四谷大塚の組分けテストの社会は努力が反映されやすいです。
4科目の勉強のバランス・目指す偏差値からどこまで取り組むかを決め、進めていくのが良いでしょう。
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