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早稲田アカデミー偏差値の読み方 Column

早稲アカの活かし方

早稲田アカデミー偏差値の読み方

2021.05.28

やった!この前の模試で、武蔵中の合格率で80%取れた!

どの模試?

合不合判定テスト!

2021年度入試の武蔵中の四谷大塚偏差値は64。4科目で偏差値64は立派な数値だと思います。

ですが、合不合判定テストで64を取れたからと言って、合格の適性があるかは話が別です。

なぜそう言うことが起こってしまうのか。

この記事で解説していきたいと思います。

早稲アカ生がうける模試と偏差値の見方について

そもそも、小学4年生以上が受ける早稲アカ生が受ける模試は、大きく3つになると思います。

4年生以上の早稲アカ生が受ける模試
  •  早稲アカ主催の志望校別模試
  •  四谷大塚主催の合不合判定テスト、カリキュラムテストなど
  •  首都圏模試センター主催の首都圏模試

関連記事:早稲田アカデミーのテストには何がある?どう対策するべき?

4年生、5年生は四谷大塚の模試と、一部の生徒は志望校別模試のみ受講します(開成・櫻蔭ジュニアオープン)。

6年生は四谷大塚の模試を中心としながら、適宜早稲アカ主催の模試を受けたり、首都圏模試センター主催の模試を受講したりします。

6年生が4クラスとして想定した場合各クラスで受けるテスト
  •  1番手(四谷大塚Sコース相当)…志望校別模試、合不合判定テスト
  •  2番手(四谷大塚Cコース相当)…志望校別模試、合不合判定テスト
  •  3番手(四谷大塚Bコース相当)…合不合判定テスト、首都圏模試(一部生徒が受験)
  •  4番手(四谷大塚Aコース相当)…合不合判定テスト、首都圏模試(3番手よりも多くの生徒が受験)

一般的には以上のようなケースが多い印象です。

上記のように、テストを受験する層として、

  •  四谷大塚の模試…早稲アカ全体で受験する
  •  首都圏模試センターの模試…早稲アカの中位・基本クラスで受験する

ことからわかる通り、受験する生徒の層は四谷大塚の模試の方が「強い」層が受験するので、同じ学校の合格ラインも低く出がちです。

サカセルの近所の学校だと…

  •  筑波大附属駒場 四谷大塚偏差値70 首都圏模試偏差値78
  •  駒場東邦 四谷大塚偏差値64 首都圏模試偏差値74
  •  世田谷学園① 四谷大塚偏差値57 首都圏模試偏差値67

首都圏模試の偏差値にプラス8~10ほどしたものが四谷大塚の偏差値、と見て良いと思います。

関連記事:SAPIXを6年から始めるのに必要な学力は?入った後は何をすればいい?

そもそも、偏差値64で合格率80%ってなんなの?

その偏差値を模試で取った複数の生徒が、実際に受験をして、合格したのが全体の80%であったという数字。

全員合格しても、合格率100%という数値の設定はしません。

100%と設定して、仮にその数値に到達していた生徒が不合格になってしまった場合、その偏差値を設定した模試の業者にクレームが飛んでいくからです。

とある模試では、「本来80%の生徒が合格しているライン」よりもあえて高く数値を設定しているという話も。

自分の偏差値と学校の偏差値が開いている時、どう見れば良いか

「本来合格しているライン」よりも高く数値が設定されていることもあって、そのラインに達しているのに、なぜ、増田は「合格の適性があるかは話が別」と言ったのか。

それは、各中学校のテストの形式と、各塾の模試の形式が全く違うからです。

特に、国語や社会で「記述が中心となって出題される」中学校と、各模試の形式は大きく異なります。

手持ちの偏差値と過去問を解いた時の実感のズレについては以下を参考にどうぞ。

関連記事:鷗友の解き方を教わり、自信がついた 鷗友学園女子中進学 女子

関連記事:再現可能な説明で苦手を克服 鷗友学園女子中進学 女子の保護者

早稲田アカデミー主催の学校別模試

志望校への適性を見るなら、一番感覚として「近い」と思います。

大きく失点している科目があれば、その科目のどの分野が弱点になっているのかを見た後、どのテキストでどう補強するのかを考えられるのがベストですね。

とは言え、国語で言うなら、「形式は乗っ取っているが、選択肢のひっかけの作り方に差異がある」なども。

例えばSAPIXなら、「選択肢の根拠の箇所を何ヶ所からとっているのか」でひっかけを作る傾向があります。

早稲田アカデミーなら「選択肢内で×にあたる表現を一言織り交ぜる」ことでひっかけを作る傾向があり、他塾の生徒に軽く見られないようになのか、難しく作りすぎてしまうことも。

塾の模試にもクセがある、ということですね。

ですから厳密に言えば、過去問そのものとのズレも多少あるので、学校別模試の結果が全てというわけではないと言えます。

四谷大塚主催の合不合判定テストなど

どの学校を目指すにせよ、まずは偏差値50、55、60、65と5刻みで目標を立てて、そこに向かって努力していくのが良いでしょう。

2/1の学校で言うなら、女子学院・雙葉・フェリス・鷗友・開成・麻布・武蔵・駒場東邦については、きちんとした指導を受けているのであれば、偏差値60くらいからチャンスが生まれます。(櫻蔭に関しては偏差値62くらいほどは欲しいという感覚があります…)

個人的に、記述中心の学校に関しては、偏差値60を切らないようにしていくという感覚でいるのが良いと思います。

首都圏模試センターの模試

首都圏模試の偏差値65以上に関してはあまり参考にならないと思います。

特に首都圏模試偏差値70以上に設定されている学校に合格していく子で、首都圏模試を受験している生徒はほとんどいないはずです。

首都圏模試偏差値64くらいまでの学校であれば、受験しにくる層が、実際の受験生の層と重なることも多いので、参考になると思います。

まとめ
  •  模試の中で最も参考になるのは「学校別模試」
  •  とはいえ、実際に出題される問題とズレはあるので、過去問の点数も含めて検討を
  •  偏差値70以上の学校…偏差値70を目指す
  •  偏差値60以上69以下の学校…偏差値60を目指す
  •  偏差値50以上59以下の学校…偏差値50を目指す のように学校別模試以外の模試は、10の位の数値を意識して「定点観測」するイメージで見ていくのがオススメ
  •  記述重視校や変わった傾向の学校については、「その学校用の対策」がきちんとできる人間の指導があれば、逆転が生まれやすい

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増田 雄介

この記事を書いたのは...

増田 雄介

圧倒的な指導力、学校別の専門性の高さ、そして面倒見の良さを持つ自律学習サカセルの国語・社会の看板講師。

その驚異的な指導力を武器に、大手集団塾の開成中コースの国語担当や有名個別指導塾のリピート率1位の凄腕講師として活躍。
成績が本当に伸びる実戦的な指導に目を付けた自律学習サカセルからのスカウトを受け、満を持して文系科目の講師として指導開始。

個別指導の業界では指導力No. 1の呼び声も高く、逆転、順当のどちらの合格にも強く、生徒のレベルに関係なく指導できる幅広さを持っている。

生徒だけでなく、自分の子供の成長を見守るのが楽しみな一児の父でもある。
趣味はぽっちゃりの自分でも着られるファッションの構築。

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