この記事を書いたのは...
羽田慶子
日能研、個別塾などでの国語の指導経歴は15年以上。
生徒さんとご家庭の要望にフィットした指導を心がけております。
最終的には国語のおもしろさに気づいてもらうことが一番大事だと考えております。素材文によって様々な知識や考えに触れ、たくさんの本を読めるような生徒さんを育てていきたいです。
個別指導・家庭教師の自律学習サカセル
サカセルコラム
日能研6年生の国語でしておきたいこと Column
今回は日能研の6年生のみなさんに、国語で学習しておきたいことをご紹介します。
国語の場合、入試で必要な要素の学習は5年後期で終わっています。
6年前期は5年の学習内容を定着させ、後期の志望校対策に繋げる時期と捉えられています。この時期に必要なのはおおまかに言って以下2点。
・知識の定着と語彙力強化
・文章ジャンルごとの読解法を身につける
後者の「文章ジャンル」は「説明的文章(説明文・論説文)、物語、随筆、韻文(詩・短歌・俳句)」の4つです。
この中でも大事なのは論説と物語です。入試問題では読解2題(論説・物語)と知識の組み合わせという構成がスタンダードですから。逆に韻文を出題する学校は多くありません。
ただ、困ったことに日能研のテキスト構成はこの傾向に対応しているとは言えないのです。
今回はまずテキスト構成について説明し、不足を補う学習をご紹介したいと思います。
6年上(ステージⅣ)のテキスト構成は以下の通りです。
19回~28回(10回) 説明・論説文
29回~30回(2回) 随筆
31回~33回(3回) 詩・短歌・俳句
34回~38回(5回) 物語
なんと最初の10回(2月~4月末)全てが説明的文章です。
もちろんこの間のテストは説明的文章オンリー。物語に入るのは6月中旬です。
授業中の生徒からは「えー、今日も論説文なのー?物語やりたいなー」という声が上がります。特に基礎クラスの生徒さんにとっては、小難しい論説文を読むのは骨が折れること。時々は物語を楽しみたいですよね。それなのに苦行のように説明的文章が続き、国語が嫌いになってしまうのはとても残念です。
もちろん塾側としては「春期講習や日特で物語も扱う、記述演習講座を取りなさい」などと言うでしょう。しかし説明的文章偏重のテキスト構成は明らかに問題です。
ちなみにサピックスは物語の比率が高く、四谷の予習シリーズはバランスよく配分されています。
先にお伝えした通り、入試で一番多いのは「物語・説明的文章・知識」のパターンです。
ただ、物語1題という学校はあります。男子校なら麻布・駒東・武蔵・城北・暁星など、女子校なら学習院女子など結構ありますね。
それに対して、論説1題というのは明大明治・世田谷学園など多くはありません。
そんなに大事な物語なのに学習が不足しているのです。ちなみに後期テキストも論説偏重の傾向は変わりません。
そんな状態で後期の過去問演習が始まるとどうなるでしょうか?
当然「え?こんなことも知らないの?」という状態になります。心情語の使い方や記述のパターン、選択肢の選び方など知らないことだらけなのです。
特に上位校を受験するとなると、他塾のライバルには完全に水をあけられてしまいます。
そうなってしまう前にフォローしておきましょう。
「栄冠」以外にも物語の問題を積極的に解き、慣れておくことが大事です。。
ではどんな教材を使ったら良いのでしょうか?
・「前期日特」のテキスト
2年前の入試問題がセレクトされているので、物語だけをピックアップして解いてみることをお勧めします。
・四谷大塚の過去問DB
四谷の会員でなくても登録すれば利用でき、いろいろな学校の過去問が入手できます。解答用紙もついています。
*注意点
この時、現在の志望校よりも少し低い偏差値帯の学校を選びましょう。
志望校の過去問は手を付けず、後期までとっておくこと。
一校に定めずいろいろな学校の問題を解いてみてください。
週1回ペース、物語だけなら25分程度で良いでしょう。
〇付けはできれば保護者の方がしてあげてください。
以上、いかがでしたでしょうか?
日能研の教材にこだわらず、賢く活用して入試に備えましょう。
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羽田慶子
日能研、個別塾などでの国語の指導経歴は15年以上。
生徒さんとご家庭の要望にフィットした指導を心がけております。
最終的には国語のおもしろさに気づいてもらうことが一番大事だと考えております。素材文によって様々な知識や考えに触れ、たくさんの本を読めるような生徒さんを育てていきたいです。