サカセルコラム

四谷大塚4月度合不合判定テストで押さえるべきポイント!算数編 Column

四谷・早稲アカの活かし方

四谷大塚4月度合不合判定テストで押さえるべきポイント!算数編

2025.03.16

3月の組分けテストも終わり、その成績状況に様々な心持ちになっていることかと思います。

悔しくて奮起しているお子様、まずまずの成績に安心しているお子様、努力の成果が出て喜びを味わっているお子様、様々いらっしゃることでしょう。

さて、まもなく春休みが近づき、合不合判定テストが迫っています。

本日はそんな合不合判定テストについてお話をしていきますね。

【合不合判定テストの判定結果に関して】

合不合判定テストでは志望校に関しての合格可能性が20~80%の幅で出ます。

大規模な模試ですので、データとして信憑性は高いです。

20%はほぼ見込みなし。80%は合格が鉄板というイメージで良いでしょう。

しかし、下限上限の話なので同じ20%、80%でも幅があることは留意しておきましょう。

よくある質問として、合格可能性によって志望校を変えるべきか、というものがありますが、現段階では変える必要はないでしょう。志望校の最終的な調整は2学期に入ってからで十分です。20%で合格した生徒や80%を出したことがあるのに不合格だった生徒も数多く存在します。学校ごとの対策もまだしていないこの時期に弱気になる必要はありません。

今はしっかりとその志望校に向けて、前向きに学習をしていくことが重要です。

逆に、第一志望で80%が出てしまった場合は、その第一志望が本当に行きたい学校であれば変える必要はなく、なんとなくここと暫定で決めた場合はさらに上位の中学校を狙っていって良いと思います。

最後に注意が必要な点として、お子様の成績はここから大きく変動する可能性が高いということが挙げられます。日々の努力や夏の学習量、二次性徴の時期の個人差や問題の難化などといった様々な要因で中学受験というレースの順位は変動していきます。現在成績が足りていないからと言って諦める必要はなく、逆にいま足りているからといって絶対合格などといったことはありません。

楽観も悲観もせず、いま出来ることに全力で取り組んでいってください。

【合不合判定テストの算数の全体的な対策】

単元は無制限となっていますので、組分けテストのような直接的な対策は難しいです。

しかし、直近の内容が意外と多く盛り込まれたりしていますので、春期講習での学習は重要になります。

即効性の高い対策としては、(手に入れることができれば)過去問を解くことが挙げられます。

出題内容や量、難易度を把握し、時間の使い方やケアレスミスの発生など、修正ポイントを見つけ、改善していきましょう。

特に、組分けテストと配点が違うのでそのあたりも注意をしたいです。

平均点はおおよそ60点~80点程度です。150点満点のテストですので、高いとは言えません。

特に、算数が苦手なお子様は難しい問題に時間をかけず、基礎的な部分をきっちり取りきることで得点を積み重ねた方が良いでしょう。

【3月度組分けテストの算数の出題構成】

大きな大問構成は以下の通りです。

大問1:計算2問程度
大問2:文章題の小問集合が6題程度
大問3~4:中学受験で頻繁に問われる大問形式の優しめの問題
大問5:中学受験で頻繁に問われる大問形式の少し難しめの問題
大問6:難しめの一行問題
大問7~9:思考力や作業力が問われる発展的な大問形式の問題

1問5点

基本的にはどの単元もバランス良く出題されています。

大問1~4までをきっちり取り切れれば平均点程度になります。

そして、大問5・6をどれだけ取れるかで偏差値55の壁に到達できるかが決まってきます。

大問7~9は時間的にも難易度的にも難しいですが、(1)などで実は読めさえすれば結構簡単!という問題が紛れていたりするので、うまくつまみ食いをしていきましょう。

学習方法やテスト結果に関してご質問等ございましたら、お気軽にご相談ください。

自律学習サカセルは受験生の皆さんを応援しています!!

他の科目の解説についてはこちらからご覧ください。

関連記事:四谷大塚4月度合不合判定テストで押さえるべきポイント!国語編
関連記事:四谷大塚4月度合不合判定テストで押さえるべきポイント!理科編
関連記事:四谷大塚4月度合不合判定テストで押さえるべきポイント!社会編

早稲田アカデミーに関してより詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
塾選びから合格(または転塾)まで早稲田アカデミー完全解説


にほんブログ村にも参加しています。ぜひ下のバナーをワンクリックで応援もお願いします!

関連記事

松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

同じ筆者の記事を見る

人気の記事