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中学受験の思い出(1月の過ごし方) Column

学生講師の小話

中学受験の思い出(1月の過ごし方)

2020.12.23

受験まで残りわずかとなり、毎日をどう有意義に過ごそうか一層考え始める頃だとは思います。この時期に最も大切な事は来る試験に向けてコンディションを整えることに他なりません。

僕は1月には、今まで解いた模試や過去問、平常授業のテキストから過去の自分が解けなかった問題をピックアップして解きなおしていました。試験の日に解けない問題が無い状態で受験できるように準備していました。

この頃になると新たに得られる知識はあまり多くなく、算数であれば沢山の問題に触れておくことで解く上で使う武器がなまっていないか確認していました。理科や社会では毎日の基礎学習を変わらず続け、過去問を解くことで自分の記憶の引き出しが何時でもスムースに引き出せるようにしていました。

勉強面でしなくてはならないことは実際あまりなく(特別なことはあまりなく)、個人的には精神的な面と体調の面でコンディションを整えることがより重要になってくるのかなと思っています。

多くの小学生にとってはこの受験が人生最大の大勝負といったところではないでしょうか。

家族や友達、なにより自分自身への期待感からのプレッシャーに押しつぶされそうになりますが気にせずに普段通り過ごすことが大切です。

私は毎日試験の日まで早寝早起きをして、生活をルーティン化することを心掛けていました。すると気がつけば明日が試験の日、となったわけです。前日はそれまでお世話になった塾の先生に激励してもらい、気を取り戻して揚々と試験会場に向かったことを覚えています。

最後に受験に向けたマインドセットですが。

何かにつけて世の中はやれ成功しただの失敗しただの、とかくうるさいことを言いますが。

運命の岐路は右と左に別れているのであって、上と下に別れているわけではありません。

一受験の結果を勝った負けたなど言っても仕方ありません。言う人には勝手に言わせておけば良いのです。大体運命なんてものは事前に決まっているようなもので、合格する人は相応の努力をしています。ですから、自分がそれだけ頑張ったと思える人は何もくよくよせず自信をもって受験をすれば良いのです。

私がこういう事を言うのはもしかしたら自己憐憫のようなものかもしれませんし、驕った人にならないための戒めかもしれません。

まあ、実際考え方に正しいも間違っているも無いので。

この記事も、少しでも誰かの役に立てばそれでいいのです。

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石田貴嗣

この記事を書いたのは...

石田貴嗣

受験勉強に関する事だけでなく、読んで楽しい学習にまつわる様々な事をお伝え出来ればと思います。

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