この記事を書いたのは...
松田 浩志
自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。
大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。
個別指導・家庭教師の自律学習サカセル
サカセルコラム
中学受験、子供が塾でさぼってしまう時はどうすればいい? Column
それなりの額の金銭と時間を消費して通う塾。
それでサボるお子様にはどうしても腹が立ってしまうのものですね。
中にはサボることが習慣化していたり、親が気づいていなかったりして、成績状況が悪化していることも。
ではサボってしまう原因、そしてどうすれば改善されるのかをお話させて頂き、少しでもお役に立てていただければと思います。
塾をサボると一概に言ってもサボり方は千差万別。
まずはどのような種類があるのかを見ていきましょう。
悪用厳禁でございます。
サボり方の中ではこの辺りが多いパターンが多いです。
他にもきっと思いつかないようなサボり方があるのかもしれません。
では上記について少し具体的にお話をしていきましょう。
まず前提として、お子様の勉強に対するモチベーションが低いことを念頭に入れましょう。
ここがクリアできればあらかたのサボりは解決します。
モチベーションを上げる方法としては、
などが主です。
目標は可能性や現実性があると本人が感じることが重要です。偏差値40のお子様に1ヶ月で70を取れと言っても「無理じゃん……」となるだけですね。「あと10点で上のクラスに行ける」といったギリギリ届く、可能性が高い目標の方がやる気が出ます。
意外に思うかもしれませんが、不可能だった志望校を現実的な中学校に下げた途端やる気を出すお子様もいたりまします。
次に報酬です。これは物理的な報酬である必要はないです。例えば、幼少期は親に褒められることが報酬ですので、言うことを聞くわけですね。
「この目標を達成することで自分の行きたい学校に行ける!」という他者からの報酬ではなく、自ら勝ち取る内部的な報酬があるということを理解させるとモチベーションが爆発的に上がります。親にやらされていた勉強ではなく、自らのための勉強であるという自覚を持つことですね。
次に手段の妥当性と具体性です。
これは「今自分がやっていることは意味があるんだ」ということと「具体的にこれをやれば目標に近づくんだ」というものです。
やっていることに意味を感じないとやる気は出ません。また、具体的に何をすれば良いのか分からないと前に進みにくいものです。この2点を明確に理解させることが重要です。
「そんな綺麗事言われても言うこと聞かないよ……」という場合は習慣化を目指しましょう。
塾を日常の一部にしてしまい、子供に疑問を持たせないという方法です。これは時間がかかるので、早いうちから手を打ちたいですね。
間違ってもサボることが習慣にならないように気をつけましょう。
さて、話を戻しまして、具体的なサボり方の対策をお話していきます。
こういうお子様で多いのは、塾に行けば結構楽しく過ごせるが、行く前にものすごくストレスを感じている場合です。
塾の前まで送ったり、友達と待ち合わせするなどしてストレスの緩和を目指しましょう。
また、授業が面白かったり、意味を感じるものであればこういったことにはなりにくいものです。
こういった事態になっている時点でお子様は塾の授業に魅力を感じていないと分かります。
場合によっては、転塾や転校を視野に入れても良いかもしれません。
もし、塾での人間関係などに悩んでいる場合は、担当へ相談し、最悪の場合は転塾を視野に入れましょう。心機一転して環境を変えることで変化する場合もあります。
塾に長時間行っているはずなのに成績が上がらないお子様などに多いパターンですね。
これはご家庭というよりは塾側に対処をお願いするしかないです。
塾側にしっかりと管理をお願いしていくことが必要です。
塾と家庭とで協力をしてやっていかないと解決しない問題です。
ただ繰り返しになりますが、授業が面白い、もしくは意味を感じる内容であればこういうサボりは発生しません。
これはオーバーワークをしているお子様にありがちです。
小学生の脳は成長期です。睡眠時間は8時間は確保したいので、この辺りはしっかり管理していきましょう。睡眠不足によって人間の能力は大きく下がります。効率の良い学習の為にも睡眠時間の確保は必須です。
これは下位クラスの新人講師の授業などでたまに発生する問題で、授業中に手紙を回したり、携帯をいじったり、お喋りをしていたり、などですね。
これは子供の責任というよりも、塾側の管理責任です。
ただ、発覚が難しいという問題もあります。
発覚した場合は速やかに塾へお願いをし、同時に携帯を取り上げるなどの対応が求められます。
プリントの裏が落書きだらけだったり、手紙がカバンに入っていたり、などのチェックを行ってみるのが良いでしょう。
ここまで話してきましたが、いかがだったでしょうか。
基本的にお子様の自己管理能力は高くありません。
しっかりと大人が管理していくことが重要となります。
子供に丸投げ、塾に丸投げ、とならないようにしていけば大丈夫でしょう。
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この記事を書いたのは...
松田 浩志
自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。
大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。