この記事を書いたのは...
松田 浩志
自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。
大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。
個別指導・家庭教師の自律学習サカセル
サカセルコラム
中学受験、塾を休んだ時はどうすればいい? Column
中学受験ではかなり早いペースでカリキュラムが進んでいきます。
一回一回の授業が実は結構大事です。
そんなことは保護者の皆様にとっても周知の事実であると思います。ですから、
「休ませても大丈夫かしら……?」
「おいていかれない……?」
といった疑問が生まれるのも当然だと思います。
今日はそんな疑問にお答えすべく、お話をさせていただければと思います。
まずは塾を休むこと自体についてお話していきましょう。
結論から申し上げますと、特段の事情がない限りは休むべきではない、です。
当たり前のことで申し訳ないですが、しっかりとした理由があります。
やはり、これが1番の理由ですよね。
中学受験のカリキュラムは早いので、1回の休みが意外と重いです。
そして、リカバリーを親がやろうとすると、また労力がかかり大変です。
欠席は避けたいところですね。
面倒くさいという理由で何度か休ませるとサボり癖がついてしまう場合があるということです。
お子様に逃げ癖が付いてしまうのは避けたいですよね。
経験上、ご両親が共働きの場合起きやすいです。子供から「体調が悪い」と電話がかかってきて直接様子を見れないのでとりあえず休みに……ということを繰り返しているうちに、というのがよくある例です。
ここまで2つ理由を挙げてきましたが、仕方のない理由の場合は仕方がありません。
体調不良や家の事情がある場合はどうしようもありません。割り切っていきましょう。
では次に休んだ時にすべきことをお話していきます。
休んだ場合に必要になることは、休んだ授業のリカバリー、です。
以下の手順を参考にしていただければと思います。
① 休んだ授業内容とその単元のポイントを確認する
② お子様にそれを教え、やらせてみる
③ 理解が難しかった部分を担当講師に質問する
①は塾によって異なると思いますが、プリントであったり電話であったりアクションがあるはずです。無い場合はこちらから電話などの聞くしかないですね。
いずれにせよ、該当単元の情報を入手しましょう!
②では実践です。お子様の理解力が高かったり、得意な単元の場合はこれは容易ですが、逆の場合はなかなか苦労するかもしれません。
個別指導のスポット授業を利用して、アウトソーシングするのも1つの手段ですね。当塾、サカセルにもそういうお問い合わせはあります。
③は仕上げです。
あまりにも質問が多すぎても講師に聞けないので、絞ってから質問にいきましょう。
質問教室がある塾ではその時に、ない塾の場合は電話で一報入れてからの方がスムーズです。
塾やご家庭の事情によってこの通りにはできないかもしれませんが、参考にしていただければと思います。
事前に休むことが分かっている場合も同様です。
抜けが起きないように気をつけたいですね。
お子様が休みたがる時は注意が必要です。
基本的にどのお子様も楽しそうに通っているのですが、たまにそうでないお子様がいます。
原因としていくつか挙げられます。
① 塾の授業に全然ついていけず辛い
② 虐められている
③ 担当講師が怖い
④ 勉強に疲れた
①は今すぐ対策を講じないといけません。
解決策としては「授業についていけるように学習状況を改善すること」です。
原因を洗い出し、早急に対応をしましょう。
②は悲しいお話ですが実際にあります。
小学校よりは圧倒的に少ないでしょうが、人が集団で集まり、コミュニティを形成する限りついて回る問題です。虐められていると判明した場合は塾側に抗議を申し入れ、転塾も視野に入れましょう。虐めがあるクラスで実績が大きく出ることはあまり見たことがありません。
③もある話です。
しかし、担当講師が行き過ぎている場合もありますが、お子様が宿題等をやらない、授業をきいていないから叱られる。そして行きたくなくなる。というパターンもあります。どちらが原因なのか探らないといけません。ただ、生徒と講師の距離が近い塾でしか起こらないので、ドライな塾にお通いの方は大丈夫だと思われます。
④もごくたまにあります。
中学生の方が多いです。思春期がだいぶ早めに来てしまい、なぜ親の言うことに従わないといけないのか。と疑問を持ち始めたりする5年生や中学2年生などに見かけます。この状態になると親では手がつけられなくなることが多く、塾や担当講師の第3者に相談すべきです。
お通いの塾があまりそういう対応をしない塾であれば、個別指導などを活用していった方が衝突も少なく済み、ご家庭のご負担も減ります。
ここまでお話してきましたがいかがだったでしょうか?
塾を休むこと自体はしょうがない場合も多いですが、その時にリカバリーをどうするかが重要です。特に、4年生や5年生のカリキュラム消化中の時期は尚更です。無理のない範囲でしっかりと対応していきましょう。
にほんブログ村にも参加しています。ぜひ下のバナーをワンクリックで応援もお願いします!
この記事を書いたのは...
松田 浩志
自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。
大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。