6年生になって、もう3回目のテストですね。数年前までは復習テストはマンスリーテストに比べて難度が低めでしたが、現在はほぼ同等の難しさになっています。
前回の2月マンスリーは大問6つ、全体の問題数が多いだけでなく計算を要する問題が多かったため「時間が足りない!」という子が続出しました。今回も630-01~05と5単元ありますが、その中には植物が2回、光が2回含まれますので、前回よりは大問の数も減るのではないでしょうか。
大問1 季節の図鑑(表紙裏)
大問2~5 水溶液と気体、植物、光
植物と光のどちらかは大問1つにまとめた出題になるかと思います。
【カリキュラムとテキスト】
サピックスのカリキュラムは5年まででひととおりの単元を終え、6年の前半は土特も合わせて既習単元をもう一巡しながら知識や解法を追加していく、という形になります。
初めてかつ難しい内容が続いて大変だった5年の後半に比べると少しラクになるでしょう。
テキストの問題も5年生に比べて極端に難しくなるわけではありません。
ただ、5年生のテキストのように確認問題[1]~[4]に重要ポイント/確認問題[5]からは演習、といった形で分かりやすく分かれてはいません。
色々なレベルに対応するため確認問題の数が多く、その中から各クラスの先生が選んで演習出来る形になっています。
目安としては確認問題[1]~[6]くらいまでが5年生の[1]~[4]に対応することが多いですが、回によっては前半に難問が入ってくるということもありますので、授業内で指示される問題を記録して帰ってくることが重要になります。01~05に関しては各単元のポイントの最後にまとめてありますので参考にしてみてください。
確認問題の後半はマンスリーや組分けテストなど、テストの過去問が入っていることが多いです。「○○(単元名)について、次の問いに答えなさい」と始まっていたらほぼサピックスのテストの過去問かその改題です。
【各単元のポイント】
各単元のポイントをまとめたので参考にしてみてください。
重要度は以下です。
◎:絶対!
〇:テスト対策としてここまで解いておくとよい
△:できれば取り組んでおきたい
無印:余裕があれば
630-01 気体と水溶液の性質
知識単元です。覚えることが多くて大変ですが、中学入試では頻出の単元ですのでしっかり覚えましょう!今回は性質を覚えた上で、複数の水溶液・気体を分類する問題がメインになっています。
・水溶液の性質(確認問題[1][2][5][6][7][8][9][10])
◎代表的な水溶液 塩酸・ホウ酸水・炭酸水・酢酸水・食塩水・砂糖水・アルコール水・水酸化ナトリウム水溶液・石灰水・重そう水・アンモニア水について以下のことを覚えましょう。
◎溶けている物質(溶質)とその状態(固体/液体/気体)
例 塩酸 塩化水素 気体
◎においの有無
固体が溶けた水溶液はすべて無臭です。
◎液性(酸性/中性/アルカリ性)
〈見分け方〉
1. 酸性を見分ける
○○「酸」○○「酸水」と名前の最後についているものは酸性
酸っぱいものは酸性 例 レモン汁
2. 残りは飲めそうなら中性
例1 ホウ酸水→「酸水」と最後についているので酸性
※水酸化ナトリウム水溶液は名前のはじめの方についている「酸」なので関係ありません。
例2 アルコール水→酸性ではない→大人になったら飲んでよいので中性
…といった感じで大抵は見分けられます。
◎加熱して水を蒸発させたときどうなるかを覚えましょう。
気体・液体が溶けた水溶液→何も残らない
固体が溶けた水溶液→残る
※砂糖水など炭素を含むものを加熱した場合は焦げて黒くなります。
◎電気を通すか判断できるようにしましょう。
酸性・アルカリ性→すべて電気を通す
中性→食塩水だけ電気を通す
◎水溶液を混ぜたときや、固体を加えたときの反応も覚えましょう。
炭酸水+石灰水→白くにごる
塩酸+水酸化ナトリウム水溶液→食塩水
塩酸+石灰石(炭酸カルシウム)→二酸化炭素発生
塩酸+アルミニウムなどの金属→水素発生
水酸化ナトリウム水溶液+アルミニウム→水素発生
◎指示薬の色の変化を覚えましょう。
リトマス紙とBTB液に加え、フェノールフタレイン液と紫キャベツ液も覚えておきたいところです。
・気体の性質(確認問題[3][4][8][11][12]]
◎代表的な気体 酸素・二酸化炭素・水素・アンモニア・塩化水素・窒素について以下の性質を覚えましょう。
◎色・におい
アンモニアと塩化水素は刺激臭、他は無臭
上記の気体はすべて無色
△塩素(黄緑色)、二酸化窒素(褐色)など有色の気体もあります。
◎重さ
空気より重いか軽いか覚えましょう。
◎水への溶けやすさ
酸素・水素・窒素→ほとんど溶けない
二酸化炭素→少し溶ける
アンモニア・塩化水素→よく溶ける
◎気体の集め方を覚えましょう。
水上置換法、上方置換法、下方置換法を図と対応させて覚えましょう。
図と対応させることができない子が一定数います。集気びんの口に注目してしまっているのが原因です。
ガラス管の先に注目して、気体が上に集まっているか/下に集まっているかを判断できるようにしましょう。
〇気体の性質から、集め方を判断できるようにしましょう。(P2右下)
水に溶けにくい気体なら、空気より重くても軽くても水上置換法です。
水上置換法ができない場合に上方置換法や下方置換法を用いることを理解しましょう。
例 水素→水に溶けにくい→水上置換法
アンモニア→水に溶けやすい→空気より軽い→上方置換法
〇水上置換法の利点を2ついえるようにしましょう。
純粋な気体が集められる
集まった気体の量が目で見て分かる
◎酸素・二酸化炭素・水素の作り方を覚えましょう。
水素は色々な組み合わせがあるので、表を自分で書けるようにしておきたいところです。
アルミ 亜鉛 鉄 銅
塩酸 〇 〇 〇 ×
水ナト水 〇 △ × ×
※〇:金属がとけて水素発生
△:水溶液が濃くてあたたかければ水素発生
金属は反応しやすい順に並んでいます。
反応しやすさ アルミ>亜鉛>鉄>銅
塩酸>水酸化ナトリウム水溶液
〇酸素・二酸化炭素・水素はそれぞれを確かめる方法をいえるようにしておきましょう。
酸素 火のついた線香を入れると激しく燃える
二酸化炭素 石灰水と混ぜると白くにごる
水素 火を近づけるとポッと音を立てて燃える
・水溶液・気体の分類(確認問題[2][4][5][6][7][8][10])
性質を覚えた上で複数の水溶液や気体を分類する問題は入試でも頻出です。
◎実験問題
表を書いて整理できるようにしましょう。
例 ビーカーA~Eの中に水溶液が入っていて、これはア塩酸 イ炭酸水 ウアンモニア エ食塩水 オ石灰水であることが分かっています。
実験1 AとBはにおいがありました
実験2 赤色リトマス紙につけるとBとDは青くなりました
実験3 加熱して水を蒸発させるとDとEは白い固体が残りました
A B C D E
に に
アル アル
固 固
表はきれいに書く必要はありませんし、完成させる必要もありません。
決まった時点で水溶液の名前が書いてあるところに記号をメモすると効率がよいでしょう。B=ウなど記号どうしを結びつけるのはミスも出やすいですし、確認する時間もかかるのであまりおススメできません。
〇フローチャートやベン図タイプは、図の中にメモを書くとよいでしょう。
頭の中だけで把握するには量が多いので、要領よくメモして解けるようにしておきましょう。
◎630-01 確認問題[1]~[4]
デイリーステップ[2][4][6]
ポイントチェック[4](季節の図鑑/大問1対策)
〇630-01 確認問題[5][6][10]
△630-02 確認問題[7][8][9][11][12]
630-02 植物のはたらき①
種子のつくりと発芽が中心の暗記単元…かと思いきや、今回は「発芽と呼吸」がメインになっています。なるべく深く理解することを意識しましょう。
・種子のつくり(確認問題[1][5][8][11])
◎種子の各部の名称を覚えましょう。
カキ・トウモロコシ・イネ・インゲンマメ(ダイズもほぼ同じ)のつくりを覚え、各部の名称をいえるようにしてください。
◎発芽のための養分をたくわえている部分を覚えましょう。
有胚乳種子→胚乳
無胚乳種子→子葉
どちらも種子の体積のほとんどを占めています。
◎胚に該当する部分を覚えましょう。
胚=発芽後植物本体になるところ なので、子葉(いちばん初めに出る葉)は胚に含まれます。インゲンマメなど無胚乳種子は種皮以外すべて胚です。
〇有胚乳種子と無胚乳種子を分けられるようにしましょう。
有胚乳種子:裸子植物(マツ・スギ・イチョウなど)すべて、単子葉植物(イネ・トウモロコシなど)すべて、双子葉植物の例外(カキ・オシロイバナ・ホウレンソウなど)
無胚乳種子:双子葉植物のほとんど
まず有胚乳種子を覚え、それ以外は無胚乳種子と考えてよいです。
〇種子に含まれる栄養分を覚えましょう。
でんぷんが多い:イネ・ムギ・トウモロコシなど
たんぱく質が多い:ダイズなど
脂肪が多い:ヒマワリ・ゴマ・アブラナ・ラッカセイなど
・発芽の条件(確認問題[2][6][11])
◎発芽の3条件を覚えましょう。
◎実験から、発芽に必要なものを判断できるようにしましょう。
「実験から判断できること」を問われることがよくあります。知識で正しいと分かっていることでも、実験から判断できないものは答えてはいけないので注意しましょう。
・発芽の様子(確認問題[3][11])
◎代表的な植物の発芽の様子を覚えましょう。
イネ・トウモロコシ・マツ・アサガオ・ヘチマ・インゲンマメ・エンドウの発芽を図から見分けられるようにしてください。また、子葉がどこか答えられるようにしておきましょう。
◎子葉が地中に残るものを覚えましょう。
アズキのエンソク(アズキ・エンドウ・ソラマメ・クリ)
・発芽と呼吸(確認問題[4][7][8][9][10][11])
◎呼吸の式を覚えましょう。
養分(でんぷんなど)+酸素→二酸化炭素+水
このとき、活動のためのエネルギーが出ることを知っておきましょう。
呼吸をすると酸素が減って二酸化炭素が増えることは理解していますね?
◎呼吸は全身の細胞で一日中行われていることを理解しましょう。
△呼吸とは「養分に閉じ込められたエネルギーを酸素を使って取り出すはたらき」であると理解できるとさらによいでしょう。
◎発芽した種子の重さの変化を理解しましょう。
発芽すると呼吸が始まり、養分が使われるので軽くなっていきます。
しばらくすると光合成が始まり、呼吸で使われる養分よりも光合成でつくられる養分の方が多くなるので、植物全体の重さは重くなっていきます。
〇吸収された酸素の量を調べる実験
確認問題[7]の実験で以下のことをおさえましょう。(P5右)
〇色水が左に動く理由
〇石灰水や水酸化ナトリウム水溶液を入れる理由
〇フラスコを水の中に入れる理由
△吸収された酸素の量と放出された二酸化炭素の量の求め方
※ここは「呼吸商を求める実験」として夏期あたりで再登場します。
少し難しいため、この時期に導入を入れているものと思われます。
◎630-02 確認問題[1]~[4][6][8]
デイリーステップ[2][4][6]
ポイントチェック[4](季節の図鑑/大問1対策)
〇630-02 確認問題[5][7][9][10][11]
△630-02 確認問題[9]発展問題[1]
630-03 植物のはたらき②
植物のつくり・光合成・蒸散を含む単元です。既習内容が多く、やや軽めの単元といえます。同時期に土特で植物の分類・花が扱われますが、これは以前は平常テキストに入っていた内容です。平常が軽い分、土特にもしっかり取り組みたい週です。
・植物のつくり(確認問題[3][4])
◎単子葉植物と双子葉植物の体の各部の名称とはたらきを覚えましょう。
根 ひげ根/主根と側根
茎 双子葉植物には道管と師管の他に形成層がある。
形成層は細胞分裂して茎を太くするため、太い幹の木になるものがある。
葉 平行脈/網状脈
道管が上
◎気孔とそのまわりのつくりを覚えましょう。
孔辺細胞には葉緑体がありますが、その他の表皮細胞は葉緑体がないことを知っておいてください。
・光合成(確認問題[1][5][7][9][10][11])
◎光合成の式を覚えましょう。
二酸化炭素+水→でんぷん+酸素
このとき、光のエネルギーが必要になります。
また、光合成を行う場所は葉緑体です。
よって、光合成に必要なものは二酸化炭素・水・光・葉緑体になりますが、材料は二酸化炭素と水、出来るものはでんぷんと酸素であることを理解しましょう。
さらに、作りたいものはでんぷんであり、酸素は副産物であることを理解出来ているとよいです。
◎光合成の実験から光合成に必要なものを判断できるようにしましょう。
葉のどの部分とどの部分を比べると分かるのか、しっかり答えられるようにしましょう。
◎光合成の実験の手順と、それを行う理由をいえるようにしましょう。
理由は2段階になっているものもあります。
一晩暗いところに置く←葉に残っているでんぷんを追い出すため←でんぷんが残っていると実験中に新たにでんぷんが出来たか分からなくなってしまうため
葉をあたためたアルコールにつける←葉の色を抜くため←ヨウ素液をつけたときの色の変化を見やすくするため
この場合、理由を問われたら直前のものを答えましょう。
例 一晩暗いところに置くのはなぜですか
答え「葉に残っているでんぷんを追い出すため」
さらにその理由を問われる場合はもう少し詳しく書いてあります。
例 葉にでんぷんが残っていると…に続く形で答えなさい
・蒸散(確認問題[2][3][6][8][12])
◎蒸散の計算は表を書いて解けるようにしましょう。P5右のような表を書き、各部から出ていく水の量を求められるようにしましょう。
〇蒸散の役割を3ついえるようにしましょう。
・根からの水や肥料の吸収を助ける
・体温調節 ※蒸散を行うと体温は下がります
・体内の水分量の調節
〇蒸散がさかんになる条件を覚えましょう。
・光がよく当たっている
・気温が高い
・湿度が低い
・風が吹いている
・体内の水分量が多い
◎630-03 確認問題[1]~[6]
デイリーステップ[2][4][6]
ポイントチェック[4](季節の図鑑/大問1対策)
〇630-03 確認問題[7][11][12]
△630-03 確認問題[8][9][10]
630-04 光①
光の三原色と直進(ピンホールカメラ/拡散光線の明るさ)を扱う単元です。光の三原色は原理が少し難しいため、6年生で初登場の内容になっています。
・光の三原色(確認問題[1][7][9][12])
◎プリズムに白い光(複数の色の光が混ざっている)を当てたとき、屈折のしやすさにより光が分かれることを理解しましょう。
◎いちばんよく曲がるのは紫色
いちばん曲がりにくいのは赤色
それぞれの外側に紫外線/赤外線
〇光の三原色を覚え、色が見えるしくみを理解しましょう。(P2左)
△光の性質から、空が青く見える理由・夕日が赤く見える理由・皆既月食が赤く見える理由がいえるとよいでしょう。(確認問題[7])
・ピンホールカメラ(確認問題[2][6][11])
◎ピンホールカメラについて理解しましょう。(P5左)
◎ピンホールカメラのスクリーンに映る像をかけるようになりましょう。
物体の上端と下端から線をのばし、穴を通ってスクリーンに当てる という作図ができるようにしておいてください。
※物体を置くのと反対側からスクリーンを見ることを確認しておきましょう。
◎作図をしながら、条件が変わったときに像の大きさや明るさがどのように変化するか判断できるようにしましょう。
〇相似を使って、像の大きさの値が求められるようにしましょう。
・拡散光線(確認問題[3][10])
◎点光源から拡散していく光について、光源からの距離と明るさの関係を理解し、計算できるようにしておきましょう。(P3右)
距離 1 2 3
光の当たる面積 1 4 9
明るさ 1 1/4 1/9
光の当たる面積が距離の平方数倍になるのがポイントです。
・光の速さ(確認問題[4][8])
◎光の速さはとても速い:秒速30万㎞ を覚えておきましょう。
このため確認問題[4]のような方法では光の速さは求められません。
△確認問題[8]のように計算で光の速さを求める問題が解けるとよいでしょう。
やや難しいため上位向けです。今は出来なくても秋ごろになると出来るようになる子も多いので、あせらなくてよいです。
◎630-04 確認問題[1]~[4]
デイリーステップ[2][4][6]
ポイントチェック[4](季節の図鑑/大問1対策)
〇630-04 確認問題[6][7][9][10][11][12]
△630-04 確認問題[5][8]
630-05 光②
5年生で登場した屈折と反射の復習になりますが、問題の難度は少し上がっています。
・反射(確認問題[1][2][3][4][5][7][9][10][11])
◎鏡に当たった光が進む方向を判断できるようにしましょう。
(ここの説明は前の回630-04のP4右にあります)
※入射角は鏡からの角度ではなく、鏡に垂直な線(法線)からの角度であることに注意しましょう。
◎鏡に物が映るときの光の道すじを作図できるようにしましょう。(P2左下)
◎鏡に映って見える範囲(表紙右上)を、図をかいて考えられるようにしましょう。
鏡の厚さは無視してください、鏡面=現実世界との境目の線と考えるととうまくかけます。
また、光線をかくときはマス目を利用できるようにしましょう。(ポイントチェック[1](2))
例 横2マス・縦3マスで進む など
◎鏡で自分を映す場合の作図をマスターしましょう。(P3右)
自分を見る場合、全身を見るために必要な鏡の長さは身長の半分 は覚えてしまってよいでしょう。
〇木など、自分以外の物体を見る場合の作図もマスターしましょう。(P4左)
〇鏡を回転させた場合、もとの反射光と回転後の反射光とのずれは回転させた角度の2倍になることを知っておきましょう。(確認問題[4])
◎合わせ鏡について、以下のことをおさえておきましょう。
◎像の数=360°÷角度-1(実物)
〇鏡で1回反射した像について、光の道すじを作図できるようにしましょう。(P4右)
△鏡で2回反射した像についても作図できるとさらに良いです。
◎鏡で1回反射した像は左右反対、2回反射した像は左右元通りであることを理解しましょう。
・屈折(確認問題[1][8])
◎光がガラスや水に入ったときの屈折のしかたを理解しましょう。
(ここの説明も前の回630-04のP4右にあります。)
サピックスの授業でも使っている先生がいる方法を紹介しておきます。
光の速度は空気中>水中、空気中>ガラス中 です。
光が左右に車輪の付いた車に乗ってやってくると考えます。
空気中から水に入るとき、水に先に入った方の車輪が遅くなるので図のように曲がります。
※泥沼に車輪を取られるようなイメージです。
水中から空気中に出る場合は、先に出た方が速くなるので、図のように曲がります。
プリズムなら図のようになります。
また「ガラスに入る光と出る光が平行になる」と覚えている子がいますが、それは光が入るガラス面と光が出るガラス面が平行なときだけです。
△屈折して見える像から光の道筋をかけるようにしましょう(確認問題[8])
かなり正答率が低いですが、サピックスのテストでは見かけます。
①像と目を結んで、水面(ガラス面)と交わる点を確認する。
②実物と水面(ガラス面)上の点を結ぶ。
③像から水面(ガラス面)に引いた線を点線にする(本当の光の道筋ではないため)
◎630-05 確認問題[1][2][5][6]
デイリーステップ[2][4][6]
ポイントチェック[4](季節の図鑑/大問1対策)
※作図があやしい場合はポイントチェック[1]~[2]で練習
〇630-05 確認問題[3][4][7][8][9]
△630-05 確認問題[10][11]
発展問題[1]
【直前対策】
直前にする対策について、レベル別に少しまとめておきます。
時間があまり取れないようでしたら、テキストの次の回のデイリーチェックとデイリーステップ[1]がおススメです。
確認問題の後半から挙げている問題はマンスリー/復習テストの過去問です。
偏差値~42 ◎630-02~06 デイリーステップ[1]
〇630-01~05 デイリーステップ[6](大問1対策)
〇630-01~05 デイリーステップ[2][4]
42~54 ◎630-02~06 デイリーチェック
◎630-01~05 デイリーステップ[6](大問1対策)
〇630-02 確認問題[11]
〇630-03 確認問題[11]
〇630-04 確認問題[12]
〇630-05 確認問題[9]
△630-01~05 各単元のポイントで◎の問題(デイリーステップはカット可)
55~ ◎630-02~06 デイリーチェック
◎630-01~05 デイリーステップ[6](大問1対策)
◎630-02 確認問題[11] ◎630-03 確認問題[11]
◎630-04 確認問題[12]
◎630-05 確認問題[9]
〇630-01~05で解いた問題の復習
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