GW。子供にとっても大人にとっても魅力的な言葉ですよね。
5年生までは旅行したり、帰省したり、テーマパークに行ったりと遊びを満喫する方が多かったのではないでしょうか。
でも今年は6年生。受験生です。
連休は弱点補強や遅れてしまっていた日々の学習を取り戻すチャンスです。
そう思って「勉強しよう!」と言ってもなかなか言うことを聞いてくれないのが子供ですよね。
そして『受験までまだ先だし、遊べるのも最後かもしれないし、日々勉強漬けで可哀想…』なんて思ってしまうのも親心。
でもやはり受験まであとたったの9か月。あっという間にやってきます。
ぜひここは中だるみしないよう「連休は勉強のチャンスである!」ということをしっかり自覚させたいものです。
GS特訓について
GS特訓は必修ではなく希望者のみの受講になります。
2/1 に受験を志望する学校別にクラス分けされ、70分を6コマと30分間のテスト(ごはん食べたらすぐ配られる…)があります。
授業は基本的に厳しめの時間設定で指示された問題をひたすら解く、解説を聞く、の繰り返しで9時から17時まで演習漬けの3日間を過ごします。
開成、麻布、武蔵、駒場東邦、慶應普通部、桜蔭などの専用のプリントがあるので、より志望校を意識して取り組みやすいでしょう。志望校のクラスがなかったとしても今までに学習してきた内容を網羅したプリントでの演習ができるので、弱点や定着が不十分な単元の発見ができます。
SAPIX生であればできるだけ受講しましょう。
普段小規模校舎なら大規模校舎に行っていつもと違う空気感を味わうのもいいかもしれないですね。(大規模校舎はクラス数が多いので志望校の名前のコースに入れることもあります)
GSの内容、狙い
GSでは以下のことを目標にコースが組まれています。
①入試問題を扱い、実際2月にどのような問題を解くのかを体験してもらう。
②解けるようにするためには今から入念な準備が必要であることを認識させる。
③時間配分を意識させる。
④集中力を高め持続力をつける。
長時間ですしかなりハードに思われるかもしれませんが、皆さん結構楽しそうに問題と向き合っています。
SAPIXの平常授業では休憩時間がありませんがGSではお弁当の時間もあるので(短いけど…)普段と違う過ごし方も新鮮なようです。
塾での勉強にある程度ついていけていて、連休の魅力に負けてしまいそうなお子さんはGS特訓を受けるのがいいかもしれないですね。
GS特訓を避ける場合について
5月は新学年の変化になかなか対応できずにペースを掴めていないご家庭も多いかと思います。日々大量に配布される教材と演習量を処理できていない、学習したはずの内容がすっぽり抜けていて全く授業についていけていない、などGS特訓後の平常授業が不安な場合はお休みするのも選択肢の1つです。GWが明けて10日後くらいにはマンスリーも控えていますしね。
そうは言っても何から手を付ければいいか、自分で教材を選んで問題を選んでスケジュールを立てるのはなかなか難しいと思うので、一番復習が必要であろう算数の場合をいくつかご紹介したいと思います。
☆6年平常01番からのサポートの授業中に扱ったものの復習
☆分野別の復習
☆5年の平常総合回の冊子★★レベルの復習
☆基礎トレでやれていない月があれば、!マークのみ練習
☆5年後期からのマンスリーの正答率40%以上の直し
このほかにもベーシックの速さ、割合、平面図形2などの各章ステップ1を復習するのもいいですし、計算力に不安があるようであれば5年の計算力コンテストの大問4を1日5問ずつでも解いてみるのもいいでしょう。
他の教科は5月マンスリーに向けて言葉ナビや漢字の要、コアプラスなどを用いて準備をしましょう。
このようにやれることはたくさんあるので大型連休を効率よく使える場合は以上の内容を実践してみてはいかがでしょうか。
もし進め方に不安がある、質問をしたい等お困りのことがありましたらお気軽にご相談ください。
有意義なGWをお過ごしください!
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塾選びから合格(または転塾)までSAPIX完全解説
この記事は2018年4月19日に公開された三宅貴之による「SAPIX6年生 どうするGS特訓⁉」を咲良絵理(PN)が加筆修正したものです。