サカセルコラム

SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―国語編 Column

SAPIXの活かし方

SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―国語編

2022.08.05

8月に入り夏休みも中盤戦。

少し気が早いかもしれませんが、夏期講習の終わりには夏の学習の総まとめとなるテストがあります。

今日はそんな夏期講習会の終わりにある、夏期マンスリーテストについてお話していこうと思います。

【本テストの全体的な対策】

〇知識

「国語の要 2」をしっかりやりましょう。

現状をなんとか変化させたいと考えている方は特にやりこんだほうが良いでしょう。

〇文学的文章

登場人物の背景となる情報を読み取ることや、心情の理解が求められます。

また、心情の変化が2学期から問われ、夏にも出てきます。物語の主題(テーマ)にも関わることなので、しっかりと意識しましょう。

〈初めの気持ち〉→〈きっかけとなる出来事〉→〈後の気持ち〉

という型を意識すると良いでしょう。

〇説明的文章

文章を広い視野で捉えましょう。

どこになにか書かれているかの意識や、抽象の部分(要点・意見)と具体の部分を読み分ける意識を持ち、大きく文章構成を捉えられる訓練をしましょう。

また、二元論(対比)の構造の理解も必要です。筆者の意見とその反対の意見を捉え、逆に捉えないようにしていきましょう。

〈筆者の意見〉 +のイメージ
   ⇅
〈反対の意見〉 -のイメージ

その他に、即効性の高い対策としては、(手に入れることができれば)過去問を解くことが挙げられます。出題内容や量や、難易度を確認しましょう。

〇時間が足りないというお子様は……

どこで時間を使ってしまっているのか確認しましょう。

読むことに時間がかかっているのか、選択肢に時間がかかっているのか、抜き出しなのか、記述なのか、このあたりの確認をしっかりおこない、改善を目指しましょう。

平均点 
2021年 93.4点
2020年 92.2点

【本テストの出題構成】

大きな大問構成は以下の通りです。

大問1:2点×10 漢字の読み書き
大問2:2点×10 知識問題
大問3:55点程度 選択肢5問程度 抜き出し1問程度 記述1問程度 知識2問程度 空欄補充 1問程度
大問4:55点程度 選択肢6問程度 記述1問程度 知識2問程度

基本的に客観系の問題(抜き出し・選択肢など)で点数を確保し、記述で部分点を回収していくイメージが王道です。

選択肢の問題が2021では5×10問出題されており、知識と合わせると90点になります。

ここだけで平均点近くまでいきます。ですので、しっかりと客観系の問題を取り切り、記述で積み上げていくということを意識すると良いでしょう。

【テストが終わった後は】

まず当たり前ですが、直しを行いましょう。

直しをするときは

・なぜミスをしたのか? (自分が分かっていない部分の理解・原因の調査)
・どうやったら正解できるのか? (正解までの過程を辿ること・解答の根拠を本文から見つける)

上記2点を意識しながら直しをしましょう。

学習方法やテスト結果に関してご質問等ございましたら、お気軽にご相談くださいね。

自律学習サカセルはSAPIX生の皆さんを応援しています!!

SAPIX5年夏期マンスリーテストについては以下もご覧ください。(順次追加されます。)

SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―算数編
SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―国語編
SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―理科編
SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―社会編

SAPIXに関して、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
塾選びから合格(または転塾)までSAPIX完全解説


にほんブログ村にも参加しています。ぜひ下のバナーをワンクリックで応援もお願いします!

関連記事

松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

同じ筆者の記事を見る

人気の記事