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SAPIX5年8月マンスリーでおさえるべきポイント!国語編 Column

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SAPIX5年8月マンスリーでおさえるべきポイント!国語編

2024.07.20

【本テストの全体的な対策】

〇知識

「国語の要 2 知識力」をしっかりやりましょう。

マンスリーテストで点数を取るために特に重点的にやり込みたいのは、第2回〜第12回までです。当然、他の内容も重要ですが、直近のマンスリーで出題されているのは上記の範囲となります。

現状をなんとか変化させたいと考えている方は特にやりこんだほうが良いです。

〇文学的文章

夏のテキストでは、明快ではない(主題が捉えづらい)文章がいくつか登場します。
今までは、主人公がプラスの気持ちで終わり、精神的に成長したというのが分かりやすい文章が多かったですが、夏期テキストでは主人公の気持ちがプラスで終わらず、また精神的な成長が読み取りにくい文章が多いです。この主題が読み取りにくい文章に慣れるとともに、主人公がどのような精神的成長を遂げているのかを把握していくことが肝心です。「主人公がプラスの心情になっていなくても、精神的な成長は起きる」ということを押さえましょう。

また、心情の変化が2学期から問われ、夏にも出てきます。物語の主題(テーマ)にも関わることなので、しっかりと意識しましょう。

〈初めの気持ち〉→〈きっかけとなる出来事〉→〈後の気持ち〉

という型を意識すると良いでしょう。

〇説明的文章

夏のテキストでは説明的文章の回数が少ないですが、内容としては重要です。

・答えが明確ではない文章

・話の内容が概念的で捉えづらい文章

以上の文章が登場します。

「答えが明確ではない文章」では、筆者の意見がはっきりとしておらず、小学5年生にとっては読み取りにくいです。ですが、よく読むと筆者の主張は文章の中に抽象部分としてしっかり書かれています。それをいかに拾えるかの訓練だと思い、取り組みましょう。

「話の内容が概念的な文章」も小学生にとっては読み取りにくい文章です。この夏では「言葉」という題材で登場しています。こういった概念的な題材の文章は難関中ではよく出題されますので、その練習だと思い、取り組みたいですね。

また、二元論(対比)の構造の理解も必要です。筆者の意見とその反対の意見を捉え、逆に捉えないようにしていきましょう。

〈筆者の意見〉 +のイメージ
   ⇅
〈反対の意見〉 -のイメージ

〇時間が足りないというお子様は……

どこで時間を使ってしまっているのか確認しましょう。

読むことに時間がかかっているのか、選択肢に時間がかかっているのか、抜き出しなのか、記述なのか、このあたりの確認をしっかりおこない、改善を目指しましょう。

平均点 
2023年 85.1点
2022年 83.8点
2021年 93.4点
2020年 92.2点

【本テストの出題構成】

大きな大問構成は以下の通りです。

大問1:2点×10 漢字の読み書き
大問2:2点×10 知識問題
大問3:55点程度 
大問4:55点程度 

サピックスのテストにおいては多くのテストで共通しますが、客観系の問題(抜き出し・選択肢など)で点数を確保し、記述で部分点を回収していきましょう。

選択肢の問題が2021では5×10問出題されており、知識と合わせると90点になります。

ここだけで平均点近くまでいきます。ですので、しっかりと客観系の問題を取り切り、記述で積み上げていくということを意識すると良いでしょう。

【テストが終わった後は】

直しを行いましょう。

直しをするときは

・なぜミスをしたのか? (原因を押さえる)
・どうやったら正解できるのか? (正解までの過程を考える・解答の根拠を本文から見つける)

上記2点を意識しながら直しをしましょう。

学習方法やテスト結果に関してご質問等ございましたら、お気軽にご相談くださいね。

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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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