【試験の範囲】
N54-01 日本の国土
N54-02 日本の貿易
N54-03 日本の第一次産業①
N54-04 日本の第一次産業②
N54-05 日本の工業①
N54-06 日本の工業②
N54-07 環境問題
N54-08 人口問題・都市問題
【夏期テキストの注意点】
●演習問題
・表紙表の写真など
・表紙裏の白地図トレーニング
・夏期演習問題
・知識のまとめ
・授業の確認問題 基礎問題、発展問題
・デイリーステップ
●確認テスト
・コアプラス確認テスト
・デイリーチェック
という構成になっています。
授業で主に扱うのは夏期演習問題。
ほとんどが入試問題の抜粋です。
SAPIXの作成する問題とは違った切り口のものとなっています。
「名前だけ覚えている」状態だと問題を解くのが苦しいと思います。
資料問題であれば「表に何が入るか」をメモして考える
記述問題であれば「何を答えれば良いか」を明示しておく
などの「解く時の工夫」が必要となってきます。
授業内で「手を動かして解く」作業が必要になってくるので、SAPIXの授業内の演習のタイミングを活用し、そういった作業が自然にできるようになると良いと思います。
【次の回までに学習するべき内容】
優先順位として、
◎:確実に「解く→答え合わせをする→×の問の復習をする」の流れを作りたい
○:できれば「解く→答え合わせをする→×の問の復習をする」の流れを作りたい
△:もし手が出せるならば解く
としています。
同じ記号の中でも、上に書かれているものの方が優先順位が高いです。
◎デイリーチェックの準備(デイリーステップ パート1・2)
◎コアプラス確認テストの準備
◎授業の確認問題 基礎問題、発展問題
◎デイリーチェックの答えの確認、コアプラス確認テストの答えの確認
○表紙裏の白地図トレーニング
○授業中に扱った夏期演習問題のうち、答えの内容と考え方をチェックする
○デイリーチェック、授業の確認問題、夏期演習問題で間違った内容だけを「知識のまとめ」にてチェック、もし書かれていなければ「知識のまとめ」に書き足す
△授業中に扱っていない夏期演習問題を解き、答え合わせと考え方をチェックする
◎の内容は必ずやりましょう。
確認テストの点数が良い子が、「次にクラス分けで伸びそうな子」だと私は思っています。
【試験範囲から考える注意点】
地理分野のほぼ全てが試験範囲となっています。
地図をもとにして解く問題というよりも、「リード文の内容から頭の中に日本地図を思い起こして解く」問題が多いという印象です。
例えば、東経135度と東経140度、北緯35度と北緯40度が日本地図のどのあたりを通っているのかをチェックすると、突拍子もない緯度・経度が出てきても、「東経138度だからこの辺りの話かな…」と方針が立つようになります。
応用問題が出た時に対応できるように、「正確な情報」を頭に入れて、進められると良いですね。
【各回のトピックス】
優先順位を
◎:基礎的な内容が中心で、確実に身につけたい内容
○:少々細かい内容も含まれるが、できるだけ押さえておきたい内容
△:頻出ではないので、少々復習の優先度が下がる内容
としています。
N54-01 日本の国土
①地図の見方と日本のすがた
・いろいろな地形図 △
・日本周辺の様子 ◎
1.地図の見方 ◎
2.日本の位置 ○
3.日本の地形 ◎
日本周辺の様子については頻出です。
「日本の位置」で出てきた尖閣諸島と竹島については「日本周辺の地図」のところに書き入れて、どのあたりにあるのか把握しておきたいところです。
②日本の資源
・主な資源の輸入依存度と主な輸入相手国(金額の多い順) ◎
・日本の一時エネルギー供給割合の変化 ◎
・水資源の利用割合 ○
・土地利用の割合 ○
1.地下資源 ◎
2.水資源 ○
3.森林資源 ◎
貿易の単元にも関わるところです。
「主な資源の輸入依存度と主な輸入相手国(金額の多い順)」の内容と「地下資源」に書かれている輸入の「背景情報」はグラフ・ランキングと共におさえておきましょう。
③日本の気候
・日本の周りの海流と主な都市の気候 ◎
・断面図で見る季節風の影響 △
1.日本の気候の特色 ◎
2.各地の気候の特色 ◎
「各地の気候の特色」に載っている、雨温図の見分け方については頻出です。
まずは北海道・南西諸島/日本海側・太平洋側/中央高地・瀬戸内の見分け方を押さえてから、例外として東京・尾鷲の雨温図をおさえましょう。
「断面図で見る季節風の影響」は図を覚えなくても、雨の降る仕組みを知っておけば問題ありません。
N54-02 日本の貿易
①日本の貿易の特色
・日本の貿易品目の変化 ○
・日本の主な貿易港 ○
1.日本の貿易の特色 ◎
2.日本の主な貿易港 ◎
※輸送機関の長所と短所 △
「日本の貿易の特色」で仕組みをきちんとおさえて、「日本の貿易品目の変化」の1位の内容に「見当がつけられる」状態が望ましいです。
「日本の主な貿易港」は自分なりに「こう見分ける」というのを作っておくのが良いでしょう。
集積回路(半導体)は基本的に空港で取り扱います。
②日本の主な貿易相手国
・日本の主な輸入品とその輸入相手国 ○
1.日本の主な貿易相手国 ○
2.各国との貿易の特徴 ◎
データを覚えるのも大事ですが、「ドイツが工業国で、フランスは農業国…」などの背景も大切です。
個人的にはそういった特徴と合わせてデータをおさえた方が効率が良いと思っています。
③日本の貿易の問題点
・アメリカに対する輸出入額の変化 △
・保護貿易と自由貿易 △
・円高と円安 △
1.貿易摩擦 ◎
2.貿易の自由化 ◎
3.円高と円安 ◎
左側のグラフや図よりも、右側の説明のところをおさえるのがとても大事です。
円高・円安は一見「額」だけ見ると、円高で輸出有利、輸入不利という形で逆の内容に取ってしまうことが多いです。
商品を購入するのは人間です。
「安いときにまとめ買い」はしますが、「高いときにまとめ買い」はしませんね。
人間の気持ちが介在する内容になりますので、そこには注意が必要です。
N54-03 日本の第一次産業①
①日本の米作
・米作のさかんな地域 ○
・米ができるまで ○
1.日本の米作 ◎
2.米作のさかんな地域 ◎
日本人の主食である米。
基本的に平野で作りたいのは米です。
「米作のさかんな地域」は川の名前、作られる箇所、背景の3点セットをきちんとおさえたいところです。
②日本の畑作(野菜、工芸作物など)
・畑作のさかんな地域 ○
・野菜や工芸作物などの生産量の多い都道府県 ○
1.野菜作りの工夫 ◎
2.その他の畑作のさかんな地域 ◎
「野菜や工芸作物などの生産量の多い都道府県」で紹介されているランキングを正確に覚えるよりも、「どこで」「何が作られているか」というイメージをしっかり持っておく方が良いでしょう。
促成栽培・高冷地農業・近郊農業については名前だけでなく意味もきちんと押さえておくべきだと思います。
③日本の畑作(果物)と畜産
・畑作(果物)のさかんな地域、畜産のさかんな地域 ○
・果物の生産量や家畜の飼育頭数の多い都道府県 ○
1.日本の果物作り ◎
2.日本の畜産業 ◎
これもほとんど②日本の畑作(野菜、工芸作物など)と同じようにおさえるのが良いでしょう。
「どこで」「何が作られているか」というイメージをしっかり作っておきましょう。
N54-04 日本の第一次産業②
①日本の水産業
・主な漁港と養殖業のさかんな地域 ○
・主な漁法 ○
1.日本で水産業がさかんな理由 ○
2.漁業の種類と漁業のさかんな地域 ◎
3.水産物の輸入 ◎
「漁業の種類」「主な漁港」「主な輸入魚介類」をきちんとおさえましょう。
「主な漁法」で何がとれるのかもこっそり出題されるので、余裕があればおさえておきたいところです。
本当は一本づりで、まぐろも取れるんですけどね…
②日本の食料生産の問題点①
・主な食料の自給率と輸入相手国 ◎
・農業人口の減少と高齢化 △
・米の消費量の減少 △
1.低い食料自給率 ○
2.農畜産物の輸入自由化 ◎
3.農業の問題点 ◎
グラフでなく、「内容」を押さえておきましょう。
「農業の問題点」は「高齢化」「米の消費量の減少」「収入が不安定」で担い手が減っているというのは知っておくべきだと思います。
③日本の食料生産の問題点②
・輸入畜産物の増加 ◎
・肉類の供給量の変化 ○
・漁業の種類別の漁獲量の変化 ◎
1.畜産業の問題点 ◎
2.水産業の問題点 ◎
意外とよく出るのがこのページ。
グラフがシンプルだからこそ、「背景」がよく聞かれます。
「畜産業の問題点」「水産業の問題点」のどちらもおさえておきたいところです。
N54-05 日本の工業①
①工業都市の分布
・工業の種類と分布 ◎
1.重化学工業の立地条件 ◎
2.軽工業の立地条件 ◯
各工業を分布図で判断できるようにしましょう。
製鉄所なら千葉県の千葉市・君津市など、「見分ける決め手」となる都市をきちんと作っておくと判別しやすいと思います。
②各地方ごとのおもな工業都市 ◎
重要な都市が多いのですが、「白地図トレーニング帳」を使う方が名前と場所の整理はしやすいと思います。
テキストで太字になっている箇所はきちんと転記しましょう。
③日本の伝統工業
・おもな伝統的工芸品とその産地 ◯
1.伝統工業 ◯
2.主な伝統的工芸品 ◯
こちらも②各地方ごとのおもな工業都市と同様に「白地図トレーニング帳」を使うのがおすすめです。
昔の地名が工芸品の名前になっているところが多いので、歴史を学んでからの方が整理しやすいかもしれません。
N54-06 日本の工業②
①三大工業地帯
・三大工業地帯 △
・三大工業地帯の工業製品出荷額の割合 ◎
1.京浜工業地帯 ◎
2.中京工業地帯 ◎
3.阪神工業地帯 ◎
[参考]北九州工業地帯 ◎
「三大工業地帯の工業製品出荷額の割合」を判別するときには、「目立つデータ」をおさえるのがポイントになります。
どの都市があるから、そういったデータになっているのかというのを結びつけられるようにしておきましょう。
②新しい工業地域とその他の工業のさかんな地域
・新しい工業地域とその他の工業のさかんな地域 △
・新しい工業地域の工業製品出荷額の割合 ◎
1.新しい工業地域 ◎
2.その他の工業のさかんな地域 ◯
これも①三大工業地帯と同様、「どの都市があるからそのデータになっているのか」をおさえる必要があります。
こちらも「目立つデータ」と都市の名前を結びつけることが重要です。
③日本の工業の特色と問題点
・日本の工業製品出荷額の割合の変化 ◎
・日本の工業生産額の変化 △
・大工場と中小工場の割合の変化 ◎
1.工業の発展の歴史 ◯
2.工業生産の仕組みの変化 ◯
3.中小工場が多い ◎
4.原料の大部分を輸入に頼っている(加工貿易) ◯
5.工業の発達があたえた影響 ◎
「大工場と中小工場の割合の変化」は、大工場:中小工場の比でおさえるのがポイントです。
ただ、比はまだ学んでいないと思いますので、大まかな数字で、判別するというのでも良いでしょう。
工場数 1:99
働く人 3:7(30:70)
出荷額 1:1(大工場の方が多い)
N54-07 環境問題
①日本の環境問題
・典型七公害 ◯
・四大公害病 △
1.日本の公害問題 ◎
2.ごみ問題 ◯
3.その他の環境問題 ◯
「ごみ問題」や「その他の環境問題」は6年生になってからの方が問われる機会が多いです。
まずは公害病の名前・場所・原因物質・対策の法律と役所をきちんとおさえましょう。
②世界の環境問題
・地球温暖化 ◎
・オゾン層の破壊 ◎
・酸性雨 ◎
・熱帯雨林の減少 ◎
・砂漠化 ◎
1.地球温暖化 ◎
2.オゾン層の破壊 ◎
3.酸性雨 ◎
4.熱帯雨林の減少 ◎
5.砂漠 ◎
環境問題について、記述で出題されたときに、「解くときの素養」となる分野です。
いわゆる「知っていて当たり前」という扱いをされて、直接問われることは多くないです。
③環境を守るための取り組み
・国連による国際会議 ◯
・日本の世界遺産 ◎
・日本のラムサール条約登録地 ◯
1.国連(国際連合)による国際会議 ◎
2.世界遺産条約 ◎
3.その他の条約や活動 ◯
苦手にしている人が多いのによく出る分野です。
特に、世界遺産はとにかく「引っかけ」でよく使われます。
知床は世界自然遺産、釧路湿原はラムサール条約登録地です、よく出るひっかけですので、整理して頭に入れましょう。
N54-08 人口問題・都市問題
①進む少子高齢化
・日本の人口ピラミッドの変化 ◎
・日本の人口の変化 △
・高齢社会の問題点 △
1.日本の人口 ◎
2.人口ピラミッドで見る日本の人口 ◎
3.高齢社会 ◎
グラフよりも背景や考え方がよく問われるところです。
◎の内容は確実におさえておきましょう。
②人口と産業・都市
・人口の多い都道府県・少ない都道府県 ◎
・人口増減率の高い都道府県・低い都道府県 △
・産業の種類別の人口の割合の変化 ◎
1.人口のかたより ◎
2.都市の人口と環境問題 ◎
これも、①進む少子高齢化と同様、背景と考え方を中心におさえましょう。
③日本のおもな都市と交通の発達
・日本のおもな都市 △
・日本のおもな国際空港と新幹線 ◯
1.日本のおもな都市 ◎
2.交通の発達 ◯
百万都市・政令指定都市・三大◯◯などは確実におさえたいところです。
「交通の発達」は白地図トレーニング帳でおさえましょう。
SAPIX5年夏期マンスリーテストについては以下もご覧ください。(順次追加されます。)
SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―算数編
SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―国語編
SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―理科編
SAPIX5年夏期マンスリーテストで押さえるべきポイント―社会編
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