【試験の範囲】
440-20 日本の米作① 〜お米の国・日本〜
440-21 日本の米作② 〜米作のいろいろな工夫〜
440-22 日本の米作③ 〜日本の米作の問題点〜
440-23 日本の畑作① 〜いろいろな野菜作り〜
【平常授業のテキストで扱うべき問題と順番の一例】
<いつも通りなので再掲>
SAPIXの各種テストは、一問一答形式で出題されることがほとんどありません。
リード文や設問から「関連する知識を引っ張り出す→設問の条件に当てはめて答える」形式がほとんどです。
つまり、ここで出ている知識事項については盤石にしておく必要があります。
平常テキストは
授業のかくにん問題 レベル1→レベル2→レベル3 と進めてから、→デイリーステップで全体を改めて復習、とするのがおすすめです。
【各回のトピックス】
440-20 日本の米作① 〜お米の国・日本〜
テーマ1 わたしたち日本人と米
→米作のさかんな理由、どこで作られているのかをおさえる
米はもともと高温多雨の地域でよく育つ作物です。
ですから、夏に気温が高く、梅雨の時期に雨が多くなる日本は米が作りやすいのです。
日本の農作物の作付面積ベスト3・最も作られている米の品種の作付面積は必ずおさえておきましょう。
※その他おさえておくべき用語:コシヒカリ・ひとめぼれ・品種改良・イモチ病
テーマ2 日本の「穀倉地帯」を見てみよう!
→米のたくさんとれる都道府県とその理由をおさえる
米の生産が多い都道府県は東北地方・北陸地方の日本海側です。
冬には雪が積もってしまうこと、春の雪どけ水が水田をうるおしてくれることから、夏の米作に力を入れています。
米の生産量が多い都道府県ベスト3・米の生産量が多い地方ベスト3は必ずおさえておきましょう。
※その他おさえておくべき内容:ジャポニカ米とインディカ米の名前と形を結びつける・アメリカは自国では米を消費しないが、輸出することが目的で生産している
白地図トレーニング 日本各地の主な米の産地①
白地図トレーニング 日本各地の主な米の産地②
→どの川の下流にどの平野があるかを結びつけて覚える
北海道は気温の関係で真ん中〜西側に米の産地があります。
石狩平野の「泥炭地」「客土」「暗渠排水」
八郎潟干拓地の「干拓」
仙台平野の「千島海流」の影響で夏に「やませ」が「北東」から吹くこと
利根川下流の「水郷地帯」「早場米」
越後平野の「コシヒカリ」「信濃川」「大河津分水路」 「湿田」を「暗渠排水」で改良した
筑紫平野の「クリーク」「筑後川」 いまだに米と麦の「二毛作」が行われていることはおさえておきましょう。
発展学習 日本の風景・「水田」の見えない力 〜水田のはたらき〜
→なぜ日本では水稲耕作が中心なのかをおさえる
水稲は陸稲と比べて良い点が多いです。
「保温力が高い」「温度が下がりにくく寒さに強い」「連作障害を防げる」「雑草が生えにくい」「害虫がつきにくい」です。
その他、「大量の水をたくわえられるので、洪水が防げる」のも大きな理由となっています。
※その他おさえておくべき用語:棚田・連作
440-21 日本の米作② 〜米作のいろいろな工夫〜
テーマ1 お米作りの一年間
→米ができるまでの手順とその内容をおさえる
苗作り …「保温苗代」や「育苗ハウス」で苗を育てる
→田おこし …「トラクター」などを使い、かたくなった土を掘り起こしてやわらかくする
→しろかき …田に水を入れ、土と一緒にかき混ぜた後、平らにする
→田植え …「田植え機」を使って、水をはった田にイネの苗を植える
→稲を育てる…「農薬」をまく、「肥料」を与えるなどして管理しながら育てる
→中干し …根を強くするために水を抜いて乾かす
→稲刈り …「コンバイン」を利用して稲を刈り取る
・脱穀 …稲の穂から、もみを取る
→かんそう …もみをかわかして、水分を抜く
・もみすり…もみがらを取り除く
→精米 …「玄米」を磨いて「白米」にする というのが一連の仕事となります。
「並べ替え」での出題、仕事の「名前」と「内容」を入れ替えての選択肢の出題など、様々なタイプで出てきます。
意外と出来が良くない分野ですので、ここで覚えきってしまうのがオススメです。
※その他おさえておくべき用語:カントリーエレベーター・い草・二期作・二毛作・表作・裏作
テーマ2 進歩する米作り 〜米作りの昔と今〜
→牛・馬・人の手を使った昔の農業から、どんな機械を使うようになったのか・その用途をおさえる
農家の経済的負担になっている農業用機械ですが、米作りにかかる時間を1/7にした功労者でもあります。
トラクター…田おこし・しろかき
田植え機 …田植え
コンバイン…稲刈り・脱穀 は必ずおさえましょう。
※その他おさえておくべき用語:石包丁(稲刈り)・備中ぐわ(田おこし)・千歯こき(脱穀)・唐箕(米つぶともみがらを分ける)
テーマ3 日本各地の米作の工夫
→米を作る上での問題点・工夫と、どの場所でそれが行われているかをおさえる
水不足→大きい川から「用水路」をつくる 例)吉野川から讃岐平野まで結ぶ「香川用水」
水はけの悪い土地→暗渠排水 例)石狩平野・越後平野
土の質が悪い土地→客土 例)石狩平野
洪水が多い土地→分水路 例)越後平野の大河津分水路
浅い海・湖→堤防を作って干拓 例)八郎潟・有明海・児島湾
白地図トレーニング 米作のさかんな地域と工夫のまとめ
→テーマ3で出てきた場所が、日本地図のどこなのかを確認する
テーマ3に詳しく載せているので内容は割愛します。
発展学習 トキがすむ水田を取りもどそう! 〜田を耕さない「自然耕」〜
→「自然耕」・「生態系」の名前と意味をおさえる
農薬によって生態系が破壊されてしまうため、それの対策として自然耕を行っています。
440-22 日本の米作③ 〜日本の米作の問題点〜
テーマ1 日本人がお米を食べなくなった?
→日本の米の生産量と消費量・在庫量の変化が大きく切り替わる年代とその理由をおさえる
1940年代は「食糧管理法」という法律により、農家が作った米を全て買い上げる「食糧管理制度」が日本にはありました。
1950年代には農業技術の向上により、日本の米の生産量が大きく増えました。
1960年代になると、「食生活の多様化」で米以外も食べるようになり、米の消費量は次第に減り、米が余るようになりました。
※その他おさえておくべき用語:卸売業者・消費者
テーマ2 もう、昔ほどたくさん米はいらない?
→米が余るようになったことで、政府はどんな対策をとるようになったのかをおさえる
米の消費量が減ったのに、政府が全てそれを買い上げる状態になってしまうと、米の買い上げ・買い上げた米の保管に、無駄にお金を使ってしまうことになります。
そのための対策が、
自主流通米制度…政府を通さずに米の売り買いができるようになる制度
減反政策…米の生産量を減らすために全国の農村で始められた生産調整 です。
また、減反政策は2018年に廃止され、現在は自由に米の生産が行えるようになりました。
※その他おさえておくべき用語:転作・休耕・青刈り・食糧管理法 ・新食糧法
テーマ3 米作農家の新たな「なやみ」
→1995年に米の輸入が始まってからの農家の悩みをおさえる
外国産の米は値段が安いため、それよりも値段が高い日本の米は売れなくなる危険があります。
値段では優位に立てないので、品質面や味で勝負していくしかないのです。
日本が米を輸入している国の2か国は必ずおさえておきましょう。
※その他おさえておくべき用語:化学肥料・有機農法・アイガモ農法・無洗米
発展学習 米をたくわえるのは、何のため? 〜備蓄米制度〜
→備蓄米制度ができた原因とその後の内容をおさえる
1993年に日本列島は冷害にみまわれ、深刻な米不足になったため、アメリカやタイから米を緊急輸入しました。
収穫量に関しては気候の影響が大きいため、「備蓄米」で緊急時に備えるようにしました。
記憶に新しい、政府からの「古古古米」の放出はこの備蓄米制度によるものです。
※その他おさえておくべき用語:援助米
440-23 日本の畑作① 〜いろいろな野菜作り〜
テーマ1 季節をずらした野菜作り① 〜促成栽培〜
→促成栽培の名称・内容・どの地域で行われているのかをおさえる
それが一番取れる時期が「旬」。
一番取れる時期ということは、そのタイミングで出荷されるライバルも多く、値段を安くしないと売れないという状況になります。
「同じ手間でより金を多くもうける」ために、ライバルが少ない時期に出荷する工夫について学ぶ回です。
「成長を促す」と書くのが促成栽培。
促成栽培…冬でもあたたかい気候を生かし、ビニルハウスを利用して、他の地域よりも早く野菜を成長させる
例)宮崎平野・高知平野
という特徴があります。この後出てくる高冷地農業(抑制栽培)と区別しておさえましょう。
※その他おさえておくべき用語:コールドチェーン
テーマ2 季節をずらした野菜作り② 〜高冷地農業〜
→高冷地農業の名称・内容・どの地域で行われているのかをおさえる
高冷地農業は「抑制栽培」とも呼ばれます。
「抑える・制限する」栽培と書くのが抑制栽培(高冷地農業)です。
高冷地農業…一年を通じて気温が低く、夏でもすずしい気候を生かして、冬や春の野菜をふつうより遅く成長させる
例)群馬県嬬恋村(浅間山)・長野県野辺山原(八ヶ岳)
という特徴があります。促成栽培と区別しておさえましょう。
※その他おさえておくべき用語:豊作びんぼう・高原野菜
テーマ3 大都市に近い地域の野菜作り 〜近郊農業〜
→関東地方の台地で行われる農業についておさえる
武蔵野台地・下総台地は火山灰が多く積もってできた「関東ローム層」に覆われています。
水もちが悪く、地下水が手に入りにくいのです。
だから、土の上に水を張る「水耕栽培」を行うことが多い米の栽培には向きません。
そこで野菜を作るのです。
なるべく新鮮な状態で、売り上げが見込める大都市で販売するために「近郊農業」を行うのです。
※その他おさえておくべき用語:生産緑地
発展学習 ビニルハウスの中には土はない?
→「養液栽培」とは何かをおさえる
「ナス科」の「連作障害」を防ぐために、「ロックウール」と肥料をとかした水を使って野菜を作るのが養液栽培です。
設備に大金がかかりますが、安定してたくさん作物が取れるので、各地で増えてきています。
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