なぜ主語・述語が重要なのか？

主語・述語とは？

主語（しゅご）

文の「だれが」「なにが」にあたる、中心となる言葉です。

• 基本的に「は」「が」「も」が目印になります。（他にも「こそ」「だけ」「だって」なども主語になることがあります）
• ※「を」「に」が付く言葉は目的語などになるので、主語ではありません！注意しましょう！

述語（じゅつご）

主語の「どうする」「どんなだ」「なんだ」にあたる部分で、文の結びとなる言葉です。

• 基本的に「文の最後（文末）」にあります。

主語・述語の解き方

1. 述語を見つける
   まず文末を見ましょう。述語は文の最後にあるので、一番見つけやすいです！
2. 主語を見つける
   見つけた述語に対して「だれが？」「なにが？」と問いかけ、それに合う言葉を探します。「は」「が」「も」が目印です！

例題で挑戦！

1. 述語を見つける
文の最後にあるのは→「買ってきた」。これが述語です。

2. 主語を見つける
述語に対して問いかけます。「（だれが）買ってきた？」
文の中から探すと→「母が」。ちゃんと「が」も付いているので、これが主語です。

順番がおかしい場合（倒置法）

文の順番が入れ替わっている（倒置法）と難しく感じますが、一度正しい順番に直せば簡単です。

なんだか読みにくいですね。これを自然な日本語の順番に直してみます。
【直した文】→藤井聡太は、羽生善治を超えるだろう。

こうすれば、「述語」は「超えるだろう」、「主語」は「藤井聡太は」だとすぐに分かりますね！

修飾語の３つの基本ポイント

修飾語がどの言葉を詳しく説明しているかを見抜くための、基本的な考え方です。

• 原則は「上から下へ」（前から後ろへ）修飾する！
• 意味が自然につながる組み合わせを考えてみる！
• 困ったら、修飾語の位置をずらしてみると判別しやすい！

テクニックを使ってみよう！

特に「位置をずらしてみる」方法は、迷ったときにとても役立ちます。例題で確認してみましょう。

例１

「電気屋で」は、どの言葉を修飾しているでしょうか？位置をずらしてみます。

→ 父と一緒に【電気屋で】大型のテレビを買った。
→ 父と一緒に大型のテレビを【電気屋で】買った。

意味が変わりませんね。このように、ずらしても意味が変わらない場合、【電気屋で】より後ろにある「買った」を修飾していると考えられます。

例２

「綺麗な」は、どの言葉を修飾しているでしょうか？同じように位置をずらしてみます。

→ 美しく花は【綺麗な】多くの人を魅了する

今度は意味が変になってしまいました！「綺麗な人」になってしまい、元の文とは違う意味になります。このことから、「綺麗な」は直後にある「花」を修飾していると判断できます。

最後に