2月からの塾での新年度の学習にようやく慣れてきたと思った矢先、4月からは小学校における新学年が始まりました。
新しいクラス、新しい友達、新しい先生・・・環境が大きく変わったことで、高揚感を隠せない生徒が散見されます。
この興奮状態を前向きな学習機会と出来ればよいですが、残念ながら思うように学習に身が入らない受験生も多いもの。
そんな浮き足立った生徒たちにとって、ゴールデンウィークはようやく一息つくことが出来るタイミングです。
今回はSAPIX生がゴールデンウィークをどう過ごせば良いか、学年ごとに考えてみましょう!
4年生
弱点分野を補強する絶好の機会です。
本格的な中学受験カリキュラムが始まってまだ3か月なので、既習内容もそこまで難しくはなく、また量も多くはありません。少し出遅れて4月から受験勉強を始めたばかりの生徒にとっても、なんとかキャッチアップ出来る程度の分量です。
また例年、4月マンスリー確認テストが4月後半に実施されるので、ゴールデンウィークは目の前のテストに追われることはありません。
この点でも新年度開始以降の取りこぼしを固めなおす絶好の機会と言うことが出来るでしょう。事前に何が課題なのか明確にしておいて、有意義な学習を進めたいものです。
とは言え、まだ4年生。
他の習い事に精を出したり、旅行や買い物など、のんびりと家族での時間を過ごしたりしても良いでしょう。お出かけの際は特に理科や社会などでは、SAPIXで学習した話を交えられると良いですね。
また例年は開成の運動会や麻布の文化祭、聖光学院の文化祭などが実施されます。
中学受験に対する意識を向上させる機会として、各学校の公開行事に参加しても良いでしょう。
5年生
1週間ほどSAPIX授業の無い、絶好の復習の機会です。
苦手科目や苦手分野が明確になっている生徒は、その克服を目指しましょう。現時点で特に不安が無い状況だとしても油断は禁物です。
例えば、算数においては受験の鍵になる割合・比が未習で、社会においても配点の半分を占める歴史が未習です。
受験勉強全体でみると、まだまだ三合目くらいのイメージでしょうか。場合によっては、余裕がある今のうちに算数の割合の導入だけを学んでおいたり、歴史漫画を楽しんでみたりするのも悪くないかもしれませんね。
もちろん旅行や休息、習い事、学校見学などに充てることも良いでしょう。
今後ますます重くなっていく受験勉強に対する鋭気を養う機会としてもゴールデンウィークは重要です。
気がかりな点としては、ゴールデンウィーク明け早々に「5月度」マンスリー確認テストとして試験が実施される年度が多いことが挙げられます。その場合、ゴールデンウィークの後半はマンスリー対策に充てざるをえません。
2021年は幸い、ゴールデンウィーク前に「4月度」マンスリー確認テストとして実施されるようなので、少し気持ちが楽ですね。
有意義なゴールデンウィークをお過ごしください。
6年生
平常授業と土曜特訓はGS特訓の直前の日程まで実施され、5月3日から5月5日まではGS特訓が実施されるので、気を休めるタイミングはほとんどありません。
とは言え小学校の休みはそれなりにありますし、消化できていない内容の学習に充てる時間の余裕は、平常時よりはあることでしょう。
克服したいことを明確に順位付けしたうえでゴールデンウィークを迎えましょう。
ただ1週間ずっと勉強漬けにしてしまうと、どうしてもモチベーションが保てない場面も出てくることでしょう。
気分転換としてどこかで半日、体を動かしに行ったり、学校見学に行ったりするのも良いかもしれませんね。
GS特訓に関しては「SAPIX6年生 どうするGS特訓⁉」をご覧ください。
SAPIX生ならば基本的に受講する講座ですが、状況によっては必須とは言えない場合もありそうです。
SAPIXに関して、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください!
塾選びから合格(または転塾)までSAPIX完全解説
サカセルでは、中学受験に関する皆様のご質問やご相談に中学受験のプロが回答いたします。お困りの際にはお気軽に下のお問合せフォームよりご連絡ください。
にほんブログ村にも参加しています。ぜひ下のバナーをワンクリックで応援もお願いします!