投稿:2022年2月22日
更新:2024年2月19日
【傾向】
構成は大問4つ、生物・化学・物理・地学から各1問ずつ、が例年です。
5年生の組分けテストは、その時点では習っていない範囲もあることや入室テストの役割も大きいことから読解力や思考力に重点が置かれていました。知識や解法の確認を目的としているマンスリーテストとは違い、コツコツ勉強した努力が生きにくい出題です。
6年生に入り、一通りの範囲が既習範囲になった1月と今回3月の組分けテストあたりからはマンスリーテストと今までの組分けテストの中間くらいの内容になります。
普通のマンスリーテストよりはリード文や資料の読み取りが多く、あまり覚えていなくても読み取りが出来れば解ける問題の割合が多いのが特徴です。その場で考える読解問題(初めての内容で説明を読んで考えるタイプの問題)も大問4つのうち1問くらい出題されることが多いようです。
一方でマンスリーテストで登場するような水溶液の知識問題やてこの計算問題も登場しています。
難度は年によって多少ばらつきがありますが、大問で1つ難問が入ってくることがあります。
【出やすい範囲】
各分野の基幹になる単元が多く出題されています。例えば電流なら電磁石や電熱線より電気回路、力学なら滑車や浮力よりてこやばね、といった具合です。
出やすい範囲を挙げておきます。
①生物
◎昆虫
◎食物連鎖
〇季節と生物
△人体
②化学
◎水の三態
◎溶解度
◎燃焼
〇水溶液、気体の性質
③物理
◎電気回路
◎ばね
〇てこ
④地学
◎星
◎地層
〇月
△気象
あくまで出やすい範囲です。意外な単元が登場することもあります。
【具体的な対策】
上に挙げた重要単元の中で忘れていそうなものは5年生のテキストで復習しておくのがよいでしょう。デイリーチェックや、次の回のデイリーステップ①がいちばんまとまっているので確認しやすいと思います。
テキストで振り返る余裕がない場合はコアプラスでもよいでしょう。
1月の組み分けテストに登場した単元はほぼ出ないので、今年でしたら、星、音、水溶液の性質は対策からカットしてよいでしょう。
【注意するポイント】
どんなテストにも共通ですが「よく読むこと」です。
組分けテストは直近に習った範囲ではないものが出題されるため、説明がマンスリーテストより丁寧です。うろ覚えでもよく読めば分かるようになっていたりします。
特によく読むポイントは以下です。
-
見慣れない問題の説明
-
数値とその近く
-
問い(何を問われているか)
時間配分も重要です。「大問3で時間を取られ過ぎて、大問4にいくときには残り3分だった。後で解いたら簡単だった!」はそろそろ抜け出したい時期です。
はじめに述べたように大問1つが難問がということもあります。分からないものに時間をかけ過ぎないようにしましょう。
ただし、大問の中で内容が変わることがあります。大問の中でだんだん難しくなるわけではなく(3)(4)が難問で(5)から内容が変わって簡単になる、ということがあるのがサピックスのテストです。あきらめずに出来る問題を探せる生徒が強いです。
1問1問にこだわり過ぎず、全体から出来る問題を見つけて確実に取っていきましょう。
SAPIX新6年生3月度組み分けテストについては以下もご覧ください。
SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?算数編
SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?国語編
SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?理科編
SAPIX新6年生 3月度組分けテストはどう対策する?社会編
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