「季節もの」の講習会としては学年で最後となる冬期講習。
ここでは各科目のポイントを紹介できればと思っています。
●算数 6回分
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F41-01 平面図形(1)
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F41-02 数のせいしつ
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F41-03 平面図形(2)
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F41-04 場合の数
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F41-05 立体図形
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F41-06 総合(01~05)
【全体のトピックス】
算数はSAPIXには珍しく、「復習」が中心です。
図形などの重要分野が続きますので、各回できちんと復習を実施しましょう。
6回で回数が多いですが、きちんと休めるタイミングで休むのが良いでしょう。
【新小5組分けテスト】
小4冬期のテストというよりも、新小5組分けテストの準備の方が「優先度が高い」と言えます。
新小5組分けテストは全単元が出題範囲となるテストです。
冬期は「図形」分野を取り扱うことが多いので、「和と差の文章題」の演習量が少なくなりがちです。
新小5組分けテストの前までに十分な復習をしておくのが良いでしょう。
●国語 6回分
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①物語文
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②物語文
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③説明文
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④物語文
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⑤物語文
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⑥説明文
【全体のトピックス】
平常テキストのBテキストの延長です。
授業中に扱った各設問の復習と「確認テストの準備」が中心となり、宿題が出ます。
「読解教室」でコンパクトに復習した上で、「漢字テスト」の準備を行い、できるだけ他の科目に時間を割く準備をしておくのが良いでしょう。
マンスリーテストなどでの得点の中心となる「選択肢問題」の練習が不十分になるので、気になるようであれば、扱っていないAテキストの「読解演習」などで練習する時間を作っても良いでしょう。
●社会 3回分
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F44-01 工場をつくるなら?①~金属工業と石油化学工業~
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F44-02 工場をつくるなら?②~機械工業~
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F44-03 工場をつくるなら?③~軽工業~
【全体のトピックス】
日本の産業の1つである「工業」について学びます。
「○○をつくるには?」というテーマに沿って、各製品の原料、入手手段、どんな場所だと作りやすいのかなどについて扱います。
導入の切り口、関連のさせ方も上手で、「良いテキスト」です。そのため、テキストの流れにうまく乗っていくのが良いでしょう。
「農業」の時ほど気候や地形などの条件との関連が見にくい単元です。
授業のかくにん問題①→②→③と進めてから、デイリーステップで次回のテストの準備をするという流れで進めてください。
【各回のトピックス】
F44-01 金属工業と石油化学工業
工業全体、鉄、アルミニウム、石油化学コンビナートについて扱います。
原料、その輸入先、どんな地域に多いのか、有名な都市を中心に押さえます。
アルミニウムは「電気のかんづめ」という別名と、<1973>石油危機から国内で積極的に作られなくなった話を知っておくと良いでしょう。
石油化学コンビナートは「四日市ぜんそく」にも関係するので、原因の物質と場所を押さえておく必要があります。
F44-02 機械工業
自動車、造船、ICについて扱います。
どんな地域に多いのかを中心に押さえます。
自動車は「豊田市」と企業城下町について
造船は「船と言う乗り物の性質」と「種類」について
ICは「どんな地域に多いのか」から「ICの商品としての性質」と「輸送手段」について
押さえるのが良いでしょう。
F44-03 軽工業
窯業(セメント、陶磁器)、食料品(乳製品、砂糖、しょうゆ)、製紙パルプについて扱います。
原料、場所、どんな場所に多いのかを中心に押さえます。
田子の浦の「ヘドロ」についてもここで扱います。
他の理系科目と違って、総合演習の回がないのが特徴です。
●理科 3回分
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F43-01 電車ごっこをする電気~電気回路①~
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F43-02 二人三脚をする電気~電気回路②~
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F43-03 電気回路をつくってみよう!~電気回路③~
【全体のトピックス】
冬期の3回で最重要単元のひとつである電流について学びます。
F43-01 電車ごっこは「直列」
F43-02 二人三脚は「並列」
F43-03 電気回路をつくってみよう!は「総合」
とそれぞれ言い換えることができます。
5年生になると電流を「数値化」します。
しかし、4年生では「数値化」せずに考えるテキストになっているため、逆に大変かもしれません。
数値化を教えてしまった方が解きやすい子も多いと思います。
「豆電球の明るさ」と「乾電池の持ち」を問われますが、「豆電球」の方が重要です。
乾電池を直列につなぐ→電流が強くなる
豆電球を直列につなぐ→電流が弱くなる
乾電池を並列につなぐ・豆電球を並列につなぐ→豆電球に流れる電流が変わらない
というのが最重要事項です。
【各回のトピックス】
◎…最優先事項
( )で表されている「理由」まで押さえられるのが理想です。
ただ、5年生で「数値化」を習うと問題の正解までたどり着けるようになるので、( )以外の内容を優先的に覚えても良いでしょう。
F43-01「直列回路」の回
◎豆電球のつくり:各名称を覚える、下と横に導線がつながっている、フィラメントは電流を通しにくい
◎ショート回路と電池を逆向きにつないだ回路(+-)(-+)を混同しない
◎回路図の記号を覚える
◎乾電池は電流を流す力を出す
◎乾電池を直列:豆電球は明るくなる(電流を流す力が強くなるので電流が強くなるから)
◎豆電球を直列:豆電球は暗くなる(豆電球は電流を通しにくいので、直列につなぐと電流が弱くなるから)
・乾電池を直列:乾電池の持ちが短くなる(強い電流が流れるから)
・豆電球を直列:乾電池が長持ちする(弱い電流が流れるから)
F43-02「並列回路」の回
◎豆電球を並列:豆電球の明るさは変わらない(お互い関係なく流れるから)
◎乾電池を並列:豆電球の明るさは変わらない(乾電池を並列に増やしても1個分の力しか出さないから)
・豆電球を並列:乾電池の持ちが短くなる(各豆電球に流れた電流が合流して強い電流が流れるから)
・乾電池を並列:乾電池が長持ちする(電流が分かれるので乾電池1個に流れる電流が弱くなるから)
F43-03「総合」と「スイッチ回路」の回
冬期講習で扱った内容の「まとめ演習」に使いましょう。
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