サカセルコラム

時代に迎合するべきか・・・ Column

サカセルの日常

時代に迎合するべきか・・・

2020.04.03

「ここ1、2週間が瀬戸際」そうテレビで見かけたのは3月上旬でしょうか。

もう4月に入り、東京の桜も満開を少し過ぎてしまいましたね。

瀬戸際から1ヶ月、コロナウィルスの感染者数の激増が連日報道されています。

どうやら政策は失敗だったんでしょうか。

まぁ成否を判断するのはまだ早いですし、そもそも一介の算数科講師に過ぎない僕が政治を語る資格なんてあろうはずがありません。

それはさておき。

中学受験は確実にやってきます。

新6年生にとっては、このバタバタの中、もう2か月が過ぎてしまいました。

例年なら「新学年の授業に少しずつ慣れて」⇒「6年生の卒業準備にちょっと追われて」⇒「春期講習に追われて」⇒「学校の新学年で浮足立って」⇒「春休み明けのテストが続いて」⇒「気が付けばゴールデンウィーク」というような流れがあるんですが、今年の6年生にとっては、ただ間延びした、張り合いの無い春休みが続いているような感じですね。

通っている大手塾でもたびたび休講措置が取られ「時間はあるのに思ったように勉強が進まない・・・」という声も聞かれます。

サカセルでも要望に応じて授業を実施していますが、やはり感染リスクは気になるもの。

教室には強力な空気清浄機を4台設置し(ミーハーなので、ブルーエアにバルミューダにダイソンにダイソン!)換気も励行。

もちろん講師の手洗いうがい、マスクの着用も心掛けています。

僕自身は公共交通機関を可能な限り使わないように、雨や雪さえ降らなければ六本木でも多摩川河川敷でも自転車でひとっ走り(でも痩せない、むしろ太ってる)

と、塾側が感染防止を心掛けても「授業を受けたいのに同居している家族に絶対に感染させてはいけないから・・・」と泣く泣くお休みしている生徒も少なくありません。

(経営的にも痛いです)

そこで本格的に考える段階に入ったのが、そう「遠隔授業」です。

「1対1で直接教えてナンボや!」と塾としてこだわってきた直接個別指導ですが、サポートを必要としている受験生に授業が出来ないという緊急事態ならば仕方ありません。

そこで(IT原人なりに)遠隔授業の導入に向けて、通信手段や費用、メリットデメリットの本格的な検討に入りました。

まずは一通りのビデオ通話サービスのアカウントを取得し、とりあえず僕でも使えそうなことは確認して、しばしシンキングタイム。

「指導の臨場感を持たせるため、成果を上げるためには何が必要やろ・・・」

直接の指導に出来て、遠隔指導ではできないことは・・・」

「生徒がどう考えているのか視線も手元も確実に追えるようにしたい・・・」

「もちろん緊張感や空気感を維持したい・・・」

「実際の授業のように必要な教材は随時用意して与えたい・・・」

「なんなら生徒のノートに直接書き込みたい」

「機材どうしよかな、必要なら家庭にも用意してもらわなアカンな・・・」

「感染症予防のためとは言え、講師の移動時間が不要なのはメリットやな」

「地方の受験生、いや海外の受験生も指導できるぞ・・・?」

「家庭教師ならお茶とか勉強部屋とか、変に気を遣ってもらわなくてもいいぞ・・・?」

「将来的には、平成教育委員会みたいな模擬集団授業も・・・?」

「・・・うん、アリなんちゃうか!」

なんとなく、形が見えてきました。

近日中に発表できるよう、実際に遠隔授業を行っている先生方やテレワークを行っている保護者の皆様にも相談しながら、具体的準備を進めてみます。

あとはサービス名。

どうしようかな・・・

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三宅 貴之

この記事を書いたのは...

三宅 貴之

自律学習サカセル代表。
東大寺学園から東京大学に進み、以降は大手集団塾や個別指導塾で講師としてキャリアを積む。
講師としてだけではなく新規事業の立ち上げ→運営→収益化のプロセスも経験し、満を持して自律学習サカセルを創設。

「新しいことを知る」ことを楽しめる好奇心で、その昔、高校生クイズで全国大会の準決勝に進出したことも。

プロ野球、読書、靴、腕時計、ビール、筋トレ…
色々と興味は尽きない中、一番の趣味は、やっぱり仕事。

卒業生との語らいや、娘の成長を日々の楽しみに、
さぁ今日も1日がんばります!

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