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サカセル三宅の簿記検定3級奮闘記 (その後) Column

サカセルの日常

サカセル三宅の簿記検定3級奮闘記 (その後)

2018.02.20

社長の常識として簿記検定3級を取ろうと思い立ったものの、サボり倒してしまった2ヶ月半。

⇒サカセル三宅の簿記検定3級奮闘記 (前編)

 

生徒の規範になるため、自分自身のプライドのため、意識を改めて取り組んだ1週間。

⇒サカセル三宅の簿記検定3級奮闘記 (後編)

 

 

こうして11/19()いよいよ簿記検定当日を迎えました。

試験は朝から、少し寝不足です。

 

会場の神保町へ向かう電車では「当座借越」「消耗品と消耗品費」などの会話をしている簿記検定受験者らしい若者の集団と出くわします。

・・・別に独りでも寂しくないし。

 

試験会場には思ったよりもギリギリの時間に到着。

席は教室の最前列の教卓前。

大学時代に最も遠ざけていた場所になりました。

通路を挟んで左手には20代後半と思しき美女、同じ机の右側は老紳士、後ろは朴訥な中年男性。

たぶん僕は浮いてない。

 

行きたくもないトイレに行ってリラックス。

試験直前の、秒針の音だけが響く静寂は懐かしい感じです。

 

 

さぁ、試験開始です。

 

大問1

あぁ~、2問めっちゃ迷う。

4点×5問で配点もデカいけど・・・これでいいや!

手ごたえは片方だけ合っているとして16/20くらいかと。

 

大問2

在庫を平均移動して計算していくパターンは得意(算数っぽいし)

短時間で解き終え、おそらく10/10は取れたかな。

 

大問4

やってもうた!

前日に良く分からない形式で「どうせ出ないやろ」と捨てた問題。

2/10くらいしか駄目そう。

 

大問3

いつも通りの出題形式。

練習通りに仕分けして転記。

最後に合計が合えば、満点は狙えそう。

・・・ん、なぜ合わん!?

後で見直すことにして、ひとまず大問5へ。

20/30くらいか。

 

大問5

前日でも未完成の分野。

手応えはないけれど。とりあえず分かるところは埋めておこう。

数か所怪しいものの、集計。

・・・げ、合ってる!

最初の段階の計算で合計値がピタッと合うと気分が良いものです。

とは言え、仕分けの科目を間違えている可能性もあるので25/30くらいかな、と。

 

ここまでで120分の試験時間のうち50分が経過、手応えを集計すると73/100くらい。

受かるんちゃうか、と思い始めます。

 

その後は大問1と大問2をサッと見直し、大問3の計算のやり直し。

無事に間違い箇所を発見。

左右両方に記入すべきところ、片方にしか数値を書いていませんでした。

集計して合計値が合ったので一安心。

 

大問4も「多分こういうことだろう」と自分で論理を作り上げて解答を記入。

手ごたえはナシ、やはり捨てずに前日も復習しておくべきだったと後悔。

 

あとは大問5に進んだり、大問3に戻ったりして、最後の最後に大問1の迷った箇所を書き直して終了です。

 

正直なところ、手ごたえはありました。

配点の大きい大問で、とりあえず合計値が合った時点で、合格点はクリアはしたな、と。

あとは迷った箇所でどのくらい正解できているかの勝負です。

大問4の出来次第では満点に近いかも。

心地良い緊張の弛緩、満足感。

テストって意外と楽しいですよね。

 

 

帰り道。

解答速報とやらを試験会場前で配っています。

手に取って目に入ったのは大問1。

うわ。

迷って最後に書き直した2問、どっちも書き直す前の答えが合ってる・・・

これだけでマイナス8点か、痛いなぁ・・・

残りの問題は解答速報のアップ待ち。

 

 

 

・・・結果発表。

12/7が合否速報、12/22に成績郵送です。

合格!

やれやれ面目を保つことが出来ました。

 

得点は大問1が12/20、大問2が10/10、大問3が26/30、大問4が10/10、大問5が30/30で、合計では86/100でした。

試験当日に上手くいった大問4と大問5のおかげですね。

今回は平均点が57.1で、合格率が41.1%だったので、やや難しめの試験だったようです。

 

さぁここからは自身の反省と、簿記に限らず全ての試験に臨もうとする受験生へのアドバイスです。

 

(こんな受験生は駄目だ)

・試験や講座を申し込んだだけで満足

・テキストを買っただけで満足

・読んだだけで分かったつもりになっている

・そもそも紙とペンを使わない

・理解が浅い分野が明確でも、特別な対策はせず放置

・忙しいと言い訳をして、時間を確保しない

 

全て今回の僕自身の姿です。

こんな生徒がいたら、それこそシバキ倒します。

自律することが出来ないのなら、やはり第三者の力は積極的に取り入れるべきなんでしょう。

 

(こうしたら受かる!)

・試験日程から逆算してスケジュールを策定し、淡々と進める

・得点に直結する、自分の勉強法を知っている

・勉強すべき時と、そうではない時を明確に区別し、切り替えて集中する

・試験時間は最後の最後まで使い切る(まぁ僕の場合、それで8点落としましたが作戦のうちなので仕方ない)

・自分は必ず合格する、という自信と信念を持つ

 

ラスト一週間および当日は、うまく実践できた気がします。

実際、仕事もラスト一週間のほうが忙しく、簿記の勉強をサボっていた頃はむしろ余裕がありました。

 

みなさんも是非、目標に向けて頑張ってみましょう!

また受験生をサポートする立場の大人(保護者や講師ですね)も、何らかの試験を受ける機会を敢えて設けると良いかと思います。

受験生の気持ちを共有でき、より親身なアドバイスが出来そうです。

 

僕もまた、何か目標を見つけて受けてみようかと考え中です。

 

 

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三宅 貴之

この記事を書いたのは...

三宅 貴之

自律学習サカセル代表。
東大寺学園から東京大学に進み、以降は大手集団塾や個別指導塾で講師としてキャリアを積む。
講師としてだけではなく新規事業の立ち上げ→運営→収益化のプロセスも経験し、満を持して自律学習サカセルを創設。

「新しいことを知る」ことを楽しめる好奇心で、その昔、高校生クイズで全国大会の準決勝に進出したことも。

プロ野球、読書、靴、腕時計、ビール、筋トレ…
色々と興味は尽きない中、一番の趣味は、やっぱり仕事。

卒業生との語らいや、娘の成長を日々の楽しみに、
さぁ今日も1日がんばります!

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