サカセルコラム

【5年国語】四谷大塚 11月度組分けテストはどう対策する? Column

四谷・早稲アカの活かし方

【5年国語】四谷大塚 11月度組分けテストはどう対策する?

2026.09.21

大問1 漢字の読み書き 10問 10点分
大問2 知識問題  20〜30点分程度
大問3 初見の長文問題1 50〜60点程度
大問4 初見の長文問題2 50〜60点程度

※長文問題は論説文・小説文の出題となります。
※範囲は6〜10回です。
※2025年の平均点は84.4点

・和語、慣用句

繰り返しになりますが、最近の入試トレンドです。しっかり取り組みましょう!
意味を辞書的に覚えるのではなく「こういう文脈で使う言葉だ」と例文で覚えるようにしましょう。
また、何度も暗唱をするよりは問題を多く解くほうが記憶の定着には効果的です。

・同音異字、同音異義、同訓異字

漢字で狙われやすいので、確認しておきましょう。
この単元が苦手なお子様は「漢字を意味で覚えていない可能性」があります。
この機会に、「漢字の意味」を意識しているかを確認しましょう!
漢字の意味を覚えることで、ありえない漢字ミスが減ります。

・助動詞、助詞

必要な部分を確認しましょう。
例えば、助動詞は「同じ種類か・違う種類か」の識別ができれば入試で点数が取れます。
「推量・意思・勧誘」などの助動詞名前や活用表を覚える必要はありません。(たまにこれを小学生に教えている先生がいて度肝を抜かれますが…)
自分が教える時は「受け身、尊敬、自発、可能」だけ覚えさせています。

また、助詞も深く扱う必要はありません。ほぼ出ませんので、識別の方法を教えておけば大丈夫です。

ざっくりまとめてみました。
これを見ながら、問題を少し解いてみて練習してみてください。

助動詞の見極め

助動詞の見極め

感覚で解くのではなく、しっかりと仕組みや解法を理解したうえで、
論理的に解くようにしましょう!知ってしまえば楽々です!
助動詞「う」

推量、意思、勧誘の3つの意味があります。識別は「感情か予測か」を考えます。

予測している場合(感情が読み取りにくい)
→ 推量
例:弟はコンクールで優勝するだろう。
感情が入っている場合
何かに誘っているかどうかを考えます。
  • 誘っている場合 → 勧誘
    例:もしよければ、一緒にイギリスに行こう。
  • 誘っていない場合 → 意思
    例:必ず毎日3時間、ヴァイオリンの練習に取り組もう。
助動詞「た」

過去、完了、状態の意味があります。識別は「昔か今か」で考えます。

昔の場合
→ 過去
例:昨日、ご飯を食べた。
今の場合
「ている」に置き換えた時、意味が変わるか変わらないか考えます。
  • 意味が変わらない場合 → 状態
    例:ヴァイオリンの入ったカバン。
  • 意味が変わる・通じない場合 → 完了
    例:今、ちょうど帰った。
助動詞「まい」

打ち消し意思、打ち消し推量の意味があります。識別は「感情か予測か」です。

感情の場合
→ 打ち消し意思
例:もうこれ以上、遊ぶまい。
予測の場合(ないだろうに置き換えできる)
→ 打ち消し推量
例:もうイギリスへは行けまい。
「だ」の識別

断定の助動詞か形容動詞かの判別です。識別は「主語と述語を入れ替えて、意味が通じるか通じないか」です。

通じる場合
「だ」の前が名詞とわかるので → 断定の助動詞
例:いま、この教室に必要なのは平和だ。
通じない場合
「だ」の前が形容動詞とわかるので → 形容動詞
例:いま、この教室は平和だ。
「れる・られる」の識別

受け身、尊敬、可能は文脈で判断します。

自発
直前に気持ちを表す言葉がきます。
例:思い出される、忍ばれる
「ような」の識別
  • 文頭に「まるで」が付く → 比喩(前後が別の種類のもの)
  • 文頭に「たとえば」が付く → 例(前後が同じ種類のもの)
  • 文頭に「どうやら」が付く → 予測(上記以外と考えれば簡単です)
「らしい」の識別
  • 文頭に「どうやら」が付けられる → 人から聞いた話
  • 文頭に「どうやら」が付けられない → 「らしい」の前が名詞か、ナゾの言葉
「そうだ」の識別
  • そうだの前に「 」(カギカッコ)が入る → 人から聞いた話
  • そうだの前に「 」が入らない → 自分で判断
「ない」の識別
  • 直前に文節「ネ」が入る → 形容詞の「ない」
  • 直前が「言い切りの形」に直せる → 助動詞の「ない」
  • 言い切りの形に直せない → 形容詞の一部
助詞「の」の識別

助詞「の」の識別

「の」の識別は、別の言葉に置き換えられるかどうか、または使われている位置に着目して判断します 。
1. 「が」に置き換えられる
例:猫のいる生活 → 猫がいる生活
2. 「もの・こと」に置き換えられる
例:猫を見るのが好き → 猫を見ることが好き
3. 「である」に置き換えられる
例:猫のミケは今年で3才になる → 猫であるミケは今年で3才になる
4. 置き換えできない(×)
例:それは猫の食事です
5. 文末にある
例:どうして猫が嫌なの。
6. 「〜の、〜の」と並列している
例:飼うの、飼わないの、

ここからは各単元の重要な読解ポイントをお伝えしていきます。

・8.9回 短歌・俳句

物語や説明は毎度お馴染みの解説をしておりますので、今回は短歌と俳句の解説をして参りますね。

○切れ字

切れ字は句切れの問題でよく出題されます。
確認をしていきましょう。

切れ字の攻略

切れ字の攻略

そもそも切れ字とは?

俳句や短歌において、句の切れ目を示し、意味やリズムを「切る」働きをする言葉のことです。

詠み手の強い感動(「〜だなあ!」という気持ち)や、言葉に表しきれない余韻を示す効果があります。

ここで文を一度パツンと断ち切ることによって、読者にその先の情景や心情を深く想像させるという、国語の読解においても非常に重要な役割を持っています。

これだけ押さえておけ!
以下の言葉が出てきたら、そこでよく切れます(意味やリズムの区切りになります)。
まずはこの魔法の呪文で、一気に暗記してしまいましょう!
【暗記の呪文】
ぞなむやか、死ぬかもなり!
ぞ
なむ
や
か
し
ぬ
かも
なり
有名な俳句・短歌での使われ方
古池や 蛙飛びこむ 水の音
松尾芭蕉(俳句)
切れ字:や
「古池や」で一度プツンと意味を切ることで、「ああ、古い池があるなあ」という静けさを強調しています。その後の「カエルが飛び込む音(動)」との対比がより美しく際立ちます。
柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺
正岡子規(俳句)
切れ字:なり
「鐘が鳴っているなあ」と感動の余韻を持たせて切ることで、鐘の音が響き渡る様子を読者に想像させ、最後に「法隆寺」という場所を提示して情景を完成させています。
石走る 垂水の上の さわらびの
萌え出づる春に なりにけるかも
志貴皇子(短歌)
切れ字:かも
最後に「かも」を置くことで、「ああ、いよいよ春になったのだなあ!」という作者の深い感動と、春の訪れに対する喜びの余韻を表現しています。

○季語

季語を見ていきましょう。
季語はよく出てくる出題です。
現代の感覚と違う部分や暦のずれがあるので、注意が必要です。
全て覚えるのは大変なので、以下の内容を押さえていただければ大体なんとかなると思います。

季語の攻略

季語の攻略

季語は「昔の暦(旧暦)」を基準にしているため、
今の私たちが感じる季節とは「1ヶ月〜2ヶ月ほどのズレ」があるのが最大のポイントです!
よく出る季語
春
  • 梅、うぐいす、春風
  • おぼろ月、かえる、つくし
夏
  • 蝉(せみ)、ほたる、入道雲
  • 夕立、風鈴、ひまわり
秋
  • 紅葉(もみじ)、すすき、赤とんぼ
  • 秋刀魚(さんま)、稲刈り
冬
  • 雪、霜(しも)、枯れ葉
  • 北風、大根、おでん
「これ系」の季語はこの季節!

細かく覚えきれなくても、以下のグループ(法則)を知っておけば選択肢を絞り込めます。

「花」といえば
→
春
俳句や短歌で単に「花」と出たら、基本は「桜(春)」を指します。
「月」といえば
→
秋
名月や十五夜など、月を愛でるのは秋の代表的な行事です。
「虫」といえば
→
秋
セミは夏ですが、単に「虫(鳴き声)」と出た場合は秋(鈴虫など)です。
「星」といえば
→
秋
天の川や七夕など、星にまつわる季語は秋に分類されます。
間違えやすい季語一覧

テストで一番狙われるのが「今の感覚とズレている季語」です。ここだけは暗記必須です!

季語 今の感覚(罠) 正解の季節 理由・覚え方
五月雨(さみだれ) 春(5月) 夏 旧暦の5月は今の梅雨の時期(6月頃)だから。
鯉のぼり 春(5月) 夏 端午の節句(旧暦5月)は夏始まりの時期だから。
七夕(たなばた) 夏(7月) 秋 旧暦の7月はもう秋に分類されるから。
朝顔(あさがお) 夏 秋 夏休みのイメージですが、旧暦では秋に咲く花。
すいか 夏 秋 晩夏から初秋にかけての食べ物として秋扱い。
正月・初詣 冬 新年 俳句の世界では「新年」という独立した季節になります。

国語の解説は以上となります。少しでもお役に立てたらと思います。もう少し詳しく聞きたいという方はお気軽にご連絡くださいませ。


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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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