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青山学院中等部受験解説!特徴や併願パターンは? Column

過去問分析

青山学院中等部受験解説!特徴や併願パターンは?

2023.10.10

目次
  •  学校の特徴
  •  試験の情報
  •  科目ごとの特徴
  •  よくある併願パターン
  •  まとめ

1. 学校の特徴

GMARCHと呼ばれる大学附属校の中でも一際人気のある名門中であり、共学・附属校という数年前の中学受験トレンドの影響を受ける前からその人気は高い学校でした。

渋谷という好立地の影響もあり、その人気は衰えることはないでしょう。

基本的に青山大学へは進学できます。進学率は85%ですが、残りの15%は青山学院より上の大学への挑戦が中心となっているようです。

主な大学合格実績 2020-2023

202320222021
東京大学201
京都大学010
一橋大学211
東京工業大学001
慶應義塾大学271520
早稲田大学211313
上智大学2397
東京理科大学13115

詳しくはこちら:https://www.agh.aoyama.ed.jp/introduction/after_course.html

2. 試験情報

・入試情報
 入試日程 2/2
 合否発表 2/3  

・科目
 国語 算数 (各50分 100点満点)
 理科 社会 (各25分 50点満点)

・倍率と平均点

倍率合格者最低点
20203.3178
5.4200
20213.0162
6.1191
20223.2178
5.5193
20233.3169
5.6186
※ 上が男子 下が女子

3. 科目の特徴

ここからは簡単に各科目の紹介をしていきます。

・算数

問題数が意外と多いので注意が必要です。大問をじっくり考えるというよりは中難易度帯の小問を数多く処理していくことが求められます。

図形の問題は毎年多く出題されます。一方で、数の性質や規則性はそれほど多く出題されないです。

意外と難しい問題も出題されていますので、算数が苦手なお子様は時間を優先として考え、解くか捨てるかを考えていくと必要があります。

過去問解説はこちら
青山学院中等部の算数分析(2022年)

・国語

文章題が3つ出題され、その上詩も出題されます。そして問題数も多いので、模試等で時間が足りなくなりがちのお子さんにとってはなかなか点数が取れないかもしれません。

対策としては、問題数は多いですが、難易度が高い問題はそれほど出題されないので、解答のイメージを作る力をしっかりと養いましょう。一回一回文章を見返して選択肢を選んで……と繰り返していると時間が足りなくなります。設問を読んだ段階である程度の解答のイメージを作り、本文を見返さずに選択肢を選ぶという動きが作れると良いです。

また、抜き出しも多く出題されます。抜き出し問題の解き方の型を学び、その上で飛ばすのか飛ばさないのかの基準を予め作っておきましょう。

記述はそれほど難しいものは出題されず、切り貼りの記述が多いです。必要な要素を考え、見つけ、まとめるという切り貼りタイプの記述の動きを徹底的に反復し、素早くできるようにしましょう。

・社会

長い文章は出題されず、知識を問う問題が多く出題されます。思考して導き出す問題も出題されますが、まずは中学受験の社会の基本的な知識をしっかりとおさえておきましょう。

1問1分ペースで解いていく必要があるので、簡単な知識の問題は素早くアウトプットできるようにしておき、考えさせるタイプの選択肢問題の時に時間を使えるようにしましょう。

「正しくないものを選べ」という聞かれ方も多いので、注意が必要です。

・理科

大問1は知識の小問集合で、大問2〜5が各分野の出題となっています。

基本的な原理を理解した上で、それらを素早くアウトプットする必要があります。当然、見慣れない問題も出題されることもありますが、多少落としても大勢に影響は出ないので大丈夫です。

時間は決して長くはないので、基本的な計算や原理のアウトプット等に手間取っていると時間が足りなくなるので、理解した原理を演習等でしっかりとアウトプットする訓練が必要です。

時事的な出題や身近なものからの出題もあります。

4. よくある併願パターン

ここからはよくある併願先の一覧と実際の併願パターンをご紹介していきます。

・学力的に余裕のある生徒の想定される併願先一覧

1月2/12/22/32/42/5
栄東
市川
東邦大東邦
昭和秀英
立教新座
早稲田実業
渋谷渋谷
慶應普通部
早稲田学院
青山学院慶應中等部
明大明治
市川

明大中野
広尾学園
法政大

・学力的に余裕のない生徒の想定される併願先一覧

1月2/12/22/32/42/5
昭和秀英
立教新座
淑徳与野
専修大松戸
芝浦工大柏
立教女学院
法政大
成蹊
青山学院立教新座
学習院大学
法政大
明大八王子
明大中野
中央大附
法政大
成城

・併願案

サピックス偏差値50  東京都北部在住 男子 附属校志望

1月2/12/22/32/4
浦和ルーテル立教新座○中央大附○青山学院明大明治明大中野
中央大附×明大明治中央大附
立教新座×中央大附○立教新座明大中野
中央大附×立教新座明大中野

1月は浦和ルーテルを入れています。2031年度の大学入試から完全附属校となるようなので、2024年度入試の生徒は100%入学できるわけではありません。しかし、かなり高い進学率になっていると予想できる上、偏差値も余裕があるので入れてあります。

 浦和ルーテルへの通学が難しい、もしくは受験しない場合は、3日に学習院や法政を入れていく形になります。また立教新座の受験が難しい場合や通学が難しい場合も同様に安全策で3日に立教新座や明大明治を入れていく形も考えられます。

これはあくまで仮の想定ですが、このように受験パターンを事前に組んで過去問の対策等をしっかり立てていくことが必要になります。

5. まとめ

ここまで見てきていかがだったでしょうか。

青山学院を狙っていく上で参考になればと思います。

学校の理念等は様々なサイトや学校のホームページにも書いてあるので、受験をしていく上で必要になる可能性が高い部分にフォーカスを当てて書いています。

実際に話などを聞きたい場合はぜひご連絡ください。


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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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