サカセルコラム

ホントの姿は行かなきゃ見えない 学校説明会 Column

サカセルの日常

ホントの姿は行かなきゃ見えない 学校説明会

2018.06.26

僕の娘も来年からは幼稚園。

教育業に長年携わっていると、どんな幼稚園がどんな教育を行っているのか、どんな幼稚園が娘に向いているのか、そりゃぁものすごく気になります。

娘が生まれた頃から色々と調べて、有力な候補は以下の3園に絞りました (仮名です)

 

① マリア様幼稚園

・入学金や学費は高め

・小学校受験率は非常に高い

・個々の園児の個性を尊重し、温かく見守る雰囲気

・自宅から自転車で10分強

 

② 体操幼稚園

・入学金や学費は高め

・小学校受験率はやや高い

・みんなでしっかり練習して臨む運動会は見事

・自宅から自転車で10分強

 

③ どろんこ幼稚園

・入学金や学費は安い

・小学校受験率は低い

・園内を裸足で駆け回り。実体験を重視する

・自宅から徒歩5分

 

もともと妻は①のマリア様幼稚園がお気に入り。

キレイで教育意識も高そうなお母様が多く、子供の制服も可愛い、セキュリティも高くて安心、何より個性も伸ばしてくれそう。

 

一方の僕は②の体操幼稚園が筆頭候補。

友達と外でワイワイ楽しむのはもちろん、幼少期から集団行動を身につけられればいいな。

 

③のどろんこ幼稚園は庶民的で明るい雰囲気ですが、やや潔癖な妻にとっては「どろんこ…!?」という印象だったようです。

 

ただ、これはあくまでも各園のホームページやインターネット上の情報、園の外からチラッと見ただけの印象に過ぎません。

ちょうど先週、各園の説明会や見学会が開催されたので足を運んでみたわけです。

 

 

・・・すると。

ホント印象って変わるもんですね。

もともと持っていた各校の像は、所詮は個人的なイメージ、思い込み、先入観に過ぎないんだなと実感しました。

 

まず①のマリア様幼稚園。

園長先生の話など、たしかに慈愛に満ちた温かい幼稚園であることはよく分かるんです。

園内を見学していても、個々の子供たちがそれぞれ好きなことに黙々と取り組み、先生も優しく見守るスタンス。

ただ幼稚園児特有の社会性とでも言うのでしょうか、夏の蝉のように常に声をあげて先生も園児も走り回っているような雰囲気が無いことが、活気が無いように映ってしまうんです。

思えば説明してくれた先生のお話も、現場感が無い理想論というか…

積み木やブロックに集中する一方、公園で泥だらけ、砂まみれになって大騒ぎをしたり、スーパーで走り回る娘には、ちょっと合わない気もしてきました。

 

次に②の体操幼稚園。

組長…じゃなくて園長先生はナカナカの強面ですが、普段も園庭で園児たちと触れ合っていて、説明会の自由見学時もにこやかに説明してくれました(まるでクレヨンしんちゃんの園長先生みたいですね)

園児達も園庭で走り回ったり、別のクラスではみんなで先生の紙芝居に夢中になっていたり、また別のクラスでは子供たちが1列に並んで不安そうに身長測定をしていたり。

しっかりメリハリがきいているという好印象です。

ただ毎日通うとなると、雨天時など距離的に少し苦しいのかな、とも考えたり。

 

最後に③のどろんこ幼稚園。

園長先生のお話、主任の先生のお話からも、ホント子供を見てるなと思いました。

ほとんどの学校説明会では教育理念や行事、進路などの、いわばキレイゴトが中心ですが、どろんこ幼稚園では、先生の話や生徒の作品例など具体的な話が中心でした。

惹きつける話し方も上手で日頃から園児たちがどう過ごしているのか生き生きとイメージすることが出来ました。

見学会では娘も実際に遊びに参加させてもらい、非常に楽しそう。

家からも近く、第1志望候補に急浮上です。

 

 

やっぱり学校の姿は文字や写真の情報だけではなく、実際に足を運ぶことで初めて見えてくるものですね。

先生に話を聞き、園児たちの様子を見て、その上で自分の子供が通う姿をイメージしてみることの大切さを改めて実感することが出来ました。

 

僕も中学受験指導の際、担当生徒の保護者の皆様には「気になる学校があったら、まずは説明会に参加し、特に気に入ったら平日の登下校など、普段の様子も見に行きましょう」とアドバイスをすることが多いんですが、我ながら良いこと言ってたな、と思ったり。

 

さぁ僕の講師としての話が出たところで、ここから無理やり中学受験の話につなげてまとめますよ。

思えば僕も18歳から中学受験業界にいて、色んな学校の説明会に参加する機会はありました。

ただその時は学校の大まかな方針や設備の充実度合い、生徒のイメージを掴むことで実際の指導に役立てようという意識だったのかなと思います。

「ウチの子が通ったら…」という視点には欠けていましたね。

今後は今まで以上に合致する生徒イメージ像を明確にして、より生きたアドバイスが出来るように意識してみます。

今後ともご贔屓に!

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三宅 貴之

この記事を書いたのは...

三宅 貴之

自律学習サカセル代表。
東大寺学園から東京大学に進み、以降は講師としてキャリアを積む。

また講師としてだけではなく、東大生のみを紹介する家庭教師センターを設立し、誰よりも多くの東大生と勉強法を論じてきた経験も持つ。
そして満を持して、2017年に自律学習サカセルを創設。

その昔、高校生クイズで全国大会の準決勝に進出したことも。
現在は卒業生との語らいと娘の成長が楽しみ。

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