青山学院中等部は、渋谷駅・表参道駅から徒歩圏内というアクセスの良さに加え、5年前に建て替えられた校舎も明るく開放的で、毎年多くの受験生からの人気を博しています。
再開発により急速に進化を続ける渋谷の街とともに過ごす6年間(大学まで合わせると10年間)は、人生に大きな影響を与えてくれることでしょう。
今回の説明会には柴田と増田で向かいました。当日は青山学院中等部ならではの学校生活や教育方針、施設の充実ぶり、そして入試に向けた具体的な情報が紹介されました。
この記事では、
【学校生活について】【入試について】【施設について】
の3つの観点から、青山学院中等部の魅力と特徴をまとめていきます。
【最寄り駅】
渋谷駅より徒歩13分
表参道駅より徒歩7分
都バス青山学院中等部前より徒歩2分
【入試日程】
2月2日 AM
国語・算数(50分100点)、理科・社会(25分50点)
【学校生活について】
青山学院はキリスト教信仰に基づく人格教育を重視しており、毎朝礼拝堂で10時15分から15分間の礼拝を実施しています。もちろん季節のイベントとしてクリスマスやイースターの礼拝もあります。
青山学院が発祥とされる「母の日」には、1年生が保護者の前で発表を行います。
小学校から大学まで一貫教育を行っており、大学附属という特性から海外留学生や研究者と交流する機会も豊富です。イギリス・オーストラリアへの留学プログラのほか中国・韓国の学校との交流も盛んで、国際感覚を養える環境が整っています。
大学は150周年を迎え、野球や駅伝の強豪校としても知られています。
1学年は男女16人ずつ8クラス編成(初等部出身者も8人ずつ)となっています。女子はスラックスの着用も認められています。スタディルーム(自習室)やチャットルーム(留学生との交流スペース)もあり、自主的な学びの場が充実しています。
授業内容については「本物」に触れることを重視しており、実験や課外活動に力を入れて生徒の自主性を伸ばす工夫がされています。
3年生から始まる選択授業では、俳句や暗号、株式学習ゲームなどの生徒たちの興味が湧くようなものが用意されており、また、中国語や韓国語を選ぶこともできます。特に中国語は大学の第2外国語で学ぶレベルと遜色ないそうです。
高等部進学後には、青山学院大学の授業を先行受講して4単位取得できる制度もあり、大学への内部進学率は85%となっています。他大進学の主な理由としては、同大学に設置されていない医学部や、国公立大学への進学希望が多いとのことです。
他大学を受験した場合、青山学院大学への内部推薦を辞退することになるので注意しましょう。
【入試について】
青山学院中等部の入試では、男女128名ずつで学年を編成する仕組みとなっており、初等部からの進学者数によって外部募集人数が変動します。
毎年、女子からの人気により倍率が男子よりも高く、合格平均点が男女で大きく異なる点に注意が必要です。
入試問題においては、小学校で身につけた基礎力を大切にしながら、読書や科学への興味を深めてきた生徒を歓迎するスタイルが特徴です。
奇抜な難問よりも、日々の積み重ねを大切にした受験対策が求められるでしょう。
説明会では
・どのような生徒を求めて出題をしているのか
・2025年度入試の各科目における設問ごとの男女・合格者不合格者の正答率
などかなり詳細な説明があったので、詳しくはぜひ学校説明会で確認してみてください。
【施設について】
充実した設備も青山学院中等部の大きな魅力の一つです。
温水プール、人工芝のグラウンド、ハンドボールコート、テニスコートなど、スポーツ施設が整備されています。雨の日でも活動できるような工夫もあるため、運動好きな生徒にとってはとても良い環境でしょう。
各教科専用の教室やスペースも設けられ、先輩たちの作品展示が多く見られるなど、学習意欲を高める工夫が随所に見られます。さらに、「カブトムシ専用の庭」というユニークなスペースもあり、生物への興味を育む環境が用意されています。
ICT環境も整っており、タブレットは全学年1人1台支給され、オンライン英会話も導入されています。これにより、授業の幅が広がり、国際感覚を育む学びが日常的に行われています。
中等部祭(文化祭)は中学生のみで企画・運営され、質の高い発表が人気となっています。予約制なので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
【まとめ】
青山学院中等部は、渋谷という大都市の中心にありながら、落ち着いた学びの環境に恵まれ、国際感覚を育む機会も豊富な学校です。
校舎や施設の充実ぶりはもちろんのこと、日々の礼拝や留学生との交流、自主性を育む行事などを通じて、生徒一人ひとりが「知性」と「人間性」をバランスよく伸ばせる環境が整っています。
実際の施設の風景や生徒の姿を見るのはとても新鮮なので、皆さんも是非一度学校に足を運んでみてください!
※あくまでサカセルでまとめた内容だという点にご留意ください。詳しい内容は直接学校にお問い合わせするか、説明会に参加してみてください。