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【新6年国語】四谷大塚・早稲アカ 1月度組み分けテストはどう対策する? Column

四谷・早稲アカの活かし方

【新6年国語】四谷大塚・早稲アカ 1月度組み分けテストはどう対策する?

2025.01.24

大問1 漢字の読み書き 10問 10点分
大問2 知識問題  20〜30点分程度
大問3 初見の長文問題1 50〜60点程度
大問4 初見の長文問題2 50〜60点程度

※長文問題は論説文・小説文の出題となります。
※範囲は16〜19回です。
※2022年の平均点は約94点です。

・故事成語

簡単な確認はしておきましょう。5点程度なので熱を入れてやる必要はありません。

・季語

こちらも同様に簡単におさらいしておきましょう。
ざっくりで大丈夫です。

・暦の知識

旧暦の名前は覚えておきたいですが、組分けテストではあまり出題されません。二十四節気が組分けテストでは頻出なので確認しておきましょう。マニアックなものは出題されず有名どころである「夏至、冬至、秋分、春分」「立春、立夏、立秋、立冬」が基本的に出題されます。

・接続語

組分けテストの大問2では接続表現の問題が1月には出題されています。基本的に接続語の解き方を確認しておきましょう。

手順
1 前後を読み、要点を拾う
2 関係を考える
3 解答イメージを作る
4 実際に選ぶ

以上が基本的な手順です。

1の「要点を拾う」という練習と2の「関係を考える」では練習と知識が必要になります。要点を拾うには「主語述語目的語を正確に捉える力」が必要なので、それも確認しておくと良いでしょう。関係を考えるでは「接続語の働きを押さえておく」必要があります。(例 つまり…前が具体で後ろが抽象 たとえば…前が抽象で後ろが具体 など)
接続語の関係はしっかり覚えておきましょう。

( ちなみに順接なので言葉を覚える必要は一切ありません。入試にも模試にも出ませんので)
よくない解き方としては「入れてみて考える」です。これはなんとなくの感覚に頼った解き方です。お子様の解き方を確認し、修正しましょう。

・読解の確認

文章読解に関しては今回、総合回となっておりますので、総合的な注意点に関してお伝えしたいと思います。
確認したい事としては「お子様の問題用紙にどれだけ書き込みがあるか?」です。
国語の読解は読書とは違います。「文の内容を楽しむ」というよりは得点するために重要そうな部分にチェックをつける」という意識で取り組むことが重要です。
地図を作るというようなイメージです。読みながら、あとで解くときに使うであろう部分をしっかり押さえておく。これが大事です。
漠然とどこに注目するのかも分からずに読んでいくのは非常に良くないです。
「説明文では抽象に線を引いて、接続表現にチェックをして、物語文では人物像に……」
というように「読む時に何をするのかがハッキリしている状態」を作りましょう。

また、「4年生や5年生の前半では国語の成績が高かったのに、徐々に下がり始めている……」というお子様、特に女子に挙げられる特徴なのですが、こういったお子様も多いかと思います。これは「解き方を知らない」ということが原因であることが多いです。5年生の後半から徐々に問題の難易度が上がり始めており、「今までの感覚が通用しなくなり」、結果として成績が低下します。対策としては、読み方や解き方を学び、論理的に問題を解くことを学ぶことが挙げられます。サカセルに国語の学習のことでご連絡をくださるご家庭にも同じ悩みを抱えてらっしゃることが多いです。相談会などを通してぜひご相談くださいませ。

細かい文章読解に関しては総合回となっており、今まで扱ってきた単元なので今回は割愛させていただきます。
お手数ですが、過去記事をご確認ください。

国語の解説は以上となります。少しでもお役に立てたらと思います。もう少し詳しく聞きたいという方はお気軽にご連絡くださいね。


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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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