夏期講習および夏期集中志望校錬成特訓が終了して、わずか数日。
2学期制の学校ならば小学校の通常授業が始まった直後。
そんな慌ただしいタイミングで、2024年は8月29日(木)に夏期講習マンスリー「実力」テストが実施されます。
SAPIX6年生達がこれまで受験してきたマンスリーテストは、マンスリー「確認」テストで範囲がありましたが、これ以降のSAPIXの試験は全て「実力」テストになります。
中学受験が近づいてきた、と緊張感も高まってきますね。
夏の学習の集大成として好成績を残し、秋以降の志望校対策に弾みをつけたい試験です。
【夏期講習マンスリー実力テストの概要】
実施日程:2024年8月29日(木)
制限時間:50分
配点:150点満点
試験範囲:特定の出題範囲なし
【夏期講習マンスリー実力テストの算数の出題構成】
大問1 :計算問題が2~3問
大問2 :文章題の小問集合が6~8問
大問3 :図形の小問集合が5~6問
大問4~大問6 :典型題中心の大問形式で、小問3問前後を課される
大問7 :発想系中心の大問形式で、小問3問前後を課される
夏期講習マンスリー実力テストからはマンスリー「実力」テストと名称が変わり、特定の範囲がなくなります。
とは言え今回の試験は比較的夏期講習のテキスト内容からの出題が多いことが特徴で、今までのマンスリー「確認」テストらしさも色濃く残していると言えるでしょう。
【夏期講習マンスリー実力テストの算数の難度】
直近5年間の夏期講習マンスリー実力テスト平均点の推移を確認すると、
2023年 65.4点/150
2022年 84.4点/150
2021年 84.0点/150
2020年 86.5点/150
2019年 73.3点/150
となり、直近5回の平均点の平均は78.7点となりました。
平均点が75点前後になることが多いSAPIX6年生の実力テストとしては標準的な難度だと言うことが出来るでしょう。
ただ直近の2023年の平均点は65.4点。
前年を20点近く下回るという、かなり低めの結果となりました。
目標点を事前に決めずに、試験中に取るべきものをきちんと見極めるよう心掛けましょう。
【夏期講習マンスリー実力テストの重要度】
夏期講習の学習の集大成であり、志望校対策に先立っての基礎学力の測定としても重要な指標となる試験です。
ここで好成績を残すことが出来れば秋以降の学習に対するモチベーションの向上にもつながることでしょう。
ただ6年生後期と言われる9月以降はSAPIXのコースを判断基準とした基礎学力の充実よりも、志望校対策のほうが重要です。
夏期講習マンスリー実力テストは決して最重要に位置づけられる試験ではありません。
【夏期講習マンスリー実力テストの対策】
「実力」テストと言いながらも夏期講習内容からの出題も多い夏期講習マンスリー実力テスト。
SAPIXでは7月後半から8月中旬までの全18回の夏期講習で受験算数を応用レベルまで網羅する、学習負荷の大きいカリキュラムが組まれています。
通常の夏期講習期間は毎日の復習に追われるだけのSAPIX生が大多数でしょう。
連日の授業で、どうしても付け焼刃的な勉強になってしまうことは仕方がありません。
まとまった復習期間はお盆休みの4日間と、夏期集中志望校錬成特訓終了後から夏期講習マンスリー実力テストまでの4~5日間です。
このタイミングで該当テキストの理解が浅い箇所や未習箇所を学習できると良いでしょう。
浅く広く復習するなら夏期講習中のデイリーチェックを解きなおしてみることも1つです。
もし手に入るならば夏期講習マンスリー実力テストの過去問を用いての学習にも意味はあるでしょう。
7月13日(土)に実施された7月度復習テストからは約1か月半。
1問1問の学習に追われ続けたことで、50分のテストの感覚が鈍っていることも考えられます。
ただ夏期講習マンスリー実力テストの過去問演習での目的は、SAPIXのテストにおける取捨選択や時間配分の感覚を取り戻すこと。
もし扱うとしても1年分もしくは2年分で充分です。
夏期講習マンスリー実力テストが終わると、いよいよ志望校の過去問演習が始まります。
ここから先の受験勉強は十人十色。
自分に合った勉強の仕方を相談したいなら、お気軽に自律学習サカセルにお問い合わせください。
にほんブログ村にも参加しています。ぜひ下のバナーをワンクリックで応援もお願いします!