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SAPIX6年6月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編 Column

SAPIXの活かし方

SAPIX6年6月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編

2022.06.10

GS特訓が終わり、5月のマンスリーテストも終わり、志望校判定が近づき、いよいよ夏の足音が聞こえ始めましたね。

マンスリーは範囲が決まっている分、志望校判定よりも対策は立てやすいと思います。

志望校判定で点数が高ければ良いですが、悪かった場合に志望校判定まで良くないと生徒自身も辛い思いをすることでしょう。2回連続で悪い結果を出さないためにも、日々の学習が直結するマンスリーをしっかりと取れるように学習計画を立てていきましょう。

【6月度マンスリー確認テストの重要度】

志望校判定が近くにあり、忙しくなる時期です。

2つのテストがともに悪いとコツコツ頑張っているお子様にとっては、モチベーションに響くことでしょう。

生徒自身が調子に乗っていて学習に身が入っていないという場合はここで痛い思いをしてもらい夏に向けて反省を促すということもありでしょう。

しかし、日ごろからコツコツと努力しているのにも関わらず結果がでないと非常にモチベーションの維持が難しくなります。そういうリスク管理の意味でもしっかりと取らせてあげたいテストになります。

【6月度マンスリー確認テストの全体的な対策】

5月中旬~6月初旬にかけての範囲が出題されるテストとなっています。

拡大縮小では相似が登場します。この単元は入試でも非常によく出ますのでしっかりと反復しておきたいですね。

また、変化とグラフにおける水槽の問題や場合の数もしっかり理解を深めておきたいですね。

そんな6月度のマンスリーテストですが、有効な対策としては日々の学習を入念に行うことと、GWなどでしっかりと復習をすることが挙げられます。

優先順位としては、

1. 各単元の仕組みを理解する(思い出す)
2. 典型題を解けるようにする
3. 典型題の解き方を異なる問題にも使えるようにする

の3段階を意識すると良いでしょう。(①ができない場合は②から入っても良いでしょう)

特に算数が苦手なお子様の場合は、平常授業と家庭学習で①や②をどれだけ仕上げられるかが重要です。

また、即効性の高い対策としては、(手に入れることができれば)過去問を解くことが挙げられます。

出題内容や量や、難易度を把握し、自身の弱点を発見できれば時間のあるタイミングで復習をすることができます。

年度の平均点はおおよそ70点~80点程度です。

上記の平均点などと自分の点数を比較し、届かない場合はどこが足りないのか、また届いている場合はどこでより差をつけていくのか、などを考え効率的に学習をしたいです。

手っ取り早く成績を上げるには弱点を克服するのが良いので、弱点と分かる単元がある場合はしっかりと取り組む時間を作りましょう。

【6月度マンスリー確認テストの算数の試験範囲】

61-11 拡大・縮小
61-12 変化のグラフ  
61-13 場合の数
61-14 規則性に関する問題

上記が単元の範囲になります。

以下、ポイントを簡単に解説していきます。

61-11 拡大・縮小

相似に関する平面図形の分野です。

入試における重要な単元になります。確実にできるようにしたい単元です。

また、相似なのかそうではないのかの基本的な見極めは、意外とおろそかにしがちなので一度は確認しておきましょう。

苦手なお子様は典型的なパターンをまずはおさえましょう。難しい問題の多くも典型的なパターンの組み合わせになります。

そう数は多くないので、基本パターンを確実に反復し、取りこぼしのないようにしたいですね。

61-12 変化のグラフ

水槽の問題では

正面図で捉え、整理していき、

時間の比
→ 体積比
→ 時間の比

という具合に比を使うことを意識しましょう。実数で計算しないことが楽に解くコツです。

1000㎤ = 1ℓ も忘れずに。

苦手なお子様は、グラフの状態が実際の形にどう反映されているのかを丁寧に確認していきましょう。

61-13 場合の数

基本的な順列と組み合わせの問題は確実に解けるようにしましょう。最重要事項になります。

不定方程式も手順化して素早く解けるようにしましょう。調べ始める前に、効率的な調べ方がなんであるのかを考える癖をつけることも忘れずに。

投票の問題もできるようにしましょう。

苦手なお子様は、まずは基本的な順列と組み合わせの典型題を確実に処理できるようにしましょう。典型題をすんなりできるようにするだけでもだいぶ変わります。

投票の問題では「ギリギリ負ける」を考え、そこに+1をするという考えを持っていれば、基本的な問題はクリアできます。

61-14 規則性に関する問題

植木算の根本原理をこの際しっかりおさえましょう。

切って休む、のパターンも触れておきましょう。

中空方陣・中実方陣の両方にも触れ、処理する方法を確立しておきましょう。

三角数・四角数は20個ほど暗記しておくと便利です。

複雑な規則性でも、

書き出す
規則性を発見
計算

の3つでたいてい解けます。

どんな規則性があるのかの経験値を積めるとより解くのが楽になっていきます。

【6月度マンスリーテストの算数の出題構成】

大きな大問構成は以下の通りです。

大問1:計算3問程度
大問2:文章題の小問集合が8題程度
大問3:図形中心の小問集合が4題程度
大問4~6:中学受験で頻繁に問われる大問形式の問題
大問7:思考力や作業力が問われる発展的な大問形式の問題

基本的にはどの単元もバランス良く出題されています。

学習方法やテスト結果に関してご質問等ございましたら、お気軽にご相談くださいね。

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SAPIX6年6月マンスリーについては以下もご覧ください。

SAPIX6年6月マンスリーでおさえるべきポイント!算数編
SAPIX6年6月マンスリーでおさえるべきポイント!国語編
SAPIX6年6月マンスリーでおさえるべきポイント!理科編
SAPIX6年6月マンスリーでおさえるべきポイント!社会編

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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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