この記事を書いたのは...
松田 浩志
自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。
大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。
個別指導・家庭教師の自律学習サカセル
サカセルコラム
SAPIX6年5月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編 Column
GS特訓も終了し、充実したGWを過ごせた生徒さんと、そうでない生徒さんがいらっしゃると思います。
特に、GWを頑張った生徒さんはここで結果が出るとモチベーションの向上にもつながることでしょう。しっかりと取りたいところでもあります。
本日はそんなマンスリー確認テストについてお話をしていきますね。
GW明けのテストになります。
6月に控えるサピックスOPの前哨戦にもあたるので、ぜひ弾みをつけたいところですね。また、GWの学習の目標と位置づけし、モチベーションの確保にも役に立つでしょう。
4月~5月初旬にかけての範囲が出題されるテストとなっています。
単元としてはそれほど重くないですので、理解度を深めていきたいですね。
さらに、中学受験の算数における3大テーマである、立体図形が2回に跨って出ており、重要度が高いです。しっかりと取り組みましょう。
また、立体の切断が出てまいります。切り方の方法をしっかりと学び、切れるようにしておきましょう。
そんな5月度のマンスリーテストですが、有効な対策としては日々の学習を入念に行うことと、GWなどでしっかりと復習をすることが挙げられます。
優先順位としては
1. 各単元の仕組みを理解する(思い出す)
2. 典型題を解けるようにする
3. 典型題の解き方を異なる問題にも使えるようにする
の3段階を意識すると良いでしょう。(①ができない場合は②から入っても良いでしょう)
特に算数が苦手なお子様の場合は、平常授業と家庭学習で①や②をどれだけ仕上げられるかが重要です。
また、即効性の高い対策としては、(手に入れることができれば)過去問を解くことが挙げられます。
出題内容や量や、難易度を把握し、自身の弱点を発見できれば時間のあるタイミングで復習をすることができます。
2020年度の平均点は79.6点
2019年度の平均点は75.2点
上記の平均点などと自分の点数を比較し、届かない場合はどこが足りないのか、また届いている場合はどこでより差をつけていくのか、などを考え効率的に学習をしたいです。
手っ取り早く成績を上げるには弱点を克服するのが良いので、弱点と分かる単元がある場合はしっかりと取り組む時間を作りましょう。
61-07 2量の関係
61-08 小数・分数
61-09 立体図形(1)
61-10 立体図形(2)
上記が単元の範囲になります。
以下、ポイントを簡単に解説していきます。
ポイント
正比例・反比例の理解
比を利用して文章題を解く
単元的には比較的軽めといっていいです。
正比例、反比例の根本的な理解をしっかり深めましょう。
また、かなり概念的で抽象的な出題がされますので、算数が苦手なお子様は特に、図や表、式などにまとめるなどしていくと良いでしょう。
ポイント
小数の根本的な理解
部分分数分解の仕組みの理解
循環小数の理解と典型題の解法の習得
既約分数の理解と典型題の解法の習得
まずは、しっかりと分数の意味を理解しましょう。
苦手意識がある場合はA~B(①~③)の問題をじっくりと解き、理解を深めましょう。
部分分数分解では丸暗記はやめ、しっかりと仕組みから理解しましょう。
循環小数や既約分数は仕組みさえ理解できればそれほど難しくないです。基本的な問題を通して、仕組みの理解をしましょう。
ポイント
体積と表面積を正確に出す練習
水深の問題の解法の習得
円錐の問題の基本的な知識の習得と解法の習得
まずは、しっかりと解き切る力を身につけましょう。立体図形は数が複雑になりやすいので、精度の高い計算能力が求められます。3.14の段を暗記していない方などはこの機会にしっかりと覚えておきたいですね。
また、立体が苦手なお子様は、水深の問題などでは平面図形に落とし込んで考えるのも有効です。正面から見た図などをかいて、そこに情報を落とし込んでいくとよいでしょう。
ポイント
さまざまな方向から見たときの見え方の理解と解法の習得
段ごとに切って考える方法の習得
まず、さまざまな方向からの見るタイプの問題において正確に解けるようにしていきましょう。これも真上から見た図などに書き込んでいき、平面図形で考える癖をつけておくと、ケアレスミスの発生を防げるでしょう。
段ごとに切る解き方も非常に重要です。
めんどくさいと考えるお子さんも多いですが、丁寧に調べ上げる力も重要な能力の1つです。数え間違えが起きないように練習をしておきましょう。
立体図形が苦手なお子様は「平面に落とし込んで考える」ということをやってみましょう。頭の中で立体図形を切断したり、回転させたりしないことが苦手克服の第一歩です。
立体図形は特に重要になりますので、積極的に取り組んでおきましょう。
イメージとしては、算数の偏差値が42以下くらいのお子様の場合は、デイリーサポートの「導入と基本」「実戦のAB」あたりのレベルの問題をしっかりと取り切れるようにしましょう。基本的な算数の知識や解き方をおさえましょう。
45を超えてくるお子様は「実戦CD」あたりまで取り組めると良いですね。
この辺りはお子様の単元ごとの得意不得意にもよってくるので参考程度にしていただければと思います。
大きな大問構成は以下の通りです。
大問1:計算3問程度
大問2:文章題の小問集合が8題程度
大問3:図形の小問集合が6題程度
大問4~6:中学受験で頻繁に問われる大問形式の問題
大問7:思考力や作業力が問われる発展的な大問形式の問題
基本的にはどの単元もバランス良く出題されています。
学習方法やテスト結果に関してご質問等ございましたら、お気軽にご相談くださいね。
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SAPIX6年5月マンスリーについては以下もご覧ください。
SAPIX6年5月マンスリーで押さえるべきポイント!算数編
SAPIX6年5月マンスリーで押さえるべきポイント!国語編
SAPIX6年5月マンスリーで押さえるべきポイント!理科編
SAPIX6年5月マンスリーで押さえるべきポイント!社会編
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自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。
大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。
現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。