あけましておめでとうございます。
いよいよ2025年、受験生として駆け抜ける1年が始まりました。
毎回のSAPIXの試験をペースメーカーとして、是非とも頑張っていきましょう!
さて正月気分も抜けきらない中、2025年は1月13日(月・祝)に組分けテストが実施されます。
2月からの新年度のスタートを決める試験です。
ここで好成績を残し、新6年生としての学習に勢いをつけたいところですね。
ここからはそんな1月度組分けテストに向けた算数の準備や対策、心掛け等をお話ししていきます。
【1月度組分けテストの概要】
実施日程:2025年1月13日(月・祝)
制限時間:50分
配点:150点満点
試験範囲:特定の出題範囲なし
【1月度組分けテストの算数の出題構成】
大問1 :計算問題が3~4問
大問2 :文章題の小問集合が6~8問
大問3 :図形の小問集合が5~6問
大問4~大問6 :既習分野から小問2~3問が問われる大問形式
大問7 :その場での発想力が求められ、小問3問前後を課される大問形式
マンスリー確認テストと異なり特定の出題範囲は定められていませんが、出題内容は新6年生時点での受験生の学力を適切に測るため「数」「図形」「文章題」の主要3分野からバランス良く構成されています。
SAPIX生は5年生の夏~初冬にかけて比の複合分野を学んだため、この時点で受験算数の大部分を履修済みです。
扱っていない最頻出分野は「立体の切断」「ダイヤグラムと相似」くらいしかありません。
今回の1月度組分けテストの出題範囲は、実質的には受験算数の「ほぼ全て」と言えるでしょう。
そのため難度は受験を1年以上前にして充分に入試問題レベルに近いと言うことが出来ます。
なお問題数は小問で25~27問なので、1問あたりにかけられる時間は2分弱しかありません。
難度を適切に判断し、解けると判断した問題を確実に処理するような、取捨選択の判断力も求められます。
【1月度組分けテストの算数の平均点】
SAPIXの組分けテストの算数は、平均点が75点前後になるように作られていることが多いです。
直近3年間の新6年生1月度組分けテスト平均点の推移を確認すると
2024年 72.8点/150
2023年 68.0点/150
2022年 86.7点/150
となり、直近3回の平均点の平均は傾向通りに75.8点/150となりました。
ただ2021年以前は70点前後の平均点になることが多く、2022年が例外的に高いとも言うことが出来ます。
SAPIXのテストの中でも平均点が低めの1月度組分けテスト、取るべきものを確実に得点できるよう頑張りましょう。
【1月度組分けテストの重要度】
新6年生のスタートを決める組分け試験なので、受験生としてのモチベーションに火をつけることを考えても重要度は高いです。
また2026年受験組のこの学年は入試休み明けの2月度マンスリー確認テストは実施されず、1月末に1月度復習テストが実施されるため、次のコース昇降の試験は3月度組分けテスト。
2月第2週の新学年からのコース編成なので受講する該当テキスト数は決して多くはないものの、今回の試験結果の出る1月の2週目から3月半ばの3月度組分けテストの結果発表まで、新コースを意識する期間は長いので、その点でも頑張りたい試験になっています。
このように1月度組分けテストの重要度が高いことは言うまでもありません。
ただ平常月の数ヶ月分という多数のテキストを扱う夏休みのコースを決める7月度組分けテストや、6年生後期の学校別サピックスオープンと比べると、最重要に位置づけるほどではありません。
【1月度組分けテストの対策】
特定の出題範囲が無い試験なので、点数に直結する明確な対策はありません。
ただ年末年始を中心にまとまった学習時間を取れるので、弱点分野が明確ならば補強するチャンスは充分にあると言えるでしょう。
その中でも特に5年生の秋に扱った「図形と比」「速さと比」などの比の複合分野に苦手意識があれば、早めの克服は必須です。
苦手分野の発見および克服という点を考えると、冬期講習の算数は「冬期01 数に関する問題」で扱うN進法以外は復習内容が中心なので、学習効率も良いでしょう。
ただ「冬期03 比と割合」「冬期04 速さに関する問題」の掲載内容は重要ではあるものの難度がかなり高いので、以前の学習内容の理解が浅い場合は該当する平常授業や夏期講習のテキスト内容に戻っても良いでしょう。
もちろん手に入るならば、1月度組分けテストの過去問を用いての学習も効果的です。
特に大問2~大問5あたりを学習することは総復習につながり、弱点分野を発見して学習効率を高めることも出来るでしょう。
時間配分や取捨選択の戦略の確認として有効です。
ただ問題はSAPIX小学部の算数科が毎年、威信をかけて新しく作っています。
何年分とやり込むことによって点数が劇的に向上するわけではないので、数年分を解いて形式や自身の学力を確認するくらいの認識で良いでしょう。
このような1月度組分けテスト。
生徒の皆さんが新6年生の好スタートを切れるよう、応援しています!
新6年1月度組分けテストについては以下もご覧ください。
SAPIX新6年1月度組分けテストはどう対策する?算数編
SAPIX新6年1月度組分けテストはどう対策する?国語編
SAPIX新6年1月度組分けテストはどう対策する?理科編
SAPIX新6年1月度組分けテストはどう対策する?社会編
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