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いよいよ、受験生としての1年がスタートしますね。
学年上はまだ5年生ということもあり、実感が湧かない人も多いかもしれません。
それでも、ここからの1日1日の積み重ねが、1年後の結果につながっていきます。
「受験生としての自覚」を少しずつ持ちながら、毎日を大切に過ごしていきましょう。
先日の組分けテストでは、算数がかなり難しく、あちこちから悲鳴が聞こえてきましたね(笑)
ただ、平均点は60.7点とかなり低く、結果を見て少しホッとした生徒さんも多かったのではないでしょうか。
組分けテストの結果に一喜一憂する間もなく、次は復習テストが控えています。
今回はクラスの昇降はありませんが、だからこそ気持ちを切り替えて、しっかりと準備をして臨みたいところです。
復習テストは、「今の自分の理解度」を確認する大切な機会。
点数だけにとらわれず、どこができていて、どこに課題があるのかを意識しながら、丁寧に対策を進めていきましょう。
2026年1月度復習テストは1月30日に実施予定です。
[概要]
● 制限時間50分で150点満点
● 大問1は計算問題が3~4問
● 大問2以降は各テキストの基本から標準的な内容が出されることが多い
● 平均点は80点前後になることが多い
[試験範囲]
● 510-34 立体図形(3)
● F51-01 数に関する問題
● F51-02 平面図形
● F51-03 比と割合
● F51-04 速さに関する問題
● 510-35 ニュートン算
● 510-36 場合の数(2)
● 基礎力トレーニング12月号
それでは単元ごとの対策を見ていきましょう!
【1月度 復習テスト 平常テキストのポイント】
【平常34番 立体図形(3)】
★偏差値50以上をめざすならA1~4、B1~4、C1,2
★偏差値55以上をめざすならA~Dすべてに取り組もう
①展開図、投影図(A2,4)
●円錐の展開図はおうぎ形と円になります。おうぎ形の中心角=360°×半径/母線で求められます。
●投影図は下の図を参考にして
体積の場合⇒底面積に対しての高さはどこか→24㎝
側面積の場合⇒底辺に対しての高さはどこか→25㎝
ということに注意して解きましょう。
②体積と表面積(A1,3、B1,2,3、C1,2)
●柱体の体積は必ず底面積×高さで求めましょう。
●錐体の体積は底面積×高さ×1/3になりますね。必ず覚えておきましょう。
また、筆算だけだとかけ忘れることがあるので必ず式を書いて約分しながら求めましょう。
●表面積はただ面積を求めるだけの計算問題なので正直言ってサービス問題です。
が、図形によって面の見え方が変わったり計算が複雑だったりと、苦手な生徒さんは多い印象です。どのような図形でも混乱しないように上下、前後、左右の方向から見た図の面積を考えて解いていきましょう。その際私は毎回毎回、しつこくしつこく見る方向をメモしながら式を書くように指示していますが、なかなか実践してもらえず泣いています・・・というのは冗談です。メモ書きはめんどうくさいかもしれないけど見直しが楽になるし、ミスも減るので書くことを意識的に取り組んでもらえるといいと思います。
●円錐の側面積は新出ですね。円錐を展開した時のおうぎ形が側面積になります。上記でも示したようにおうぎ形の中心角の割合は’半径/母線’になるので面積は母線×母線×半径/母線×3.14となります。約分すると母線×半径×3.14で求めることができるので必ず覚えておきましょう。
●回転体の体積、表面積は軸にする直線を中心にして回転させた図を描いて上記のように考えましょう。
【平常35番 ニュートン算】
★偏差値50以上をめざすならA1~4、B1~3、C1
★偏差値55以上をめざすならA~D1まで取り組もう
①はじめの量が出ている(A1,2,3、B1、C2)
新出の単元なので仕組みをしっかり理解し、慣れるまでは以下のような図を描いて考えてみるのもいいでしょう。
はじめの量がわかっている問題はニュートン算の導入として使いやすいのでたくさん練習しましょう。慣れてきたら「はじめの量÷(出る量―入る量)=時間」の式を書いて解いていきましょう。
B以降は出る量、入る量の具体的な数字が出ていないので「〇台」や「〇㎏」、「水」や「草」など自分がわかりやすい表記にして式を書きましょう。
たとえばB1番
あとは消去算で3台=12Lとわかるので簡単に求めることができますね。
この考え方ははじめの量がわからない問題でも使えるのでこの段階で習得しておけるといいでしょう。
②はじめの量がわからない(B2,3、C1,3,4、D1)
式の書き方は同じですが、はじめの量がわからないので逆比を使って解いていきます。
たとえばニュートン算らしいお馬さん問題のB3番
馬1頭が1日に食べる量を1㎏とおいて式を立てます。
はじめの量÷(90㎏ー草)=42日
はじめの量÷(80㎏ー草)=49日
草がなくなるまでの日数の比が6:7なので逆比を使うと
(90㎏ー草)=⑦
(80㎏ー草)=⑥
となり、消去算で①=10㎏とわかります。
代入すると1日に生える草の量が20㎏とわかります。
あとは、はじめの量を求めれば簡単に解き進めることができますね。
【平常36番 場合の数⑵】
★偏差値50以上をめざすならA1~5、B1~4、C3,4
★偏差値55以上をめざすならA~Cまで全て取り組もう
①順列・組み合わせ(A1,2,4、B1)
●順列⇒並ぶ順番を考える
例えばカード並べの問題で3と5のカードを並べる時は35と53の2通りあると考えられますね。順番を入れ替えた時に別物として考える場合は順列なので何かで割る必要はありません。
●組み合わせ⇒種類だけを考える
例えば学級委員などを選ぶ問題で6人から2人を選ぶ時(Aさん、Bさん)と(Bさん、Aさん)は1通りと考えますね。選んだ順番ではなく、誰を選んだかが重要なのでこの場合は2人の並び方で割る必要があります。
これらはなんとなくかけたり割ったりして解いている生徒さんが多い印象です。まずは「順列」とは、「組み合わせ」とはなにか根本的に理解した上で問題文からどちらで考えるか判断しましょう。
②和分解(A3、B3,4、C3)
サイコロの目などの和を分解して取りこぼしのないように種類だけを書き出していく問題ですね。
決して難しくはないですが適当な所から書き出すと抜けが生じるので、必ず小さい数字から順番に書き出していきましょう。なお、書き出した種類を並び替える場合(順列)もあるので注意しましょう。
また、A3やC3などは分解する数字を公約数で割ってから書き出していきましょう。
③不定方程式(A5、B2、C4)
一見するとつるかめ算で解ける!?と思うかもしれませんが、全体の個数が出ていないので面積図は使えないことに気づきますね。以下のように式を書いて考えていきましょう。
たとえばCの4番
今回新出の内容になるので根本的な理解を深め、くり返し練習をして定着させましょう。
【1月度復習テスト・ 冬期テキストのポイント】
【冬期01番 数に関する問題】
★偏差値50以上をめざすならA1~3、B1,3、C1~3
★偏差値55以上をめざすならA~D2まで取り組もう
①公約数と公倍数(A1,2、C3、D2)
約数と倍数については4年生で履修しており、5年生になってからも度々出てきているので比較的記憶には残りやすい内容ですね。ただ、求めるものが約数なのか倍数なのか判断できずなんとなく解いてしまっているならしっかり理解しておきましょう。
C3、D2は共通する整数を書き出して探し、2個目からは最小公倍数ずつ増えることがわかれば難しくありませんね。注意すべき点は○○に最も近い数と指定されている時は○○を超えた数も求めてより近い数を答えましょう。
②N進法(A3、B1,3、C1,2、D1)
●普段当たり前に使っているのは10進法だということは知っていましたか?
0~9までの10個の数字を使って数の大きさを表しており、位は一、十、百、千、万というように10倍していきます。使う数字の個数によって何進法か決まるので例えば2個なら2進法で位は1、2、4、8というように2倍していきます。
まずは使う数字の個数に注目して何進法なのかを判断して解いていきましょう。
また、入試問題での出題はN進数と10進数を変換する内容がほとんどです。問題文を読んでどちらを求めればよいのか判断できれば、より解きやすくなるでしょう。
例えばC2番
まず0~5の6個の数字のみをつかっているので6進法だとわかります。
⑴は10進法で100を表す数は6進法でいくつなのかを問われています。
6進法の位は1、6、36、216と増えていくので
100=36の位×2+6の位×4+1の位×4で表すことができますね。
つまり答えは244(に,よん,よん)となります。
⑵は6進法で3205(さん,に,ぜろ,ご)は10進法でいくつなのかを問われています。
これは216の位×3+36の位×2+6の位×0+1の位×5となり答えは725になります。
N進法は入試問題の頻出度は高くない単元ですが、好んで出す学校もあります。
サピックスのカリキュラムではここでしか出てこないので定着させられるようにしっかり理解、反復練習しておきましょう。
【冬期02番 平面図形】
★偏差値50以上をめざすならA1~4、B1~4、C1~3
★偏差値55以上をめざすならA~D2まで取り組もう
この単元はとにかく作図をしないと始まりません。図さえ完成させてしまえば長さや面積を出すことはさほど難しくないので、「転がる辺に対して垂直な線を引く」というセオリーに沿って丁寧に描いていきましょう。また、図に長さを書き込む、しっかり式を書くなど極力ケアレスミスをしないように工夫しながら取り組みましょう。
①円が外側を転がる(A1、B1、C1、D1)
転がる図形の辺と平行な部分は直線を引き、頂点部分は弧を描くように曲線を引いて結んでいきましょう。弧を描いた部分の面積は3.14をまとめて計算しましょう。
②円が内側を転がる(A2,3、B2、C3、D2)
内側を転がる場合は壁側の角の隅と中央部分は通らないことに注意しましょう。また、よく角の部分を90°の扇形と勘違いしてしまうケースが見られるので角には円を描いて考えましょう。B3番で作図してみるとわかりやすいですね。
③渦巻、糸を巻きつける(A4、B3、C2)
渦巻はこれまでに何度も出てきた内容ですが、初めて比を使って解く練習問題になっています。面積の比は辺の比を二乗することを忘れない様に気を付けましょう。
糸を巻きつける問題でも渦巻と同様に比を使って解いていきましょう。
【冬期03番 比と割合】
★偏差値50以上をめざすならA1~5、B1~4、C1,3
★偏差値55以上をめざすならA~Cまで取り組もう
①濃度(A1~3、B2,3、C1)
食塩水の問題は面積図か分数を使って解いていきましょう。
例えばB3番
食塩水のやり取りの問題ですね。1つ1つ丁寧に書いていきましょう。
B2番
解き方は平均算と同じです。逆比を使って解いていきましょう。
②売買損益(A4,5、B1,4、C2,3)
平常17番が初出の内容ですね。売買損益の基本である「原価(仕入れ値)」「定価」「売値」「利益」「損」の言葉の意味が定着できていない場合はこの機会に必ず確認しておきましょう。また、〇割増しや〇%引きなども、もとにする量の何倍になるのか確実に理解しておきましょう。典型題は以下のようなメモを書きながら解き進めていきましょう。
例えばA5番
C3は以下のように線分図なども使って注目すべき点を視覚化してあげるとわかりやすいでしょう。
割合はわからないものを①とおくと式を立てやすくなることが多いので頭の片隅においておきましょう。役に立ちますよ。
【冬期04番 速さに関する問題】
★偏差値50以上をめざすならA~C
★偏差値55以上をめざすならA~D2まで取り組もう
①速さと時間と距離の比(A1,2、B1,2、C1,2,4)
旅人算でも比を使って解く機会が多くなりましたね。
速さと時間と距離の関係性はわかっているのに比になった途端によくわからなくなってしまったという生徒さんをよく見かけます。とりあえず全部比にしてみたり、逆比にしてみたり、となんとなく比を使っていませんか?
ここで一度、速さと距離と時間の比の使いわけについてしっかり確認しておきましょう。また、何の比を使っているのか明確にするために必ず表を書き、整理して考えましょう。
●同じ時間を進む時⇒速さの比=距離の比(同じになる)
A2番は同じ時刻に出発して同時についているので進んだ時間は同じです。
●同じ距離を進むとき⇒速さの比⇔時間の比(逆比になる)
C2番は学校から公園までの距離を2通りの速さで進んでいます。
②全体の距離を仮定する(A3、B3)
池を1周する問題で時間の逆比を使って考える解き方もありますが、3人以上だと使えなくなってしまうので全体の距離を時間の公倍数でおく解き方も知っておくと多様な問題に対応できるでしょう。
③平均の速さ(B4、D2)
正直な所入試ではほとんど見かけませんが、SAPIXのテキストでは結構しつこく出てくる問題ですね。よく考えれば当たり前の内容なのに何度やってもなかなか定着できない、という生徒さんを多くみかけます。
「往復の距離÷往復の時間=平均の速さ」であることを頭に叩き込みましょう。
また、距離がでていない場合は②のように全体の距離を仮定して解いていけば難しくありませんね。
④速さのつるかめ算(A4、C3)
旅人算だけど最終的につるかめ算を使って解く複合問題です。
つるかめが思いつかないと手詰まりになってしまうので途中で変化する(今回は速さですね)場合はつるかめを使うかもしれないということを頭に入れておきましょう。
例えばC4番
60m/分で□分、75m/分で〇分進み全部で52分かけて3.3㎞進むという問題です。合計の時間も距離も出ていて途中がわからないので以下のようにつるかめの面積図を描いて求めましょう。
以上が、5年生1月度復習テストの範囲テキストにおける学習のポイントです。
今回は全7冊とボリュームも多く、新出の内容も含まれているため、「大変そうだな」と感じる人もいるかもしれません。
どんな切り口の問題が出ても対応できるよう、各単元の基本知識や重要なポイントを一つひとつ丁寧に押さえていきましょう!
「思うように勉強が進まない」「正しい解き方や書き方がわからない」など、困ったことがあれば、いつでも気軽に相談してくださいね。
SAPIX生のみなさん、最後まであきらめずに取り組みましょう!
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