サカセルコラム

SAPIXの算数についていけない!こんな時どうすればいい? Column

SAPIXの活かし方

SAPIXの算数についていけない!こんな時どうすればいい?

2021.07.13

小学校5年生の娘がいます。

本人は頑張っているつもりですが、成績が振るわず下位コースで低迷しています。特に悩んでいるのは算数です。今の状態から立て直すことは可能でしょうか。

東京都目黒区 K・Gさん

※プライバシー保護のため、質問者の名前は仮称です。


今回この質問に答えるのは…

三宅貴之

(自律学習サカセル代表 算数科講師)


SAPIXでの中学受験生活、親子で大変ですよね。

毎週の授業の復習に追われ、マンスリーや組分けで一喜一憂することは、SAPIXに通っている限り仕方がないものです。

ただ中学受験をする、SAPIXで頑張ると決めたのなら、是非とも頑張り抜いてほしいものです。

では早速、状況を伺ってみましょう。

SAPIXで思うように学習が進んでいないとのこと、心配ですよね。
直近5回の平均偏差値はどのくらいでしょうか?

えーっと、42.6です。
最近は特に下がり気味で、このままじゃいけないのは分かっているんですが、どうしようもなくて・・・

うーん、本人なりに頑張っているのにその成績だと、モチベーションも心配ですね。
なんとか立て直しの方向性を探りましょう。

まずSAPIXのカリキュラムに乗ることが出来ているかどうかは「偏差値40」が基準になります。

幸い直近5回の平均偏差値は40に乗っているようですし、転塾を考える必要は現状では無いと言えるでしょう。

得意不得意など各科目のバランスはいかがですか?

理科・社会はなんとか平均点前後の成績を取ることが出来ているんですが、とにかく算数が苦手です。

偏差値は良くても45くらい、範囲の無いテストでは30台で低迷しています。

授業中も黒板を写してくるだけで、全然理解できていないみたいで・・・
国語は良い時と悪い時の差が大きく、30台から55くらいまで上下して安定しません。

理社の成績を伺う限りコツコツ努力を重ねているようですね、たいしたものです。
頑張っているだけに今の成績は、ますますもどかしい。

特に中学受験の鍵を握る算数で点数が取れていない状況を改善しなければ、厳しい結果になってしまう可能性が高いと言わざるを得ません。

そうですよね・・・

どうしたら良いんでしょう?

SAPIXの算数で遅れたら…

基本的にSAPIXの算数は授業中に吸収し自宅で反復して定着させる復習主義を採っています。

授業に積極的に参加し、ポイントを掴んで理解できる生徒ならば、非常に効果を発揮する学習スタイルと言えるでしょう。

関連記事:SAPIXに向く生徒、向かない生徒

一方で授業のはじめのほうで躓いてしまい、全く理解できていない状態で、ただ座って時間だけが過ぎてしまっている生徒も少なくありません。

そんな生徒でも家庭学習で、解説を片手に知識をねじ込み、テキストがボロボロになるまで反復を繰り返すことで、デイリーチェックで点数は取れるようになることでしょう。

ただ結局、本質的な理解が出来ていなくて、マンスリーでは取れない状態に陥ってしまいます。

そこで有効なのはポイントだけを予習してしまうことです。

特に有効なのは概念の導入で躓いてしまうと、まったく積みあがっていかない分野ですね。

例えば割合、比、速さ、平面図形や立体図形の公式などが挙げられます。

ちょうどSAPIXから副教材としてBASICが用意されている単元と同じような内容になります。

予習の仕方としては同じ単元の基本的な内容を、予習シリーズなどの他塾の教材の導入部分で勉強する形が良いでしょう。

SAPIXの次回の教材を手に入れて先に解いてしまうことは、SAPIXの授業における集中度を下げる可能性が高く、勧められません。

もちろん僕も、生徒の状況に応じて、少し予習をサポートすることもたびたびあります。僕のほうで類題を作って導入することが多いですね。

生徒たちは予習の成果もあって、SAPIXの授業にも積極的に取り組めるようになり吸収度が向上し、成績状況も改善できていますよ。

とは言え、SAPIXにおける予習はあくまでも緊急事態を回避するための禁断の果実です。

学習のペースを取り戻したら、もとのような復習主義で、なんとかSAPIXにしがみついていくよう頑張っていきましょう!

さて、今回の回答をまとめると以下の通りです。

もちろん自律学習サカセルでは、このような教材の取捨選択のお手伝いもします。お気軽にお問い合わせくださいね!応援しています。


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三宅 貴之

この記事を書いたのは...

三宅 貴之

自律学習サカセル代表。
東大寺学園から東京大学に進み、以降は講師としてキャリアを積む。

また講師としてだけではなく、東大生のみを紹介する家庭教師センターを設立し、誰よりも多くの東大生と勉強法を論じてきた経験も持つ。
そして満を持して、2017年に自律学習サカセルを創設。

その昔、高校生クイズで全国大会の準決勝に進出したことも。
現在は卒業生との語らいと娘の成長が楽しみ。

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