攻玉社、城北、巣鴨、世田谷学園、桐朋、本郷・・・
2/2に中学受験が実施される男子難関校です。
いずれの学校も2/1にトップ校を受験し、その併願先の候補として挙げられることが特徴です。
共通点としては進学指導がしっかりしているというところでしょう。
今日はこの6校の2018年の東大・京大・一橋大・東工大の合格実績を比較し、今後の中学受験への影響を考えてみましょう。
なお早慶や医学部もデータに入れて考えたいところですが、1人で何校も合格にカウントされてしまうので、上記国立大学のみで集計しました。
まずは合格者数を見てみましょう。
参考 インターエデュ https://www.inter-edu.com/
東大・京大・一橋大・東工大の4校への合格率は10%前後で、そこまで大きな差は無いと言えそうです。
各校に注目してみましょう。
まずは攻玉社。
例年通りの実績と言えそうです。
やはり選抜クラスの生徒たちや帰国生が実績を残しているのでしょうか。
入試難度も維持しているので、今後の実績にも期待が出来そうです。
次に城北。
理系教育に定評のある学校らしく、東工大への合格実績が目を引きます。
入学時の偏差値からシッカリ伸ばしてくれる印象ですね。
2018年は受験者も増え、偏差値も戻してくることでしょう。
巣鴨。
かつては東大に数十名の合格を果たしていたことを考えると、やや低調な実績となりました。
ただ巣鴨の掲げる硬教育には根強いファンがいるので、今後に期待しましょう。
世田谷学園。
例年通りの実績と言えそうです。
特待生が実績を担うかと思いますが、もうひと伸びに期待したいところです。
桐朋。
2017年は東大の合格者数が現役で1名と落ち込みましたが、実績を戻してきました。
多摩地区の私立トップ男子校の面目躍如ですね。
一橋大が多いのは土地柄でしょう。
2日入試を新設して3年目。
今後ますます実績と共に偏差値を伸ばしてくることになりそうです。
最後に本郷。
たしかに合格実績は見事なものですが、当時は2日の試験が第1回で、偏差値も高く出ていた時代。
今後の実績の伸びには多少不安が残ります。
とは言え、学校選びの基準は多岐にわたります。
偏差値や進学実績だけにはとらわれず、教育方針や相性などから多角的に判断していきましょう。
2018年の東大合格者数ランキングから中学受験を考える ~その1~ は、こちらをご覧ください。