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個別指導・家庭教師の自律学習サカセル
サカセルコラム
渋谷教育学園渋谷中学高等学校って?② Column
こんにちは。全3回の渋渋学校紹介、
第2回は学校行事についてご紹介します。
わちゃわちゃした楽しい文化祭で、(名目上は学習発表会で)飛龍祭とよばれています。
全体的に校舎が狭いので、定員オーバー感はあります。
メインは中1~高2のクラスの出し物、部活の発表、高3有志の食品販売、有志団体の発表、などでしょうか。クラスの出し物は演劇やミニゲーム、お化け屋敷などさまざま。クラスの企画とロッカーの装飾のそれぞれで投票制度もあるため、どのクラスも、特に高2生は非常に力が入っています。メリーゴーランドやジェットコースター、くるくるまわるティーカップのど文化祭クオリティでないような大型のものまであります。
部活の発表はダンス部、バトン部などが花形で、非常にたくさんの人が見に来ます。
他にも吹奏楽部、有志の劇団、オーケストラ、ミュージカルなど、一日体育館で過ごせるほど発表が充実しています。他にも、理科部の実験や解剖、文芸部やイラスト系の部活の部誌配布、美術部の展示、軽音部のライブ、運動部の招待試合など、文化部も運動部も積極的に活動しています。
飛龍祭には本部委員というものがあり、高2生が主体となって飛龍祭の運営を行っています。本部実行委員長は生徒会長なみに(時にはそれ以上に)人望や実力のある人がなる傾向があり、渋渋において非常に重要な役職の一つです。本部委員は、総務、装飾、広報、設営など様々な部署に別れます。部署長同士、また部署内で後輩と協力して準備を進めていきます。
最もお客さんからみてわかりやすいのが装飾部署かとおもいます。教室以外の全ての装飾はこの装飾部署が行っています。まず校舎に入って目に入るのが玄関のステンドガラス。本来はただのガラス張りなのですが、セロファンと黒い厚紙を駆使してまるでステンドガラスのように飾りつけします。地下一階から3階にかけての階段横の吹き抜けには制作した龍が吊ってあり、階段には紙芝居形式でその年のテーマに沿った物語が切り絵で制作されています。
外部の人は参加できないのですが、在校生は中夜祭と後夜祭に参加できます。
中夜祭は主に軽音部のライブで、後夜祭はダンスの発表とクラス投票の発表です。クラス投票の発表がある分、後夜祭は大いに盛り上がります。ダンスは有志で集まった人たちが出ていて、近年のK-POPブームも相まって異常なほど盛り上がります。ガールズグループがTWICEやBLACKPINKをコピーして踊っていたり、男女グループがBTSをコピーして踊っていたり。(私の在校時とははやりのグループも変わっているとは思いますが(笑))時にはガールズグループに女装男子が混ざっていたりと…。高校生らしく大いに盛り上がる後夜祭です。
スポーツフェスティバル、通称スポフェとして五月末~六月の頭のどこかで開催されます。
雰囲気は結構緩くて、練習も体育の授業中にやる程度。赤青黄色紫の四組に分かれ、若干仮装大会と化しています。チームの色に髪をスプレーで染めたり、黄色組がピカチュウとかミニオンの着ぐるみを着ていたり、赤組が赤本のコスプレ(?)をしたり。
クラスTシャツをみんなで案を出して作り当日着ていますが、みんな好きに加工して着崩しまくっています。先生も結構浮かれていて、毎年牛の着ぐるみを着ている人、ドラえもんの格好をしている人などもいます。カオスです。試合の時は全力で出て、出ていないときは全力で応援して、暇なときには生徒同士や先生と写真をとりにでかけます。
まず海外研修の話をしたいと思います。ここまで海外に行ける機会が多い学校も珍しいと思います。
まず紹介したいのがオーストラリア研修。希望制ではありますが、学年のほとんど(9割ほど)が参加します。
中三の終わりの方に二週間オーストラリアへホームステイをしに行きます。あらかじめ10グループほどに別れ、現地の中学校へ通います。学校の生徒にホストファミリーとなってもらい、一緒に家から学校へ向かい、みんなと同じ授業を受けたり日本人だけで授業を受けたりします。休みの日はホストファミリーに観光に連れ出してもらったり、同じ学校の友達と一緒に出掛けたりと自由に過ごしています。
英語もしゃべれず文化もわからないので不安も多かったですが、旅行会社の方が学校では常についていてくれ、いつでも連絡が取れたので大きなトラブルもなく楽しむことができました。同じ学校だったメンバーは大学生になってもBBQに行くほど仲がいいです。
この間は、オーストラリアのバディが日本に遊びに来たそうで、一緒に回転ずしを食べました。
希望制の海外研修として次世代リーダー研修、アメリカ研修、ベトナム研修、シンガポール研修、イギリス研修など本当にたくさんあり、それぞれ趣旨が違います。次世代リーダー研修は、ハーバード大学の寮に泊まり、現地の人とのディスカッションができたりや講義を聞く事が出来ます。食堂のハーバード生に直撃して話を聞くなどして、自由な時間もありますが、毎日英語で高度な内容の講義を聞いたりプレゼンをしたりするので準備に追われかなりハードですが有意義な研修です。
渋渋では年に一回研修旅行があります。研修という名前ですが、普通の宿泊行事です。
中1は鎌倉(日帰り)、中2は信州(2泊3日)、中3は奈良と京都(3泊4日)、高1は広島(2泊3日)、高2は中国or九州(5泊6日)といった感じ。
中1は鎌倉のほかに、4月の末に2泊3日でオリエンテーリングへ行きます。私の代までは高遠でしたが、現在は秩父のようです。研修の班はランダムでクラス関係なく組まれるので、自然と新しい友達ができます。
現地集合現地解散で、日中の行程も完全に自由です。自由ですが、行き当たりばったりに行動していいという訳ではなく、事前に細かな行程表を先生に提出する必要があります。電車での移動を分単位で書き、交通費や昼食代を1円単位で書いて提出します。ここでの行程表の作成作業が、自身の現在の旅行の手配の手際の良さに繋がっている気がします(笑)
高1の広島研修は平和学習を目的としているため学習感の強い研修旅行となっています。
私の代では、渋渋がスーパーグローバルハイスクールと国から指定していただいていたので、選考に通れば補助金を頂いてフロリダにいく事のできるプログラムがありました。もちろん、遊びに行くわけではありません。
まず、広島へ行くずいぶん前から6人ほどのグループに分かれ、事前の調べ学習をします。現地で調査したいことをまとめ、実際に広島へ行き、原爆資料館などに訪れます。東京に帰ってきてからは、アメリカの高校生にむけたブローシャー(小冊子)を作成し、それに基づいたプレゼンを行います。まずプレゼンを見た教員が37グループほどから6グループまで絞ります。そして、その6グループのブローシャ―をアメリカの高校生へと送り、実際にフロリダに行くことのできる2グループを選考します。
選ばれた2グループは十分に準備をしたうえで、現地の学校へと向かい戦争と平和につてのディスカッションを行います。教会でのプレゼンをすることもあり、学校の外でも活動をします。後日、現地の学生も渋渋を訪れていたので交流することができました。私のグループは一次選考の6グループには入ったものの、フロリダへ行ける2グループに入ることはできず…今思い出しても悔しいです。
平和学習はどうしても暗いイメージが強く、明るく楽しいものとはいえません。平和学習を強制する事への反発を覚える人もいるかもしれませんが、私自身は同年代の友人たち、同世代の外国人と戦争と平和について深く話し合えたことは非常に有意義であったと考えます。
高2の研修旅行は、研修旅行というか修学旅行でほとんど遊びです。学校側としては是非海外へ、という事で中国研修を企画していますが、オプションとして用意した九州研修も人気です。私は中国研修へ行きました。中国研修はツアー旅行の様な感じですが、九州研修は自由度が高く宿でレクリエーションを行っていて、どちらも非常に楽しいです。色恋沙汰が活発になるのもこの時期ですね(笑)。
一年間の留学や、海外大進学のサポートが非常に手厚いです。専門の先生がいることや、多くの海外大へ進学した卒業生がいることが何よりの強みです。基本的に母校愛が強い卒業生が多いので(私もその一人)、後輩が困っていれば何時でも手を差し伸べます。近年はSNSが活発で気軽に先輩と連絡を取ることができます。後輩思いの先輩が多い事も、渋渋の良さといえるでしょう。
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