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定期試験対策アドバイス Column

勉強一言アドバイス

定期試験対策アドバイス

2025.02.11

中学から始まる「定期試験」
学年が上がるにつれて細分化されていき、文系理系に別れる前までは科目数がとにかく多い。(高1で14科目くらいあった記憶がある)最低でも年4回もやってくるコイツをどう扱っていくのか…
今回は部活動や習い事等の放課後が忙しすぎる学生に向けて、こんなやり方はどうかと提案してみたいと思う。

ずばり、、

①学習予定を立てる→表を利用する
②隙間時間の徹底的な活用
③試験範囲を反復しまくる
④自分に合った暗記方法を見つける

以上の4点がポイントだ。

学習予定を立てる

私が通っていた中高(私立の中高一貫校)では、試験2週間前になると全教科の予定が記入できる学習予定表を配布されていた。(図1参照)

図1 学習予定表のイメージ

この表には試験までの14日間でどのようなペースで自習を進めていくのかを可視化できて、To do list 的な使い方になっている。

② 隙間時間の徹底的な活用

学校、部活、課外活動など1日に複数の予定があることを想定した場合に、「毎日勉強する」ことを達成するためには、隙間時間の活用が最も効果的だと考えている。
通学時間や帰宅時間、学校→塾に向かうまでの時間等、意外にも隙間時間は日常にあふれている。そこを勉強に費やすという思考回路にもっていけるかということが成績upにつながってくる。

例)学校→帰宅→塾 という1日(平日
1,学校から自宅までの移動時間に単語帳や授業プリントを暗記することができる
2,帰宅してから塾へ出発するまでに空白の時間があるならば、問題集を解くことができる
3,塾の授業開始までの数分間でも暗記科目や勉強用の動画等も見ることができる
4,塾の休憩時間にも暗記系ができる
→このように、平日は暗記科目に重点を置いて取り組むことが出来る。
 +バスや電車に乗りながら等、身体が動いている時に暗記すると覚えやすい。

例)起床→部活→帰宅 という1日(休日
1,起床から朝ご飯までの時間に問題集や長文読解など時間のかかる作業ができる
2,支度後から家を出るまでの時間にも勉強時間の確保が可能
3,部活までの移動時間暗記系に取り組める
4,帰宅後から夕食までの時間にも勉強時間の確保が可能
5,夕食後から就寝までの時間に暗記科目、問題集系に取り組むことが出来る
→学校のない休日は、移動時間=暗記科目/自宅での隙間時間=読解や問題集等
 のように全科目を満遍なく網羅することが出来る。

Point:1教科当たりの分量は少なく設定しておく☜隙間時間に終わるだけの量に留める

特に暗記系は「毎日見る・覚える作業に取り掛かる」ことが必須。
暗記のコツとしては、アウトプット形式大量に6~7割程度の質で毎日継続することが重要になってくる。

例)世界史の授業プリントが20枚ある
毎日10枚ずつ6割程度の完成度で取り組む
取り組む時は書き写しや音読をしても脳に入りにくいので、「問題形式で取り組むのが重要」

③ 試験範囲を反復しまくる

定期試験対策には「反復」することが最大の重要ポイントだと考える。
→入試と異なり、試験範囲が限定的であるために「いかに反復したか=失点を抑える」 ことにつながる。 
もちろん初見問題も出題されるが、それ以上にメインとなる範囲は【問題集の問題】【授業内で扱ったプリント】などであるはずだ。
→出題される問題が明確であるからこそ、そこを完璧に得点できれば初見問題が解けなかった場合でも得点を確保することが出来る。

Point:「ケアレスミスを含め、得点できる問題を落とさないこと」が得点upにつながる

(具体例)
英語問題集
1, まず1周する ☆間違えた問題にをつける
2, 全ての問題+さらに試験範囲で残っている部分があれば取り組む
 ☆間違えた問題にをつける
3,全ての問題に取り組む  ☆間違えた問題にをつける
4,間違える問題が無くなるまで繰り返す
5,試験前日:チェックが多い問題に取り組む

※チェックしていない問題ごとやり直す方が、暗記の効率が高くなると現代では言われているので、チェック部分以外も含めて丸ごとやり直しましょう。

☞自分が苦手な分野・問題が視覚的に把握でき、重点的に復習すべき範囲も分析できる。

④ 自分に合った暗記方法を見つける

おすすめは身体を動かしながら覚える方法だが、
たくさん書いて覚える、寝る前に覚える、口に出して覚えるetc.
人によってベストな暗記方法は異なってくる。
→最初は全ての方法を試してみて、最も効率的に暗記できる方法を発見していければよい。

Point:どの方法であれ、2週間継続して効果を検証する☜


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自律学習サポーター

この記事を書いたのは...

自律学習サポーター

自律学習サポートコースで、学習管理や科目の質問、採点などを担当する講師陣。
頼れるお兄さん、お姉さんたちが今日もみんなをサポートします。

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