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【6年国語】四谷大塚・早稲アカ6年生 6月度組み分けテストはどう対策する? Column

四谷・早稲アカの活かし方

【6年国語】四谷大塚・早稲アカ6年生 6月度組み分けテストはどう対策する?

2024.05.27

大問1 漢字の読み書き 10問 10点分
大問2 知識問題  30点分程度
大問3 初見の長文問題1 50〜60点程度
大問4 初見の長文問題2 50〜60点程度

※長文問題は論説文・小説文の出題となります。
※範囲は10〜14回です。
※昨年の平均点は約94点です。

漢字に関しては、四谷大塚では「口」の採点が厳しいです。少しでも離れていたり、崩れているとバツになりますので、しっかり真四角で書くのがおすすめです。

知識に関しては10〜13回の内容がバランスよく均等配点で出題されます。しっかりと学習しておきましょう。

・外来語 慣用句

意味を辞書的に覚えるのではなく、「こういう文脈で使う言葉だ」と例文で覚えるようにしましょう。また、何度も暗唱をするよりは問題を多く解くほうが記憶の定着には効果的です。

・三字熟語 四字熟語

近年の中学入試のトレンド的には三字熟語の方が多く出ているように感じます。(統計をとっている訳ではありませんが…)四字熟語やことわざなどの漢字検定のような昔ながら知識問題よりは、実際の日常生活や文章読解で登場するような知識がよく出題されます。しかし、組分けテストでは全て出ますので、組分けテストで高偏差値を取るためには全てしっかり取り組みましょう。

組分けテストの文章題の全体の特徴として「抜き出しが非常に多い」ということが挙げられます。SAPIXのマンスリーテストでは2〜3問程度なのに対して四谷大塚の場合は8〜9問ほど出題されます。(1問4点程度)さらに記述問題の配点があまり高くなく、90字の記述を書いても8〜10点程度しか入らないなんてことも少なくありません。「四谷大塚のテスト」で高い偏差値を取ると考えた場合、選択肢や抜き出し問題などの客観問題で稼ぐということが基本となるとお考えください。

入試での優先事項は 記述>選択肢>抜き出し となりますが、四谷大塚の組分けテストでは 選択肢>抜き出し>記述 となります。この特徴に注意をして時間配分を考えていくと良いでしょう。

・抜き出し問題

抜き出し問題の攻略としておさえておきたいのは「いかに効率よく探すか」です。時間をかけずに点数を稼いでいきましょう。

意識したいこととしては「探す上でのヒントを拾うこと」「捜索範囲を決めること」です。ヒントは空欄の前後や設問の中、傍線部の前後などに書いてあります。このヒントをしっかり拾いましょう。そしてその上で捜索範囲を決めましょう。

気をつけたいこととしては、「いきなり細かく探すのはNGであること」「捜索範囲が決まらない場合はとりあえず前後を探して、そこにもない時は後回しにすること」です。

時間との戦いになりますので、捜索範囲が決まらず、前後にも書いてない場合はサクっと捨ててしまって構いません。他の設問でしっかり稼いでいきましょう。

全体を通して、四谷大塚の組分けテストはとにかく時間との戦いになります。毎年、国語の苦手なお子様が口を揃えていうのが「時間が足りなかった」です。そういったお子様は、平均点もあまり高くないことを考慮して、100%の力で問題に取り組んで時間が足りなくなるよりは、80%程度の力で良いので全ての問題を解き切る、ということを意識して取り組んでみてください。

ここからは各単元の重要な読解ポイントをお伝えしていきます。

・10回 随筆文(3) / 対比の関係①

【読解テーマ】 記憶と人生

随筆文とは「事実や筆者の体験などを通して、筆者の意見や感想を述べたもの」です。詳しくは4月組分けテストの記事に載せていますので、気になる方はご確認ください。

四谷大塚・早稲アカ6年生 4月度組み分けテストはどう対策する?国語編

【読解テーマ】 記憶と人生

記憶と人生というテーマは随筆文では当たり前のように出てくるものなので、しっかりおさえましょう。

随筆文では「体験・事実」の部分と、「意見・感想」の部分があります。

この「体験・事実」が「記憶と人生」にあたります。随筆文では、人生の中のとある体験や忘れがたい記憶などを通じて、筆者が我々に「意見・感想」を伝えようとします。

随筆文はこのような2層構造になっており、もちろん大切なのは「意見・感想」です。チェックをするなどして読み進め、筆者が体験談を通して本質的には何を伝えたいのかをしっかり理解しましょう。

対比の関係①では前回の記事「6月組分けテスト 国語編」でも少しお伝えをした対比の構造が登場します。

四谷大塚・早稲アカ6年生 4月度組み分けテストはどう対策する?国語編

上記の記事では「東洋と西洋」の対比を紹介しましたが、今回は種類を多めに紹介していきたいと思います。

※赤色がプラスで青色がマイナスというわけではありません。

このようによく出る対比のパターンがあります。事前に知識として知っておくと難解な文章が出題されたとしてもかなり読みやすくなります。対比の構造になっている文章を読んだときは、都度しっかりチェックし、自分の中の対比のレパートリーを増やしていくようにしましょう。

そして、重要なのは「筆者がどちらの意見を主張しているのか」を把握することです。

例えば、「科学と自然」のテーマでは、多くのテキストで「自然」を重要視する文章が登場します。そのため、多くのお子様たちは「自然=筆者の意見」と思い込んでしまったりしています。しかし、文章によっては「科学」が大切と主張している文章もあったりします。

このように「思い込み」で文章を読まずに、書いてある文章から筆者の主張を把握していく練習を重ねましょう。

ちなみに主張をおさえる簡単な方法として

・文章のタイトルを確認する。

・最後の方の段落を先に確認する。

などの飛び道具もあります。もしよければお試しください。

・11回 物語・小説(4) / 対比の関係② 

【読解テーマ】 家族と友人

物語文において家族というテーマと友人というテーマはよく出題されます。

・家族のテーマ(愛のテーマ)

家族において重要なのは「愛」という概念です。友人と家族とは人間関係という意味で似ているように感じるかもしれませんが、本質的に大きく異なるので注意しましょう。

中学受験における「愛」とは「相手に対して見返りを求めずに何かをしてあげられること」だと松田は考えています。

例えば、B子ちゃんのことが好きなA君がいたとします。B子ちゃんは生まれつき腎臓が悪く、移植手術を受けなくては生きられません。ここでA君は自分の片方の腎臓をあげられるでしょうか?ここで「YES」と言える場合は「愛」だと言えるでしょう。もちろん、「俺はB子に腎臓をあげたのだから恋人として付き合えるはずだ!」なんて下心を持たずに「YES」と言える場合です。

このケースであれば、B子ちゃんの親であれば喜んで片方の腎臓をあげることでしょう。これが中学受験における「愛」だと思っています。

実際、日常生活において日々の食事や洗濯など、親は見返りを求めず子供たちの世話をします。

これを例の図に当てはめて考えます。

このパターンはあくまで一例ですが、このように心が動くことがとても多いです。

・友人のテーマ(成長・弱者・金・恋・二元論)

松田は友人のテーマというものは教えていません。理由としては、友人のテーマという括りでは主題の範囲が広過ぎるからです。そもそも物語文では多くの文章で友人が登場しますね。これでジャンルを括ったとしても意味がないように思っています。あくまで「成長・恋・弱者・金・二元論」などの主要テーマがあり、そこに友人が絡んでいるという認識で良いです。

ですので、基本的な心の動きは同じです。

〈前の状態〉→〈きっかけ〉→〈後の状態〉

に当てはめて読んでいきましょう。

・12回 説明文・論説文(3) / 因果関係① 

【読解テーマ】 暮らしとテクノロジー

テクノロジー系の話はAIの話題もあり、非常によく出題されます。(昔から頻出ではありますが……)しっかりおさえておきましょう。テクノロジーの話題は「科学・自然」の二元論で考えていきます。

注意が必要な点として、自然側が必ず筆者側の意見ではないということです。科学の発展は大切であるという趣旨の文章も多くありますので、注意しましょう。

因果関係では「そもそも因果関係とは何か?」ということを確認していきましょう。簡単に言うと「Aという出来事が起きるとBという出来事も起きる、という繋がり」です。

例えば

〈A 雨が降ってきた〉 → 〈B 傘の売上が上がる〉

などです。この場合、Aが原因で、Bが結果となります。
物語文の場合は

〈A 悲しい気持ち〉 → 〈B 泣いた〉

のようになります。

理由になる事柄は結果より前に起きたことであるという認識を持つと良いでしょう。(傍線部より前に理由が書いてあるというわけではありませんので注意!)

おさえておきたい点として、説明文では理由として挙げられるのは「事実」となりますが、物語文では事実のほかに「感情」が理由となることがあります。この違いも確認しておきましょう。

いずれにせよ、説明文も物語文も常にこの因果関係の連続になります。ここを意識して読んでいく訓練をすると因果関係が自然と取れるようになり、成績が上昇するきっかけとなるでしょう。

ご家庭でも会話の際などに因果関係をしっかり説明させたりするようにしたり、国語の直しをする際などに、「なぜこれが正解になるの?」「なぜこれを選んだの?」と聞いてあげ、説明をさせるようにすると良いと思います。(しつこいと嫌がられるかもしれませんが……)

・13回 説明文・論説文(4) / 因果関係② 

【読解テーマ】 人間と社会

人間と社会というテーマでは、欧米社会と日本社会の対比の構造などがよく出題されますので、西洋と東洋の対比構造をしっかりおさえておきましょう。

③の西洋社会と東洋社会での考え方や価値観の違いをしっかり理解しておくことが重要です。

また、「人間は動物(自然的なもの)か否か?」という文章も出題されたりします。こちらは前述した「科学・自然」の対比の構造ですね。
よく出る主張としては「人間はどこまでいっても動物であるから自然と寄り添って生きていく必要があるため、環境保護を優先すべき」という自然を大事にする派と「自然保護はもちろん重要だが、テクノロジーの進歩によって環境問題は解決可能なので、科学技術の発展を重要視していこう」という科学技術推進派の意見をよく見かけます。
いずれの立場であっても、環境問題には取り組まないといけないと言っている点はおさえておきましょう。

国語の解説は以上となります。少しでもお役に立てたらと思います。もう少し詳しく聞きたいという方はお気軽にご連絡くださいませ。

四谷大塚・早稲アカ6年生 6月度組み分けテストについては以下もご覧ください。

四谷大塚・早稲アカ6年生 6月度組み分けテストはどう対策する?算数編
四谷大塚・早稲アカ6年生 6月度組み分けテストはどう対策する?国語編
四谷大塚・早稲アカ6年生 6月度組み分けテストはどう対策する?理科編 
四谷大塚・早稲アカ6年生 6月度組み分けテストはどう対策する?社会編


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松田 浩志

この記事を書いたのは...

松田 浩志

自律学習サカセルでは算数・国語、主要2科目を担当。

大手進学塾では、教務主任職として、校舎全体の運営を担当し、日曜日の志望校別コースの最上位クラスから自校舎の基本クラスまで、算数・国語の両科目で毎年幅広くクラスを担当してきた。

現在の趣味はファッション。
もともと古着が好きだったのですが、現在は「キレイめ」なファッションが好み。

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